生活指導は夜にしてくれる?

October 28 [Mon], 2013, 17:53
いつでも、家族の深い深い愛情を頭ではありがたくとらえていましたが、
心の奥の、そのまた奥で疎ましく感じていたのです。
そして、どうしても心配を受けることで僕の何か(おそらく本質に限りなく近い、何か)がつぶされかけるのです。
だから、自立のチャンスをのがしたくはないのです。
父がちらりと時計に目をやりました。
背広の上着まで来ている出勤スタイルでした。
「昨日は、ごめんなさい」
こんな話をしたって昨日の出来事は何も変わらないのに、
どうしてみんな聞きたがるんだろう――それは、今後の教育のため。
分かっている。
これから僕は生活指導されるんだ。
でも別に、日常生活を変えて、こんな儀式ばった空気を作ってまで、
やる必要はないってことを、頭の片隅で少しは、
みんなも思ったりしているんでしょう?理性的に考えれば、
たぶん夕食の席で話したほうがいいんじゃない?何だか、
僕のことを放っておいてそれぞれの日常に戻ると薄情に思われそうだから、
お互いの顔色うかがっているうちに、
席を立てなくなっちゃったんでしょう?うん、分かったよ。
いいよ。僕がね、この流れを変えてあげる。一つ大きな伸びをしてから、
僕はいま、とても眠いんだ。悪いけど、生活指導は夜にしてくれる?
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