高速増殖炉「もんじゅ」14年ぶり運転再開へ(読売新聞)

April 27 [Tue], 2010, 17:48
 福井県の西川一誠知事は26日、1995年12月のナトリウム漏れ事故以来停止している日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の運転再開を前提とする地域振興策、安全対策について、川端文部科学相、直嶋経済産業相と都内で協議した。

 運転再開に向けた最後の手続きで、協議の中で西川知事は「遅滞なく前向きに検討する」と語り、事実上了承した。もんじゅは5月の大型連休明けにも14年5か月ぶりに再起動、高速増殖炉を中心とする国の核燃料サイクル計画が動き出す。

 西川知事と川端文科相、直嶋経産相による3者協議は午前9時半から霞が関で開かれた。西川知事は、県の専門家会議が運転再開の条件としたもんじゅの安全監視の徹底や地元への正確な情報提供のほか、県への財政支援、北陸新幹線の同県内への延伸など地域振興策の拡充を国側に要請した。

 これに対し、川端文科相は「安全確保と情報公開に万全を期す。早期に運転再開をすることが重要で、地域振興策も政府として重く受け止めている」と述べた。

 協議終了後、西川知事は「国から積極的な回答を頂いた」と述べ、あす27日にも、3者協議の結果について河瀬一治・敦賀市長と話し合う。河瀬市長は既に運転再開受け入れを表明しており、西川知事は28日にも地元で文科相と会談、再開了承を正式に伝える。

 正式了承を受け、原子力安全・保安院が数日間、もんじゅの施設立ち入り検査を行う。安全を確認後、連休明けにも起動を開始、1〜2日で核分裂が連鎖的に起こる臨界に達する。

 運転再開を巡って、原子力機構は当初、3月中を目指していたが、福井県が北陸新幹線の延伸など地元振興策の確約を迫り、3者協議などの調整が遅れていた。

 もんじゅは2005年から改造工事に着手し、ナトリウム漏れの防止対策などを実施した。原子力機構は昨年11月、もんじゅの安全性を確認したとする最終報告書を提出。国は今年2月にもんじゅの運転再開を妥当と評価し、3月には耐震安全性を確認した。

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石塔 「韓国に返して」市民団体が要望(毎日新聞)

April 24 [Sat], 2010, 3:15
 日本最初の私立美術館として知られる大倉集古館(東京都港区)にある石塔が日韓併合下の韓国から持ち出されたものとして、現地で「返還」を求める動きが起きている。20日、韓国の市民団体代表らが来日し要望書を渡したが、集古館側は「大切に保存しつつ一般公開しており、ここで展示したい」としている。今年は日韓併合100年にあたり、議論の種にもなりそうだ。

 集古館などによると、石塔は高麗時代の11世紀に作られ、現在の韓国・利川(イチョン)にあった。1915年ごろ、ホテルオークラ創業者、大倉喜七郎の父喜八郎が日本に持ち帰った。現地には対となる石塔が残っているが、損傷が激しいという。

 市民団体側は「利川に戻されるべきだ」と、昨年11月から署名活動を始め、約6万人の賛同を得たという。一方、集古館側は「今すぐ寄贈することは考えていない。ただ、文化交流は積極的にしていきたい」とする。

 文化庁によると、石塔は33年、国の重要美術品に認定。根拠となる法律は50年に廃止されたが、現行の文化財保護法付則に「(重要美術品の)認定物件は当分の間効力を有する」との規定がある。

 文化庁は「文化財を巡っては、65年の国交正常化時の協定で、約1300点を韓国側に『寄贈』することで決着した」との見解で、「今回の問題は、お互いに話し合ってもらうほかないが、重要美術品に認定された状態では、法的に国外持ち出しは規制される」とする。【曽田拓】

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夫婦の不仲のつけを背負わされ… 奈良・桜井市男児餓死事件(産経新聞)

April 22 [Thu], 2010, 16:23
 【衝撃事件の核心】

 「顔が夫に似ていて憎らしかった。この子には愛情がわかなかった」。そんな理由で母親はわが子を死に追いやった。奈良県桜井市で、会社員、吉田博(35)と妻のパート従業員、眞朱(26)両被告=ともに保護責任者遺棄致死罪で起訴=が長男の智樹ちゃん(5)に食事を与えず、餓死させたとされる事件。捜査当局の調べに対する両親の供述から浮かび上がったのは、夫婦の不仲の“つけ”を一身に背負わされた幼子の悲劇だった。

 (永原慎吾、徳原麗奈)

 ■いびつな生活

 博被告の勤務先で知り合った2人が結婚したのは平成15年5月。翌年に智樹ちゃんが生まれ、桜井市粟殿のハイツで暮らし始めた。眞朱被告は「(智樹ちゃんが)かわいくてたまらない」と自分の両親に話すほど、溺愛(できあい)。3人で出かける日もあり、絵に描いたような幸福な家庭だったという。

 そんな家族関係に微妙な変化が起き始めたのは18年12月に長女(3)が生まれたころだった。眞朱被告が長女の育児にかかりきりになると、智樹ちゃんがすねたり、眞朱被告の気を引こうと暴れるようになった。

 眞朱被告は当初はしつけとして、智樹ちゃんをたたいたり、つねったりするようになったが、暴力はエスカレートしていき、頻度も増えていった。暴れる智樹ちゃんが手に余るようになると、ロフトと呼ばれる室内のスペース(床面からの高さ約2メートル、幅・長さ約2メートル)で智樹ちゃんを寝かせるようになったという。

 事件後、ある捜査員は「もし、智樹ちゃんをロフトの上で生活させるようなことをしなければ、狭い部屋に肩寄せ合って穏やかに暮らし、後の悲劇も防げたのかもしれない」と語った。

 同じ室内に住みながら、智樹ちゃんだけをロフト上に隔離するといういびつな生活が始まったのはこのときからだった。

 ■家族をつなぎとめたのは…

 同じころ、仲が良かった夫婦関係もこじれ始める。博被告が親族の借金の保証人になっていたことを眞朱被告が初めて知り、その後も博被告が親族のマンションの延滞料金の肩代わりをするなど、金銭問題が夫婦関係をむしばんだ。

 眞朱被告は博被告だけでなく博被告の実家とも折り合いが悪くなり、ストレスを募らせるようになった。そのはけ口となったのが、智樹ちゃんだった。

 しつけだったはずのせっかんは理不尽な暴力へと変貌(へんぼう)し、智樹ちゃんの髪を引っ張って、机に頭へぶつけるなどの虐待を繰り返すようになった。事件後に県警が押収した机には血痕のようなものも付着。智樹ちゃんの遺体には数十カ所のあざがあったほか、腕にはアイロンを押しつけたとみられる痕跡も残っていたという。

 眞朱被告に対し、博被告はどこまでも無力だった。エスカレートする眞朱被告を止めるのは父親である博被告の役割でもあるはずだが、「妻に嫌われたくない」と考えた博被告は眞朱被告の虐待を見て見ぬふりをし、同調してせっかんを加えることもあったとされる。

 「幸福そのものだったはずの家庭は、このころにはガラス細工のようにもろくなっていた。壊れそうな家族をつなぎ止めていたのがおそらく智樹ちゃんだったのでは。智樹ちゃんが虐待を受けることで、家族はようやくバランスを保っていたのでは」と捜査関係者。

 幼稚園や保育所にも通わせてもらえず、外部と完全に遮断されたいびつな世界に閉じ込められた智樹ちゃん。親たちから満足な愛情を与えられない子供たちの身長や体重が伸び悩む「愛情遮断症候群」に陥っていた可能性もあるという。

 死亡時の智樹ちゃんの身長は約85センチで厚生労働省が公表している2歳〜2歳半の男児の平均(平成12年で87・1センチ)に近かった。

 児童虐待に詳しい、津崎哲郎・花園大学教授(児童福祉論)は「乳幼児虐待事件では愛情遮断症候群がしばしば見受けられる。智樹ちゃんも、『愛情がわかない』という両親の感情を敏感に感じ取り、成長が滞るようになったと考えられる」と分析する。

 両親の暴力は次第に、無関心へと姿を変えていった。眞朱被告は昨年5月から橿原市のショッピングモールでパート従業員として勤務するようになった。長女はショッピングモール内の託児所に預けていたが、智樹ちゃんはロフトの上に放置したまま。真夏にクーラーもつけずに外出することもあったという。

 昨年9月には、眞朱被告は智樹ちゃんの食事も満足に与えなくなり、細長く巻いたおにぎり2個と水だけを1日分の食事として置いたまま出かけるようになった。

 智樹ちゃんの体はだんだんとやせ、今年に入ったころには食事を与えても食べられないほど衰弱した。

 弱っていく智樹ちゃんを隠したかったのか、ハイツに遊びにきた自らの両親にも「(智樹ちゃんは)夫と一緒にどこかへ遊びに行っている」などとうそをつき、会わせないようにしていたという。

 ■私が母親でなければ…

 智樹ちゃんは今年2月末には全く食事を受け付けられないようになった。それでも、両親は智樹ちゃんを病院に連れて行こうとはしなかった。

 逮捕後、眞朱被告は県警の調べに対し、「救急車を呼べば虐待を詮索(せんさく)される。刑務所に入りたくはなかった」などと供述。死にゆくわが子を前にしても眞朱被告は、保身のことしか考えていなかった。

 眞朱被告がようやく電話を取り、泣きながら県中央こども家庭相談センターに連絡をしたのは翌月3日のことだった。

 捜査関係者によると、保護されたときの智樹ちゃんは「骨と皮のような状態」。智樹ちゃんは搬送された病院でまもなく死亡。両親は県警に保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された。

 死にゆく智樹ちゃんはもうろうとする意識のなかで何を思っただろう。家族がまだ幸せだったころのやさしい“慈母”の姿だったのか。それとも、暴力を振るい、食事を与えない“鬼母”だったのか。

 逮捕された眞朱被告は取り調べに対し、泣きじゃくりながらこう話したという。

 「私が母親でなければ智樹は元気に育っていた」

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福岡の鴻臚館史料一部焼く…放火の可能性(読売新聞)

April 21 [Wed], 2010, 0:29
 15日午後7時35分頃、福岡市中央区城内の鴻臚館(こうろかん)跡調査事務所から出火、プレハブ平屋の事務所約125平方メートルの一部を焼いた。普段は火の気がないことから、福岡県警中央署は放火の可能性もあるとみて調べている。

 同署の発表などによると、散歩中の女性が煙に気づいて119番。約45分後に消し止められたが、史料の一部が燃えた。事務所には出土した土器や陶磁器、調査用の図面、出土品の写真など約500箱分を置いていた。国や市の指定文化財などはなかったという。

 鴻臚館は古代の迎賓館で、市教委が発掘調査を進めている。この日は調査員ら5人が勤務。午後5時40分頃に事務所を出ており、出火当時は無人だった。

 14日午前には、事務所の西約500メートルにある市指定文化財「名島門」の扉の一部を焼く火事が起きており、同署は関連も調べる。

 市消防局は16日午後、名島門の周辺に放火監視機器2台を設置する。センサーが炎を感知すると、音を出して威嚇し、周辺に火災発生を知らせる。

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「漱石の思い出」を紹介 新宿区(産経新聞)

April 20 [Tue], 2010, 1:12
 新宿区は文豪、夏目漱石が晩年を過ごした同区早稲田南町の住居「漱石山房」と、そこに集まった弟子たちを紹介する小冊子「漱石山房の思い出」を発行した。区立図書館などで1万部を無料配布している。

 小冊子は漱石の生涯、家族、山房での暮らし、弟子たちとのエピソードなどを写真を交えて紹介。区内の漱石ゆかりの場所や作品に登場した寺社、坂なども取り上げ、「漱石まち歩き」が楽しめるよう構成されている。A5判、36ページ。

 「漱石山房」は漱石が大正5年に永眠するまで9年間暮らし、「三四郎」「それから」など代表作を執筆した場所。毎週木曜日には寺田寅彦、芥川龍之介ら弟子たちが集まり、漱石と議論や歓談し、親交を深めたとされる。

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日医・原中会長が総研所長を兼務―歴代会長で初(医療介護CBニュース)

April 14 [Wed], 2010, 15:08
 日本医師会(原中勝征会長)は4月6日、執行部の職務分担表を公表した。原中会長は総括を担当し、日医総研(日本医師会総合政策研究機構)の所長も務める。日医によると、会長が総研所長を兼ねるのは初めて。

【日本医師会執行部職務分担表詳細】


 横倉義武副会長の担当は地域医療、日医総研、広報・情報など。羽生田俊副会長は倫理、医賠責(医師賠償責任保険)、公衆衛生などを、中川俊男副会長は医療保険、介護・福祉、医療政策などを担当する=表=。
 また、高杉敬久常任理事は医療事故にかかわる医療安全などを、藤川謙二常任理事はチーム医療で注目される医療関係職種などを受け持つ。


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銃声 連続発砲か 福岡県大牟田市の住宅2カ所で(毎日新聞)

April 12 [Mon], 2010, 19:05
 11日午後1時50分ごろ、福岡県大牟田市南船津町の住民から「未明に銃声が数発聞こえたという話を聞いた」と110番があった。駆けつけた福岡県警大牟田署員が同町4の無職女性(48)方で窓ガラスの破片を見つけた。窓枠などに数発の弾痕があった。

 また同日午後11時40分ごろ、同市明治町3のマンション付近の住民から「けん銃の発砲音のような音が数回聞こえた」と110番があった。県警は連続発砲事件の可能性もあるとみて調べている。

 南船津町の事件では当初、県警に対し家にいた男性が屋内の確認を拒否。このため、検証許可令状を得て同日午後11時ごろから屋内外を調べ、弾痕を確認したという。

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張が3連勝で初防衛=囲碁十段戦(時事通信)

April 08 [Thu], 2010, 20:13
 囲碁の張栩4冠(十段、王座、碁聖、棋聖)に山下敬吾天元が挑戦する第48期十段戦5番勝負の第3局が8日、長野県大町市の「くろよんロイヤルホテル」で行われ、午後5時49分、275手で黒番の張が中押し勝ちし、3連勝でタイトルを初防衛した。持ち時間各4時間のうち、残りは張49分、山下1分。 

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April 06 [Tue], 2010, 21:30
 若林正俊・元農相の「二重投票」で問題となった参院本会議の押しボタン式投票は、参院改革の一環として1998年1月に導入された。

 議場の各議員の議席上に「賛成」「反対」「取消」の三つのボタンを備えた投票機が設置され、議員は「賛成」「反対」のボタンを確認ランプが点灯するまで押し続ける仕組みだ。

 隣席のボタンは少し手を伸ばせば届く。議長が投票終了を告げるまでは、賛否の変更や取り消しが可能で、投票結果は議場内の電光掲示板に表示される。

 本会議への出席は、議席上の「氏名標」と呼ばれる札を立てたかどうかで、事務局がチェックしているが、投票時に着席しているかどうかは確認していない。

 氏名標を一度立てると、席を離れても倒さないことが多く、議場の外に出てもわからない、という。

 このため、出席者と投票者の人数の違いで今回のような二重投票が発覚することはなく、民主党には、若林氏がこれまでも二重投票をしていた可能性を指摘する声もある。

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<普天間>「腹案は既に用意している」と言明…鳩山首相(毎日新聞)

April 05 [Mon], 2010, 11:30
 「腹案は既に用意している」。鳩山由紀夫首相は31日の党首討論で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し自民党の谷垣禎一総裁に、政府案は実質的に固まっていると強調した。また「現地の了解がなくて案を進めることはない」と明言、地元の了解が前提との考えを示した。だが、政府案を巡り関係閣僚や与党幹部の間では異なる思惑が交錯している。

 首相は「腹案とは県内か、県外か、国外か」と詰め寄られ、「今日まで平和を維持するために沖縄の皆様方が大変貢献してくださった。これからは全国の皆様方がその負担を分かち合う思いを共有していただきたい」と述べ、「県外移設」を視野に地元自治体関係者の説得に自ら乗り出す考えを示した。普天間の危険性除去でも「2014年より遅れることはできない」と表明した。

 首相発言について、平野博文官房長官は31日の記者会見で「2014年を待たずともできる限り負担を軽減する。危険性除去は常にしていかなければならない」と説明。しかし、首相の「腹案」については真意を測りかねているようで、「決定かどうか分からない。首相としては腹に持っておるということだ」と述べるにとどめた。

 政府内では、普天間本体は県内移設とし、キャンプ・シュワブ(同県名護市)の陸上部と米軍ホワイトビーチ(同県うるま市)沖合に加え、基地機能を分散移転させる県外の移転先を増やすことが検討されている。

 平野氏はホワイトビーチ沖合に人工島を建設する案に積極的だが、社民、国民新両党幹部が同日そろって「反対」を申し入れ、地元も反対しているのが実情だ。

 社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は31日の記者会見で、「腹案」発言を「沖縄の負担軽減のためという思いは一緒。首相を支えて問題解決を図りたい」と評価した。【上野央絵】

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