まえがき 

2007年08月06日(月) 23時01分
同じ部活の先輩が好きで好きでしょうがなかった。

好きで好きで、好きで好きで、しょうがなかったの。
なのに、先輩に彼女が出来た。

私、好きで好きでしょうがなくて、初めての本気の恋で、

初めて、積極的になった。

そうなのよ。
あれが初めての本気の恋だったのよ。

あれが始まりだったのよ…。

――――――――――――


高校入学して、早々と日々は過ぎ、バカ騒ぎして、女だけれども無理にぶりっこしないで、ただ毎日楽しくて。
本当は、誰かと付き合ってみたくて、付き合うなら部活のあの先輩がいいなあと思っていて。
部活を仕切る部長。
性格がどんななのかは知らなかった。
ただ、入部説明会で話を聞いていて、一方的に運命を感じていた。


でも、部長には彼女がいた。
他校の年下の彼女がいた。有名な話だった。
私、だから好きだけど本気ではなくて、だから好きな人はいなくて、そうしたら7月に先輩は彼女と別れた。

これが運命で、
私、それから部長のことばかりひたすら考えていて、
メールアドレスを頑張って聞き出して、
メールをして。

送信する前、何度もメールの文を推敲して。
メール受信するたび、鼓動が激しくなって。
メールが来ないと一日中死にそうになって。

片思いが楽しいなんて嘘じゃないのかしら、なんて思って。

いつも髪型が気になった。
恋した瞬間、見た目を気にするようになった。
夜遅く、先輩の教室に行った。
すれ違うたび体が熱くなった。



でも、
だんだん苦しくなっていった。

先輩のメールの返事が遅い。
…避けられてる?
不安がよぎる。
周りから、「告白しちゃいなよ」って言われたけど、
振られるのが怖くて、来週告白しよう、来週告白しよう、ってずっと日にちを後延ばしにしているうちに、

……いつのまにか毎日、先輩と、とある女の子が仲良さそうにしていた。
有名な女の子。
一個上の学年の部活の先輩。
噂によると、彼女、男女関係で、鬱になったとかなんとか。

かわいそうな人。私、噂を聞いて、同情してた。

でも、
なんで、その子が先輩と仲良くしているのかしら。


毎朝見るのは、その子と先輩の登校姿。
毎朝見るのは、その子と先輩の歩く姿。

毎朝その後ろを歩く私。
胸が痛くて、見たくなくて、苦しくて、
そんな日々が、3月。




そして5月。
いつのまにか高校2年生。
部長に聞いた。
「付き合っているんですか?」

返ってきたメールは、
「いや、いつもいろいろ相談されてねー(^^;)」



鬱病の人に相談されたら、さすがに一緒にいるしかないのかもしれない。
きっと、そうだ。
きっと、そうだ。
きっと、きっと…。

きっと、きっと…。



二週間後、メールがきた。
「ごめん。あの時は誰にも言わない約束をしてたから嘘をついた。本当は付き合っていますm(__)m」

この時、私の心臓が凍りつき、手がいきなり震えだした。
ただ、恐怖が私を包んだ。
先輩に、彼女が出来た。
先輩に、愛する人が出来た。

情報を整理すると、
彼女が部長に告白したらしい。
鬱病の人に告白されて、断る人なんているのかしら。


――――――――――――


意地なのか、恋なのか、わからないまま、私は密かに半年間、部長を想い続けた。
苦しい半年間、ただ少しの望みを、胸に抱いて、想い続けた。




そしてついに半年間の耐え抜きにより心が爆発しそうになったその時、

私の物語は始まった――――。

初めまして 

2007年08月06日(月) 20時29分
ヤプログ初です。


主に、小説を。

よろしくおねがいします。

あいこ
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プロフィール
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