世界で一番愛した人A 

2006年03月01日(水) 9時33分
くるみの最低最悪な中学2年も終わり、新たな気持ちで中3を迎えた。
何せ、クラス替えがあったからあのムカツク久美子ともその取り巻きとも
おさらばなのだ!
中3初めての登校日すがすがしい気持ちで家を出た。

くるみはいつも女子4人で登校していた。
この4人は小学校から一緒でとても気の合う4人だった。
くるみの家から学校までは4・5kmもあり徒歩での登校は大変だったが
あ〜でもない、こ〜でもないと4人で話していると苦にはならなかった。
いつものバイパス沿いを通り、あまり知られていない秘密の階段を下り
ちょっと暗い路地を抜け線路を越えると大通りに出る。近道なのだ。
その線路を越え、横断歩道で信号待ちをしていると、目の前のコンビニに陸がいた。陸もいつもの男子4人で登校しているようだった。
陸と目が合ったくるみはなぜだかわからないが、体中に電気が走ったような感覚があったかと思うととてもドキドキしていた。


くるみが陸に一目惚れした瞬間だ。


くるみと陸は中2の時同じクラスだったのだ。
その時は意識したこともなく、背が小さいサッカー少年でちょっと物静かな男の子。という感じでしか思ってなかった。
何とも想った事なかった陸にどうして一目惚れしたのか自分でも謎だったが、陸を見つめるだけでトキメキ、目が合うと心臓が口から出そうなくらいドキドキした。このドキドキ感がとても新鮮でもっと陸を見つめていたいと思うようになっていた。


恋ってこんな一瞬ではじまるものだとこのとき初めて知ったのである。

世界で一番愛した人@ 

2006年03月01日(水) 8時51分
くるみの片思いのお話である…

くるみはちょっと気の強い活発な中2の女の子
しかし、くるみはクラスでいじめにあっていた。
楽しいはずの体育祭も一人ぽつんと…
元凶の久美子の言いなりなのか、クラスの雰囲気が
そうさせているのか、みんなくるみの様子が気になるものの
くるみに声をかけるのはどうかと躊躇している様子が
くるみにもわかっていた。

元々ちょっと気の強いくるみ。
こんないじめなんかに負けるものか!と思いつつも
ナイーブな面も持ち合わせていてかなり参っていた。

「くるみ」
と話しかけてくれる少数の友達にも
「私と話したらまずいよ」
と、自分から遠ざけていた。

そんな寂しい毎日に耐え切れなくなったくるみは
とうとう登校拒否をするようになった。

くるみの家族はいじめの理由については詳しく聞くことなく
くるみが早く学校に復帰できるように、いじめの辛さを
忘れられるようにとコスモス園などに連れて行ってくれたり
登校しない事を責めることはなかった。
そんな親の愛にありがたさを感じ、登校したい気持ちは
あるものの、あの寂しい学校生活が嫌でなかなか登校できなかった。

登校拒否から10日が経ち、くるみ自信このままではダメだ!
と思い登校する事を決心した。

クラスではくるみと久美子の喧嘩の原因やクラス全員で
いじめをしたことについての話し合いが行われていたようだ。
くるみが10日ぶりに登校すると、同じ部活の美佳子が話しかけてくれた
その後、優や清香も話しかけてくれて、くるみは徐々に元の明るさに
戻っていった。

人間の暖かさや冷たさを学んだ中2だった。

小さな恋の物語E 

2006年02月24日(金) 1時20分
後日談…

寧々が入った部活にたまたま鉄兵の姉がいて、寧々のことを知っていた。

姉の話では、バレンタインの時渡したチョコがとてもうれしかったらしく

鉄兵は毎日1個づつ姉や弟にも分けることなく食べたそうだ。。。



今では鉄兵も1児の父になり綺麗な奥さんと幸せそうにしている。

鉄兵の姉とは先輩と後輩という関係なので、今でも会うと話し

なぜか先輩は鉄兵のことをいろいろと教えてくれる^^;

いつかこの頃の話を鉄兵と出来る日がきたらいいな〜などと思ってみたり(笑)

今でも恥ずかしがり屋の寧々なのできっと話すことなどできないだろう(笑)



小さな恋の物語E(完結) 

2006年02月24日(金) 1時19分
月日の流れははやいもので、寧々は卒業を迎えた。

卒業式では無事に卒業できることのうれしさと

それ以上に鉄兵と離れなければならない悲しさで号泣した。

中学生と小学生という当時では考えられないカップル。

自分自身もこれからどうやって鉄兵と連絡をとっていけば

いいのかわからなかった。

何せ、電話など1度もしたことがなかったのだから…

というのも、寧々の母親はとても厳しく男と電話?

絶対ダメ!!彼氏?もっての外!!出て行け!!

くらいの勢いだったのだ…

これから先、どうしていいかわからぬまま

「俺は離れても寧々だけが好きだ」の言葉を信じて

小学校をあとにした…。




桜の花が咲き寧々は中学生になっていた。

当然といってはなんだが、卒業以来鉄兵とは会っていない。

ある日、親友の一人が久々小学校に遊びに行って見ない?!

先生にも制服姿見せたいし〜♪と言い出したのだ!!

おぉー!!!これは鉄兵に会えるかもしれないじゃん!!

寧々はドキドキとうきうきで胸が高鳴っていた。




久しぶりの小学校へ行くと、たった1・2ヶ月前まで通っていた

学校なのに小学生がやけに子供に見えた。

鉄兵はどこだろう!その思いだけの寧々は先生に会うことなど

正直どうでもよかった。

あ!!グラウンドで鉄兵を発見した!!

鉄兵も寧々に気付き走って来てくれた。

鉄兵の第一声「髪切ったの?前の方がよかった…」

( ̄□ ̄;)~ガーン

返す言葉がなかった…



寧々は中学入学前に肩下まであった髪をベリーショートにしたのだ。

なぜか知らないが、母が中学校では二つ結びにしないといけないと

言い出したからだ。二つ結びが似合わなかったので仕方なく切ったの

だった。(というより無理やり母に切るように言われたのだった)

鉄兵の思いもよらない一言に寧々は傷つき、何を話したのか覚えてない。


こうして、寧々と鉄兵の幼き恋は終わったのだ…。




小さな恋の物語D 

2006年02月24日(金) 0時11分
寧々と鉄兵が両想いになって初めてのバレンタインデーがきた。

寧々は張り切って鉄兵の為にチョコを買いに行った。

鉄兵はどんなのが好きかな〜可愛いのがいいかな〜

鉄兵のことをいっぱい想像して…それだけで寧々の心は満たされていた。

寧々は鉄兵より一つ年上という事もあってか、少し大人びた

透明の箱にゴールドのハート型ケースの中にゴールドの包み紙で

チョコが包んである物にした。

大人びた物がよかったというより、寧々の鉄兵への想いはこの

ゴールドのように光り輝いていたんだろう。

「あ〜鉄兵喜んでくれるかな〜(*ノノ)」内心ドキドキでわくわくな

想いで帰路についた。

ココで寧々にとって最重要な問題にぶち当たった!!

ちょー恥ずかしがり屋の寧々にとってこのチョコをどうやって

鉄兵に渡すかということだ。

今や5・6年生が知るカップルになっている寧々と鉄兵が

バレンタインデーにチョコを渡しているところを誰かに見られると

冷やかされるに決まっている。そんな恥ずかしいことは絶対に避けたい!

かといって、鉄兵の家に直接持って行くというのはもっと勇気がいる。

あれこれ考えに考えた末、下駄箱に置くことにした。

しかし、この下駄箱というのが一人一人フタ付きの下駄箱ではないのだ。

横一列に5・6人分の靴が並んでいるものだった。

ということは鉄兵の靴の上にチョコを置くと、バレバレなのである。

だが、いっぱいいっぱいの寧々にとってこれしか方法がなかったのだ。

大き目の箱を鉄兵の靴の上にそっと置くと一目散に逃げるように去っていった。

その日の放課後、バス停で鉄兵とバッタリ合った。

鉄兵は恥ずかしそうでうれしそうに「ありがとう」と言ってくれた。

とっても嬉しかった。

と同時に、鉄兵の友達がニヤニヤしながら2人を見ていた。

; ̄ロ ̄)!!寧々は自分さえよければ!と思って下駄箱にチョコを置いて

しまったことを後悔した。

寧々はそっと置いて逃げていったのだから良いだろうが、それを受け取った

鉄兵はみんなに見られて相当冷やかされたであろう。。。

鉄兵に悪いことをした〜と思ったが、ただでさえ話すことの出来ない寧々は

謝ることすらできなかった。(鉄兵ごめんね)

こうして2人の最初で最後のバレンタインデーは終わった。


小さな恋の物語C 

2006年02月23日(木) 11時43分
寧々と鉄兵はお互いのクラスの誰もが知っている

カップルになっていた。

カップルになったからといって、何をするわけでもなく

恥ずかしがり屋な寧々は顔を合わせることさえ周りの目が

気になってできなかった…。

学校で話すなんてとんでもない!話したことなどほとんどないのだ。



まず2人がしたことは名札の交換だった。

何か相手の物を持っていられるだけでとっても幸せに

思えたのだ。。。

しかし、この名札の交換も直接したのではなく、例の隣の席の

男子にお願いしたのだった。



寧々も鉄兵もたまたま同じ町に住んでいた。

その地区はバス通学になっていた。

一緒に帰ることなど全くと言って良いほどなかったが

たまにバス停付近でバッタリ会うと、必ず鉄兵が寧々の為に

席を取っていてくれた。その優しさがとても嬉しかった。

「ありがとう」と言うのが精一杯の寧々。

とにかく恥ずかしくて恥ずかしくてたまらないのだ。

そんな寧々に出来ることは鉄兵が降りるバス停までわざと

乗っていき、車内から鉄兵が降りて無事に帰るのを見届ける

ことだった。その時、手を振ることができた日はとても幸せだった。



2人が両想いになって数ヶ月が過ぎた。

しかし、2人の仲は以前と変わっていなかった。

少し変わったのは、少年野球で練習している鉄兵の様子を

近くのグラウンドまで見に行くことができるまでになっていた。

恥ずかしいけど鉄兵の近くにいたい。鉄兵を見ていたい。

そんな大人のような想いが沸くようになっていたのだ。

毎週月水金これが少年野球の練習の日。

一人で見に行くのは勇気がいったので、友達を誘ってわざわざ

グラウンドまで見に行っていた。



想い出の恋話をぜひ聞かせてください 

2006年02月23日(木) 11時34分
今まで生きてきた中で忘れられない素敵な恋話…

つらかった恋話…

楽しかった恋話…

忘れたくない恋話…

なんでもOKです。

なかなか言う場所も聞いてくれる人もいないものですよね。

ぜひココで話してみませんか?


■□■□おねがい□■□■
・誹謗中傷する書き込み
・不適切と判断したものはこちらで削除します。
恋にはいろいろあるのです。共感できなくても良いのです。
黙って読んでください。


小さな恋の物語B 

2006年02月23日(木) 1時52分
寧々の恋は自分でも驚くほど急速に進展していった。

隣の席の男子が剣道の練習の時に、寧々が鉄兵を好きなことを

ばらしたのである!!!

そんなことを言われるとこれから鉄兵とどうやって顔を合わせていいか

わからないし、かなりの恥ずかしがり屋な寧々にとってこの上ない

動揺をしていた。

が、しかし!その男子が思いもよらぬことを言い出したのである。

『鉄兵も寧々のこと好きらしいよ』

・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「は〜?」

かなり混乱している。

「まじで〜?鉄兵が、私を????」

地球がひっくり返らない限り両思いなんてなれるわけない

と思っていたものだから思いもよらぬ言葉が信じられなかった。



しばらくするとようやく現実がわかったのか

寧々は急に嬉しくなった

鉄兵が私のことを好き!!

私も鉄兵が好き!!

これって両想いやん!!!

やったー!うれしー!きゃー!!!

心と頭の中はすごいことになっていた。



が!ここでまた寧々にとって重大な問題がでてきた。

両想いってどうするの?

どうすればいいの?

無理もない、まだ小6の小娘に両想いになったから

どうするのか何をするのかわかるはずもなかった。

ただわかるのはうれしいということだけだった。



寧々は両想いになったことを知ると急に恥ずかしさが

込み上げてきて、鉄兵と目を合わせることすらできなくなっていた。

鉄兵が近くにいるというだけで、胸がドキドキと高鳴り

顔は赤く火照り、かなり高揚するのだ。

恋愛初心者で超純粋無垢な寧々にとってこの状況はかなり重たかった。



小さな恋の物語A 

2006年02月23日(木) 0時10分
今日は5年生の応援団員と合同での練習の日。

5年生の中にぽっちゃりとしてそんなに背が高くない

サル系の男の子がいた。

決してかっこよくはなかった。。

寧々はその男の子がとても気になっていた。

かっこよくはないけど、可愛い

まだ小学6年生の女の子に母性本能というものが

芽生えているのだろうか…。

それは謎だが、彼女はそう思ったのである。

いつの間にかその男の子を目で追いかなり意識していた。

「何て名前だろう〜.。゚+.(´▽`)。+.゚+・゜ポワァァァン」

苗字はゼッケンについてるからわかるけど、下の名前はわかんない

な〜んて事まで考え出していた。

『鉄兵ちゃ〜ん』

!!!

誰かがその彼の事を呼んだ!!!

「おぉ〜!鉄兵っていうんだ!!」

鉄兵・鉄兵・鉄兵・・・.。゚+.(´▽`)。+.゚+・゜ポワァァァン

もう頭の中は鉄兵でいっぱいだった。




それから幾日か過ぎた時、丁度隣の席にいた男子に

鉄兵が好きなことを打ち明けてしまった。

するとその男子は鉄兵と同じ剣道の道場に通っている

と言うではないか!!!

これは使える!何か良い情報がもらえるかもしれない!

そう確信したのである。



それからは、隣の男子に鉄兵情報をたくさんもらい

たった数日で鉄兵のことがいろいろとわかった気がしていた。

この間も5年生との合同練習は行われていて

相変わらず鉄兵を目で追いかけときめいていた。


小さな恋の物語@ 

2006年02月22日(水) 22時58分
転校してきて1年になる小6のおチビな少女がいた。
その少女の名前は寧々(ねね)。この少女の恋物語である…。

2学期が始まり、運動会の練習が始まったある日。

寧々は小学校最後の思い出をと応援団のメンバーに入った。

どこの小学校もそうなのかわからないが、寧々の通う小学校は1ブロックを縦割りでまとめていた。

ようするに、1ブロックに1年生〜6年生までがいるというわけだ。

応援団のメンバーは5・6年生の男女4名づつ、計16名で構成されていた。


これから寧々の恋物語が始まるとは自分自身も思っていなかっただろう…。



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