センバツ「振り込め」注意、出場校OBに不審電話(読売新聞)

March 16 [Tue], 2010, 19:29
 21日に開幕する選抜高校野球の出場校が、寄付金の振り込め詐欺対策に乗り出している。

 ここ数年、続発しており、今年も西日本4校のOBらに、学校職員などとかたって寄付金を求める不審な電話があった。被害は確認されていないが、愛校心につけ込む手口に、高野連も12日、各チームの代表者に注意を呼びかける。

 読売新聞が出場32校に取材し、敦賀気比(福井)、広陵(広島)、今治西(愛媛)、高知の4校が不審な電話があったと回答。高知では2月上旬、卒業生の男性方に「学校事務のスズキ」と名乗る男から電話があり、「寄付をお願いします。指定の口座に入金を」と言ってきた。男性が連絡先を聞き返すと電話を切ったという。同校は「不審な電話に注意」とホームページで周知した。他の3校も2月上旬、同じような電話がかかってきたという。

 一方、「21世紀枠」で初出場する山形中央では、複数のOBから「寄付を募るので同窓会名簿を貸して」と申し出があったが、すべて断った。「善意を無にしたかもしれないが、どこに危険が潜んでいるか分からず、やむを得ない」と同校。東海大望洋(千葉)は、姉妹校の東海大相模(神奈川)から促され、寄付趣意書に「指定の振込用紙以外で募ることはない」と明記した。

 北照(北海道)は前回出場した2000年、「野球部後援会」をかたる人物が寄付名目で数人から金をだまし取ったケースがあったため、今回、職員がOBを訪ねる際は、身分証明書を提示するよう徹底した。

 高野連によると、こうした不審電話は数年前から全国で続いているため、「寄付を募る学校は、十分気をつけてほしい」としている。

 作田明・聖学院大客員教授(犯罪心理学)の話「自分だけ寄付しないのは変だと思わせる集団心理につけ込んだ手口。学校に確認するのは失礼と思う人もいるだろうから、表に出ない被害があるのではないか」

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