今、アジア最高のサッカー選手 

2005年09月02日(金) 12時55分
誤解を恐れずに言えば、マンチェスターUに移籍したパク・チソンは「東アジア最高のフットボーラー」で間違いないと思う。選手の質やメンタリティや実績というのは、中田であったり、チャ・ブンクンだったりするのかもしれないし、もしかすると環境を合わせて考えれば釜本やカズなのかもしれない。

「あの時代にサントス」も「ローマでスクデット」も素晴らしい結果だと思うが、ブラジルは勿論、イタリア、スペインに目を凝らしてみると、経済的に苦しく、娯楽の種類も実は少ない国だ。サッカーに対する人々の愛情は半端ない。

日常生活の中における「サッカーの重要度」はよっぽどイタリア・スペインでの方が大きいと思うが、だからこそ、「サッカーは数ある娯楽の一つ」であるイギリスという舞台はまた違いを持つはずだ。俊輔や中田の移籍を通して理解した「ASローマとセルティックの差」を見ているとそう思わずにいられない。

サンチャゴ・ベルナベウのオフィスに入った時、コースターや飴の袋にすらデザインされたエンブレムを目の当たりにした時、「さすがにスゲエな」と思ったが、シウダー・ディポルティーバより法政大学多摩キャンパスの方が施設的には全然立派だった。やはり国の経済状態や常識や仕事ぶりみたいなものが滲み出てくる。かつての宗主国は文化的には未だに強大だけど、今は決して先進国ではないのだ。

数ある娯楽のうちの一つでありつつ、盛大に行われるイギリスのサッカーからは「アメリカ的プロスポーツ」の臭いがプンプンする。やはりマンチェスターユナイテッドに加入するということは相当凄いことなのだ。どこかで日本円を期待しているイタリアクラブへの移籍にはない「クールなスポーツビジネス」を感じてしまうプレミアリーグ。その世界に認められたパクは、とりあえず認めざるを得ない選手だと思う。

PRIDE GP 2005 Final @ 

2005年08月29日(月) 18時43分
一言で言うと残念。ミルコが負けてしまったこと。これに尽きる。勿論、勝負事だから当然負けてしまうことはある。しかし、ヒョードルの打撃、ミルコの打撃を抑えて有り余る攻撃が強烈だった。

去年の大晦日、ホドリゴ・ノゲイラ戦でもかなりボクシングで戦い、ノゲイラを上回ったが、正直昨日ほどの衝撃は受けなかった。高坂とやった時、藤田とやった時に漬け込まれる隙を見せたヒョードルに弱点と共に人間味を感じたものだ。

しかし、浅黒く日焼けしたヒョードルは凶器そのもの。打撃では常に自分の距離を保ち、テイクダウンを取る。1Rこそミルコだったが、2R目にミルコがフック(いつもは出さない)を出し始めた時点で、もう勝負は決していた。

ミルコも脅威的だった。ホドリゴ・ノゲイラと再戦していただきたい。ヒョードルのパウンドがどれだけミルコにあたっただろうか。むしろ下からのミルコの攻めの方が効果的だった。あれほど足を利用してヒョードルを封じるとは。腕を取りにいくシーン、三角を狙うシーンとヒョードルもあわてさせる内容。本当に素晴らしかったと思う。

ミルコの入場シーンを振り返ると、過緊張だったかもしれない。非常に厳しく張り詰めた顔。それはヒョードルを恐れているというよりも、2年間という時間、自分の体調や調整具合、というまさに「千載一遇の機会」を決して逃してはならない、という緊張感だったと思う。

ヒョードルがイージーであるはずもないが、大事に行き過ぎた序盤戦で体力を使い果たした感は否めない。試合後、凄い疲労感があった。同行した人間は、ミドル級の決勝前に睡魔に襲われていたし、実際周囲でいびきをかいている方もいた。ヘビー級タイトル戦は観客にすら途方もない緊張感を与えていたのだ。ミルコ本人が電池切れになるのも仕方がない。

あ〜、でもミルコの勝利を確信していたんだけどなぁ。

写真はピンボケ。携帯で撮った。すみません。

ミルコの勝利を願っています。 

2005年08月23日(火) 23時00分
いよいよミルコとヒョードルの対決ですね。

ヒョードルが逃げていたわけではないでしょうが、結果的にミルコが追い回す形になってしまった2年間。正直言うと、世間的な熱は若干醒めてしまったような感はありますが、間違いなく総合格闘技における世界最高峰の組み合わせの一つではあります。

「格闘技はスポーツなのか」と言われると微妙なところがあります。ボクシングなどは非常に競技性が高いけど、亀田のようなスポーツ選手の枠を突き抜けている選手に注目が集まり、人々が自分の人生やらを投影したり、憧れたりすることを考えるとちょっとサッカーや野球とは違いますね。

ミルコは2度負けていますが、その「敗北を取り戻す」のに異常な数の試合をこなし、勝ち切るという常人離れした実績を残す必要があり、桜庭はよくよく考えるとニーノ・シェンブリに頭突きを食らったり、ホジェリオ・ノゲイラに良いところなく負けたところが、実はアローナやヴァンダレイに負けたこと以上に影響していたりもする。

そういう意味では切ない競技だね。だから、というわけではないが、僕は格闘家の入場シーンが一番好きですね。一生懸命自分を高めるべく気合を入れているホドリゴ・ノゲイラや、コミカルな入場シーンとは相容れない緊張感を顔に出すど根性の助やサクの姿を見ていると、ちょっと涙ぐんでしまうわけです。

まあいいか。

とにかく良いファイトが見れますように。
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