期待された人ほど実力が伸びるピグマリオン効果 

2012年08月27日(月) 21時23分
期待された人ほど実力が伸びるわけとは?
新期が始まり、フレッシャーが学校やオフィスにあふれる季節。

4月はまだまだ場慣れ、人慣れに忙しい時期ですが、それが落ち着くと自分の実力や周囲の評価が気になり、急に不安になってしまうものです。

そんな子どもや若者たちを育てる親や教師、上司は、どんなことを心がければいいのでしょうか?

期待をされた人ほどその通りの成果を出せる、という説があり、それを「ピグマリオン効果」といいます。これは、60年代、米国の教育心理学者ローゼンタールが説いた説です。

ローゼンタールは、ある学校の小学生に知能テストを行い、そのなかから無作為に数名の生徒を選んで、「この子たちが伸びる」と偽りの情報を教師に伝えました。それを信じた教師が、その子たちを期待をこめて指導したところ、本当にぐんぐん成績が伸びていったというのです。

ピグマリオンは、ギリシャ神話の登場人物、キプロスの王の名です。ピグマリオンは、自分で創作した彫像の女性を愛してしまい、妻にしたいと熱心に願っていました。すると、その熱心さを見た愛と美の女神アフロディテが、人形を本物の女性に変え、王の夢を実現させてくれたという寓話があります。

家庭や学校、職場、塾やスポーツクラブなどでも、「君はこんないいところがある。だからきっと伸びていくよ」と応援されてきた人ほど、ぐんぐん能力を伸ばしていく例をよく見聞きすると思います。相手の可能性を信じ、「必ず伸びる」と応援してあげれば、本当にそのとおりになる――私自身、カウンセリングの場で、こうしたピグマリオン効果をたくさん見ています。


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