引き続き、
2010年という年号すら定かでない大昔に書いた駄文を掲載テロ!
ぷぷ、2010年だってさ!
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というわけで始まりました!今年の五本!
今年の竜史的ベスト五を一挙レビューです。
勝手に言ってろ!でも言うぞ!
今年の竜史的ベスト演劇はこの五本だ!
チェルフィッチュ
「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」
ハイバイ
「ヒッキー・カンクーントルネード」
劇団競泳水着
「りんごりらっぱんつ」
マームとジプシー
「ハロースクール、バイバイ」
ろりえ
「女優(おんなやさしい)」
(※上演順)
まずは
チェルフィッチュ。
チェルを観るのは「ホットペッパー〜」で二度目。
(「3月の五日間」はDVDでちょっと観たけど)
前作「わたしたちは無傷な別人であるのか?」を観たときは、
「面白いとは思うけど、でも、言わせてくれ、正直ちとねむいぜ…zz」
などと思っちまったけど、
コイツはやられた。
ダンス作品。と言われている作品。
正直評論家が言ってるような、
現代社会、労働環境をシニカルに描いている、
みたいなことにはそんなに思いを馳せられなかった。
そんな自分の浅さには愕然としたものの、
ただともかくボクが思ったのは、
身体に対する興味がハンパない、
ということ。
何気ない機微な会話をダンス作品に変換したように受け取れると思うのだけど、
その動きがなんじゃこりゃって感じ。
(その発言になんじゃそりゃって感じだけど)
得たいの知れない動きというか。
いわゆる振りとは全然違うし、
コンテンポラリーとも違う。
音楽との一体感?
俳優が会話はしながら、
しかし、身体は音楽とセッションしている動いているみたいな。
音楽に縛られている感が全然なくて、
むしろ音楽と俳優が遊んでいるように見えた気がする。
あと、俳優が強靭だと思う。怪物さん、怪物くんたちです。
次回作「ゾウガメのソニックライフ」も期待大。
ま卑小な拙者が何を言ったところで世界的に大注目なのでしょうけれども。
でもそれより何よりボクはもう一回観たいです。
「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」。
マームとジプシー。
「文化祭」に出演していた時に、
ただただ漠然と面白いという情報がちょこちょこ耳に入ってきていたのだけど、
本当に面白かった。
公演よりも先にワークショップを受けられる機会があったので、
観てもいないマーム童貞の状態でワークショップに参戦したのだけれども、
これがまあ刺激的で刺激的で。
こりゃまあ絶対に観にいかねばと思って観に行ったのが、
「ハロースクール、バイバイ」でした。
ある街の女子バレーボール部の話で、
最期の試合の最中に部員達の脳内で駆け巡る思い出の数々を、
リフレインを駆使して美しく再現する。
というもの。
そもそも描こうとしているもの自体も僕的にはドンピシャだったわけですけれども、
やはり演出の手法の手触り、質感がなんともとてもとてもでした。
なんだろう、
もちろんあのリフレインを執拗と思う人もいただろうけど、
うん、美しかった。
鮮烈な体験が何度となく脳内を駆け巡った後に
沈殿し記憶になってんでそれが美化されて、削られ、薄れていって、
そうして次々に消えていとおしい記憶、
みたいなものを丁寧に丁寧に紡いでる感じ。
ともかく胸が揺さぶられたなぁ。
ハイバイ。
チェルフィッチュと違って、
多分どんな人が観ても面白く観れるいわゆる現代口語演劇。
ハイバイも昨年の「て」に続いて二回目だったわけですが、
いやぁー笑った。
なんかね、あの切実さが大好き。
岩井さんの書くお芝居がなんであの面白いかって、
自分の体験を元に書いているっていうのは確かにあると思うんだけど、
それよりもその決して普通ではない体験を
普遍的な面白さとして書けて見せられるのがすごい。
それってやっぱり自分の体験っていう極私的なものとお客さんだったり、
作り手と観客だったり、戯曲と俳優だったり、
っていうその距離感への意識が高いんだと思う。
当たり前のようでなかなかできる人少ないよねきっと。
「投げられやすい石」も絶対観に行く。
競泳水着。
ついに観れた競泳水着だったわけですが、
うん、素直に、とても面白かった。
上野さん曰く、競泳は映像的だよねって言われることが多くて、
厳しく言えば演劇でやる意味あるのみたいなことも言われるらしいんだけど、
「りんごりらっぱんつ」はちゃんと良い意味で演劇だったと思う。
抽象舞台でぽんぽん場面転換していくんだけど、
そのテンポが芝居をつくっていた感じ。
ハイテンポというよりはお客さんがそのシーンを一咀嚼できるくらいの心地よいテンポ。
お話に関してはとてもやさしくてみずみずしい印象。
スタンダードに面白かった内容、テーマはもちろん、
話の断片を紡いでいったら一冊のアルバムみたいになった、
みたいな感じがした。
心地よい。
うん、心地よい、という一言がとてもしっくりくるな。
最後に、
昨今ないがしろにされがちだけど(そうでもないかな)、
演劇やってない普通の人も面白く観れる作品を創れるっていうのは、
ほんと尊敬に値すると思う。
どんなに立派な家でも敷居は高すぎちゃダメだよ演劇は。
ろりえ
最後の最後にきましたね、同世代。
面白いなぁ。
まず讃えるべきは、ともかくチャレンジ精神でしょう。
すごいよアレ。あの装置。
もちろんクオリティは高くないんだけど、
あの装置とあのオープニングの演出はすっごいワクワクした。
演出でワクワクさせるってのはかなり大事だけど難しい技術だと思う。
お金があればある程度できるかもだけど、
それでもなかなか最近はワクワクはさせられてなかったなぁ。
演劇ってこうあるべきだよていう種類のワクワクだった。
サービス精神というか。
お芝居づくりって作品に対して内向的になりがちなのを、
主観と客観のバランスをみつつ作っていくと思うんだけど、
ろりえはこういうことしたらお客さんはこうなるだろうなぁ、
こう思うだろうなぁ、
っていうお客さん側への外側へのアプローチからも
ちゃんとお芝居を作ってる感じがして、
なんかしっかり考えてるんだなぁ、
っていう作り手の息遣いが感じられてとてもよかった。
テーマとかそういうとこより、
ボクが今回面白いって思ったのはそこでしたね。
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そんなわけで一挙レビューを終わるわけですが、
まずこんな稚拙な企画、稚拙な文章にお付き合いいただいてありがとうございました。
とかくボクは感想を人に言ったり、
書いたりするのが心底苦手で、
それでもまあ今回稚拙ながら自分の感想を文にしてみて
まあまあまあまあよかったかな、と。
自分が何考えてるのか、
書いてみて分かるみたいのはブログ書くときに常々意識してることでもありますし。
とはいえ、文章が薄っぺらすぎて、
自分の空虚さに嫌気がさして、
途中から半ベソかきながら半ば自棄で書いた感もあったので、
来年はもっと色々な視点から広い視野をもって観劇に、
いやお芝居作りに関わりたいです。
…お!なんか良い感じに締められたっぽくないか!?
その流れで半ばもう強引にこれにて締めたいと思います!
だって時は2011年近未来やかんね!
また来年!否、今年!
(今年もやんのかーい)