第1話 初恋屋さん誕生 第4回

January 24 [Sun], 2010, 19:05
第一話 初恋屋さん誕生
 第四回 やっと本文が始まりそう
「ゆゆ、遊びつかれて眠いも〜ん。じぃ、適当に初恋屋さんのPRしていてね」と由姫ちゃん。
「由姫ちゃん、それはないよ。だって由姫ちゃんが所長さんなんだもの。じぃは事務長さんなのだからね」
「ふ〜ん。そしたらじぃを初恋屋さんの一日所長さんに任命します。では、おやすみなさい」
 わしは、いつも由姫ちゃんには負けてしまう。由姫ちゃんは、わしの弱点を知っているからなのだ。
 植物が生きていくためには光合成が必要だ。光合成ででんぷんを作らねば生きていけないのだ。
それには太陽光線と水と炭酸ガスの三要素が必要なのだ。
 わし、三太夫もこれに似ている。わしの生きていく三要素は、チョコレートと牛乳と由姫ちゃんなのだ。どれが欠けても生きていけない。
 水に当たるのが牛乳、炭酸ガスがチョコレートに当たるかな。太陽光線に当たるのが由姫ちゃん、正確には由姫ちゃんの笑顔なんだけれどね。
 当然のことだけど、わしと由姫ちゃんのお部屋はお城でも初恋屋さんでも別なのだ。
そこで、いつも一緒にいたい由姫ちゃんのこと、「じぃ、ゆゆの一生のお願いを叶えてほしいの」
 ここで、読者諸君注意して欲しい。『一生のお願い』は『一生一度のお願い』ではないのだ。だから単に『お願い』と言っても同じなのだ。
 わしは、いつも『一生一度のお願い』と間違って後で後悔している。
 その『一生一度のお願い』ならぬ『一生のお願い』の続きは、
「ゆゆ、じぃと一緒に一秒も離れたくないの。夜寝るとき離れ離れになるから、ゆゆとっても悲しいし淋しいなぁ。ゆゆのこと忘れないようなおまじないしていいわね」だった。
 たかが、お幼稚な女の子のおまじないくらいと思ったわしが馬鹿だった。
 由姫ちゃん、わしに持参したのはキティちゃん。それも、うさぎのかぶり物をしているのが特徴でヒットしているという、ピンクリボンのキティちゃん。
「じぃ、このキティちゃん。ゆゆだと思って一緒に寝てね」と言う。
 断ったら絶対泣き叫ぶだろうからOKした。
 還暦を越えた男がキティちゃんと一緒に寝ていたら悪いか。由姫ちゃんの望みだから今も一緒に寝ているのだ。
 ところで、実はまだ、初恋屋さんは開店していない。初恋屋さんのビルは現在改装工事中なのだ。だから、二人ともオーロラぴんく館にいる。わしはオーロラぴんく館の侍従執務室で初恋屋さんのPRを真剣に考えているところなんだよ。
 ところで、初恋屋さんを頼むととんでもない費用が必要とは考えてないかい。ところが全部無料なのだ。どんなに経費がかかるものでもね。全部にゃんこ城から資金援助してももらえるからだ。
 次回はそんな豊かな国『にゃんこ城』の話をしよう。
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