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エッグベネディクトの歴史 / 2004年11月18日(木)
エッグベネディクトがどういうものかは
こちらでまとめてみたが、

なぜベネディクト Benedictか。
ベネディクトとは?

これは人名で間違いない模様。
ただし、いつどこで生まれたかは二説ある。
残念ながら、両説併記の日本語解説を発見できなかったので、
EGGS BENEDICT NEW YORK(英語)、
brunch.org(英語)その他を参考にさせていただきました。
当方、生粋の日本人なので誤訳は大目に見ていただきたい。

一説は、1893年、ニューヨーク・マンハッタン島のダウンタウンにある
デルモニコス(デルモニコ) Delmonico'sという店が発祥というもの。
ちなみにダウンタウンとはウォール街やグラウンド・ゼロがある地区ね。

ここの常連にルグラン・ベネディクト LeGrand Benedictという
ウォール街のブローカーがおり、
その奥様(残念ながら名前不明)がある日、

新しいメニューはないの?

と、わがままを言ったところ、
たまたまあったイングリッシュマフィンと卵とカナディアンベーコンと
オランデーズソースを使って作ったのがこの料理と言う話。

もう一つは、1894年、ウォルドーフ(ウォルドルフ)・アストリアで、
二日酔いに苦しむ、同じくウォール街のブローカー、
ルミュエル・ベネディクト Lemuel C. Benedictが、

バターを塗ったトーストとカリカリのベーコン、
それとポーチドエッグ二つをオランデーズソースで食べたい


とオーダーしたところ、
伝説のウェイター、オスカー・ツィルキー Oscar Tschirky
シェフに作らせて持ってきたのがこの料理と言う話。

わざわざベネディクト氏が「二日酔いだった」と言うんだから、
それを食って和らいだってことなんだろうな。
ただのトーストとベーコンを頼んでるのに、
口当たりの軽いイングリッシュマフィンと
脂の少ないカナディアンベーコンを持ってくるところが憎いね。

これのどちらが本当かをはっきり答えてくれる情報は
残念ながら見つけられなかったが、
発明者として名が挙がったオスカー・ツィルキーについて調べてみた。
すると、面白い事実が。

Old and Sold(英語)によると、
オスカー・ツィルキーはスイス系移民。1883年にアメリカへ来た。
彼はまず前述のデルモニコスでウェイターとして働き、
そこで名ウェイターとして政財界の著名人に愛された。
その噂を聞きつけてウォルドーフが彼を引き抜き、
今では伝説の支配人として語り継がれるまでとなった、
まさにホスピタリティの申し子

つまり、二説の舞台となったデルモニコスとウォルドーフ両方で、
ツィルキーは働いていたらしい。
どっちにしても、彼が発明したのは間違いなさそう。

彼は地元のアメリカでもシェフだと思われてる場合が少なくない。
サウザンアイランド・ドレッシングを発明したのは彼らしいし、
ウォルドーフサラダ Waldorf Saladなど、
料理の考案で名を残してもいるからだ。

現在のウォルドーフには彼にちなんだ
オスカーズ Oscar'sというレストランがある。
ウォルドーフは現在ヒルトン傘下だが、
日本のヒルトン公式ホームページによるウォルドーフ紹介でも、
店名はオスカー・チルキーに由来すると説明されている。
きちんと、有名な給士長 Maitre d'hotelとしてね。

ちなみにここでは彼の姓をツィルキーとカナ表記しているが、
スイス移民である彼の姓は、アメリカでも読みにくいらしい(笑)
よって彼はファーストネームだけで称されることがほとんど。
ウォルドーフのオスカー Oscar of The Waldorfとかね。
結局発音は突き止めることが出来なかった。残念。

で、発祥の話。
どっちが正しいかは100年以上前のことなので判断つかないが、
状況証拠から見てツィルキーが創作した料理であることは間違いなく、
俺的には彼の名前がはっきり出ている説を有力としたい。
ルミュエル・ベネディクト氏が実在したのも間違いないようだし。

実はまだ食ったことがないのよ。
食えるとこは知ってる。一度泊まったことのある西洋銀座
レペトワの朝食メニューにエッグベネディクトあったなあ……
当時はどんな料理か知らなかったから眼中になかったけどね。
レペトワのふかふかのソファで食べたよ……和定食(泣)

なぜ、迷わず和定食頼んだんだ……俺!
Posted at 00:50 / Cooking & Foods / この記事のURL
コメント(6)
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http://yaplog.jp/mumei/archive/28
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コメント

惑さんいらっしゃいませ。
こんな過疎のブログにわざわざお越しいただきまして…

自分は生粋のご飯党ですが、
休日のブランチに食べるとなると、
なぜか米の飯は「重い」んですよねえ。

エッグベネディクトは材料の関係で中々作れませんが、
おっしゃるとおりBLTなんかは
組み合わせの妙が中々ですし、
手軽なのが重宝しますね。

ものすごーくたまに
エッグベネディクトの記事追加してますので、
どうぞよろしく。
Posted by:無名の人 at 2007年06月03日(日) 22:00

はじめまして「わくわく日記」の惑といいます。エッグベネティクトを作って記事にしてその中でリンクを貼らせてもらいました。BLTとか軽食ではアメリカオリジナルはなかなかですよね。よろしくお願いします。
Posted by: at 2007年06月03日(日) 12:48

あきらさんいらっしゃいませ。
お役に立てて何よりです。

海外に行ったことがないので
まだ本場の味にはお目にかかれてません。
本場で食べられるとはうらやましいです。

ぜひデルモニコスとウォルドーフで
味わってみてください。
良い旅を。
Posted by:無名の人 at 2007年04月11日(水) 00:03

先ほどブランチでエッグベネディクトを食べながら、この料理はどこから来たのだろうと考え、早速ググッたところ、このブログにたどり着きました。
料理の詳細な説明ありがとうございました。とても興味深く読ませてもらいました。
エッグベネディクトは、日本で何度が食べたことがありましたが、なぜかいつもうまいと思ったことはありませんでしたが、アメリカに来て食べたところめちゃくちゃうまいことに気がつき、それ以来良く食べています。
夏にはNYに行きますので、本場を楽しんできます。
Posted by:あきら at 2007年04月09日(月) 03:07

こんにちは。
グランドハイアットで一度食べました
黄身の固さがちょっと思っていたのと違いましたが、
やっぱり美味しいものですね。
Posted by:無名の人 at 2005年07月28日(木) 04:47

こんにちは。日記にエッグベネディクトのことを書いたのでリンクとTBさせていただきました。
私の大好きなメニューなのです☆
その後、召し上がる機会はありましたでしょうか?
Posted by:J12 at 2005年07月27日(水) 15:10

   
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