ほんとにつらいことって 

February 09 [Tue], 2010, 16:44
マジで人に言えないんだなあ

これを泣かずに言えるようになったら乗り越えたってことになるんだろうか

それとも、嘘になるだろうか

ひとりごと。 

March 31 [Tue], 2009, 23:12
あーバカでいたくない
天才にはなれないし
秀才にもなれない
ただ自分が知りたい知識を知りたいだけであって
この世界が始まったときからそれがあるから
歴史も世界も完全には知れないのだろうか
平和など甘い夢なんだろうか
繰り返しているのは何故なのか
世界を知りたいバカでいたくない全てを知っていたい

to be,or not to be is the problem. 

March 08 [Sun], 2009, 11:10
 ん  な か ね  いの 
で   きて 
 れが て

(無題) 

March 02 [Mon], 2009, 22:41
どんなに考えても、これしかないんだ
私ってそのためにしか生きられないんだな

…… 

February 10 [Tue], 2009, 12:44
愚かだなぁ、って思う
向こうじゃなくて、こっちが
どうしてそういうことしか言えないのか
フィクションじゃないか、全て
消えろとか死ねとか…要らない
こっちは、そんな低脳な意見しか言えないのか
いつも思うけどさ、私ら首相さえも馬鹿に出来なくない?
良い体現化じゃん、今の日本の
ゆとり馬鹿にしてる奴等も含めて
知ったかぶりとか調子乗ってるのとか愚かなのって恥ずかしい
私も恥ずかしいよ、自分がこんな無知で
だから勉強してるし自分の意志はしっかり持とうと思ってる
私は私が感じたことしか思わないようにしてる
無知でも何でも、私の見たこと、知ったことが全てだから
本当に“集団”と“いじめ”が大好きだね、こっちは

(無題) 

February 01 [Sun], 2009, 23:50
しにたいしにたいしにたい
私が私をわからない
どうしたいのかわからない
ああものすごくしにたい
どうしたらいいのかわからない
しにたいしにたいしにたい
どこにいけばいい
どうすればいい
わかってるのに私がいけないから
こんなにも矛盾をかかえている私がゆるせない
まっすぐにいかない私がにくい
きえたいけしたい
すごくしにたい



Love,Stergirl 

December 19 [Fri], 2008, 22:02
すみませんね読書感想文書かないと落ち着かないんです
つか常に何か自分が思ったこと書かないと意味もなく発狂します
気持ち悪いですね、はいそんなこんなで読んだ『ラブ、スターガール』
前作のスターガールを読んだのは4、5年前で読み終わったときは、こんな素晴らしい話があったのか外国文学!と衝撃を受け、英語で読みたいと思った最初の物語だし、アメリカの風景、文化、というか全てにおいての素晴らしさに感銘も受け、興味を持ち、今日まで機会があったらアメリカ!アメリカ留学!と言っているのはそのせい
それまでは梨木さんの素晴らしさに惚れ込んで日本文学読み漁って荻原規子さんの作品やサラシナにハマり更級日記を全文読もうとして中学生じゃまだ読めなかったこともあり、まぁ今も古文も日本文学も大好きだけどね!源氏物語好きだけどね全部読みたいけど今無理なの悲しいけど!
そんなこんなで外国文学にハマり、最初は課題図書(←学校で10冊くらい指定されてた朝読書の本(笑)、国語の先生のお勧め、自分が気に入りそうなの、と範囲を広げ最後にはシェイクスピアに手を出してオフィーリアの死ぬシーンを想像してはその美しさに感激していたり
実際シェイクスピアは英語表現の神だと勝手に思ってます
うん、まぁどうでも良いですね
で、今回続編の『ラブ、スターガール』は前作で不思議な女の子とあらすじで言われてますが、そんなもんじゃ語れない
あらすじって誰かの主観が必ず入ってるから、私の中では違う
私の主観で言うならば、スターガールは憧れ
最後まで読みきった後は爽やかな気分しか残っていなかった
スターガールは憧れなんだ、と一人で思ってた
続編では驚いた、スターガールが“普通”だと
あの何が起きても変わらなかったスターガールがたった一人の為に変わり、今普通の女の子になってしまった
その事実が悲しかったし寂しかったし、でも嬉しかった
私にも彼女みたいになれるかも知れない、と希望が見い出せたから
いや、でも読後の今、それは彼女が誰より“普通”だったからではないのか、とふと思う
スターガールは普通でありそうでない、少なくとも私にとって
だからスターガールは素敵なんだ
だいすきだ

感想文→語り 

June 29 [Sun], 2008, 14:38
やばい、泣いた!
ほんとは本なんか読んでる余裕なんかないけど、やっぱ負けたよ
だって読み切らなきゃって思っちゃうんだもん
もしかしたら泣くほど感動ストーリーじゃないかもしれない
人によっては『よくある話』なのかも
だけどね、やばい
私にとってはかなりジャストタイミングな感じだったように思える
健の気持ちにすごく頷いた、共感した
これ読んでる人で読んだ人がいるか分からないけど
きっと分からない人の方が殆どなんだろうけど
『仏果を得ず/三浦しをん』
という本です
文楽の話で、主人公は情けなくてどっちつかずの、でも憎めない、健という人です
相方のこと、女のこと、向かう先のこと、色々悩んでいくけど
いつもその先には義太夫があるんです
健は自分が何を振り切っても義太夫に生きるという意志を持つ
そんな話です
最後の『仮名手本忠臣蔵』を演るシーンが、凄く感動する


もちろんこの本が私のためにあるとは思ってないけど
それでもこの道で生きていきたいって思った矢先に出逢った本だったから、励まされた

調子に乗って私の目標語っていいですか
読んでもいいことありません
だって宣言するためにこの場を借りているだけですし


馬鹿けたことから述べますと、私の夢は『世界平和』です
あ、アホなことは分かっているんで大丈夫ですよ
だから夢と言っているし
んで、目標としては『世界公用語(英、西、仏、中、露)はもちろん、知りたい言語は全て学ぶ』
まぁ成文するとこれだけですけどね
その先は自分次第なんで目標の先の詳細は語りませんが
彼の神聖ローマ皇帝、フリードリヒ2世は9ヶ国語話せ、知識に長け、イスラームとの交渉で聖都イェルサレムを奪還したといいます
彼のアレクサンドロス大王は、世界統一をはかりました
つまりはそういうことです
別に私は世界平和を叶えたい訳じゃないです
世界の人の言い分が分かればいいな、ぐらいで
世界平和にして何したいかというとイタリアと日本をパスポートなしで行き来したいだけだし
多分世界平和なんて今の世界だと無理だし多分これからも難しいよね
私はイタリアに永住さえ出来れば死んでもいい質の人間だし
だからこそ永住前に世界を知りたいと思い立ったまで
世界平和なんてなればいいな、の結果です
生きてる内に出来るとも思えないし
私にとっては過程で知り得る知識が全てなんです
結局私が知りたいだけで、世界のためではないです笑
そんな良い人間でもないし
私は人生をイタリアと世界への知識に捧げたい訳で
もちろん日本も例外ではなく、全てを


言うだけじゃなんもならないよね
頑張ります

3:渡された片道切符 

November 23 [Fri], 2007, 20:40
「なぁー、暇なんだけど。どっか行こうぜー」
今日の講義は全て終え、キャンパスの中庭を横切っている時に隣の男が言った
イツキはその男―勿論キアである―を横目で睨んだ
「怖っ!イツキ、キミはもっと愛想良くした方が良いよ?この1週間ずっとそれだし」
大袈裟に怖がる動作をし、キアは笑った
そう、1週間。イツキの前にこのキアという男が現れてから、1週間が経っていた
「ご忠告をありがとう。お前以外の前なら愛想は良いから別にいい」
イツキは視線をキアから中庭の木に移した
いつものことだ
キアはイツキに憑いてからいつも暇だの楽しいこと無いかだのなんかやれだの煩い
大学へ行って、バイトをして、大学のレポートをして、時々サークル活動をする
そんな特に詰まる所が無い日々を送っていたので、キアには退屈で仕方ないのだろう
「何だよ、オレ嫌われてんの?」
「嫌いとかそういう問題じゃなくて、俺は俺の生活をしているだけなのになんでお前に合わせなきゃいけないんだよ」
「あ、嫌いじゃないんだオレのこと」
「だから、そういうことじゃないって言っ…」
「だって否定しないじゃん。オレもキミのこと嫌いじゃないよ」
そう言って無駄に無邪気に笑うキアを見て
つい溜め息が零れた
こういう論争になるといつもキアが主導権を握り、言い返す気力も失せてしまう
「とにかく、帰るぞ」
「えーどっか連れてけよ」
連れてくなんて無茶だ
今の所ボロは出てないが、いつキアが死神だとバレるか分からない
キアは不平を漏らしながらも付いてくる
―憑いた死神は勝手に出歩けないのだろうか?
勝手に出歩けば良い、とイツキは心底思った

イツキとキアは大学の門へ向かっていた
…と、そこで背後で呼ばれた気がした
振り返ると関谷が居た
「よぉ、関谷」
一応挨拶をすると、関谷は笑顔で
「イツキ、久しぶりだな!」
と軽く小突いてきた
関谷は幼馴染で、小・中の時は学校が違ったが高校で再会し、大学も偶然一緒になった
ただ学科が違うので普段あまり話したりはしないが、キアのこともあったので最近は避けていた
「馬鹿、昨日講義で会ったじゃないか」
「ん?そうだっけ」
「俺は見た。まぁお前は最初から最後まで寝てたけどな」
「なんだよ起こせよー!お前と一緒の講義一つしかないんだからさぁ!」
幼馴染なので冗談も言い合え、イツキには自然と笑みが広がっていた
関谷の性格も親しみ易く、誰に対しても公平なので、イツキが気構えず接することが出来る数少ない友人の一人だった
それに身長は低めで少し幼さが残る顔なので、放っておけないイメージがある
「あれ、そいつは?」
一通り挨拶の様な言い合いを終えてから、関谷は視線をキアに移した
関谷の気付く遅さにまたイツキは笑い、それからキアを紹介した
「こいつはキア。俺の従兄弟なん…」
「死神だ」
イツキは驚いてキアを見た
何故、関谷の前で突然死神と言い出したのだろうか
心なしかキアは少し怒っている様な気がする
「おい、キア」
慌ててキアの腕を引っ張る
関谷に声が聞こえない程度の大きさで問う
「なんで今更そんなことを言うんだ」
「別に。隠す事も無いかと思って」
キアは依然とむすっとしていて、イツキの目を見ようとしない
「どうせ普通の人間は信じないだろうし」
そう言い、ちらりと関谷を見遣って蔑む様に笑った
イツキはキアの態度にカッとなる
「何なんだよ、お前。関谷は何も悪く無いだろう?」
「はいはいそーですね、すみませんでしたねイツキサマ」
キアは言いながらイツキを乱暴に突き飛ばした
我慢出来なくなったイツキはキアを殴ろうと手を硬く握った刹那、
「待った待った!ごめん、なんかやばめだから間に入るけどさ」
声が聞こえると同時にキアとイツキの間に関谷が入って来た
関谷は2人にもう一度、ごめんな、と謝ってからイツキに訊いた
「どうしたの?さっきまでそんな仲悪そうには見えなかったよ」
別に、としかイツキは答えられなかった
一瞬の高ぶりとはいえ、キアに殴りかかろうとした怒りは治まっていない
「キアは?どうしたの?」
関谷はキアにも尋ねたが、無視されてしまった
暫し、沈黙が訪れる
その間も関谷は両者の顔を順番に見て、必死に和解策を考えているらしかった
そして耐え兼ねたように口を開いた
「じゃあさ、おれの話、聞いてくれる?」
キアは返事もせずそっぽを向いているが、イツキは頷いた
イツキから反応があって嬉しかったのか、関谷は少し微笑んでから続けた
「バスケの助っ人やってくんない?」
「は?」
思わず声が漏れてしまった
それから関谷から聞いた話によると、関谷の入っているサークルはバスケ部なのだが、メンバーは人数ギリギリなのだそうだ
先日メンバーの一人が足首を傷めて、未だ回復していないらしい
今日は小さいサークルながらも関谷が頑張って取り付けた練習試合なので絶対断れない、ということだ
バスケットは通常6人
試合に出る人間は丁度足りるのだが、補欠が居ない
それをイツキに頼みたいらしい
「頼むっ!運が良ければ試合に出ないから!!」
必死に頼み込む姿は、関谷がどれ位今日に気合いが入れているかが分かる
そこまで知りながら断る理由は何もなく、イツキがOKをしようとした時、
「オレは認めない」
キアが一言、冷たく言い放った
治まってきた怒りがまた沸き出て来、イツキはキアを睨んだ
「お前、まだそんなこと…」
また遮られた
しかし、今度はキアによってではなかった
「なんで?」
関谷は幼さが残る顔を引き締め、驚くほど真面目な表情で言った
キアは表情を変えず答える
「オレが詰まらない。試合の間ずっと見ているなんて嫌だ、暇すぎる」
「またそんなことを…っ」
今度は手で制された
関谷は真っ直ぐにキアを見て、また口を開いた
「じゃあ、おまえがやる?勿論スタメンで。それなら文句無いだろ」
キアはちらりと関谷を見遣る
「嫌だ」
「なんで」
関谷は真剣にキアと向き合っている
自分は最初から向き合おうともしなかったなと、こんなときに少し後悔しながらイツキは2人を眺めていた
キアは関谷の問いに更に答えた
「弱いチームでやりたくない。メンバー数がたったの7人のバスケ部のスタメンなんて嫌だ」
イツキはまた反論しようと口を開きかけたが、自制した
今は関谷とキアが話をしているのだ
関谷は少し黙り、考えてから言った
「…じゃあ、おれと勝負しておれが勝ったら、どうだ?」
ここで初めて、キアは関谷を見つめた
目を細め、底光りする深い藍の瞳で射抜く様に
暫く見詰め合った後、ゆっくりと口を動かした
「いいよ」

2:それは、見てはならない存在 

November 09 [Fri], 2007, 20:43
カーテンの隙間から朝の光が降り注ぐ
それが薄目を開けたイツキに丁度当たった
きらり、と射る様に暗さに慣れ過ぎた瞳に突き刺さる
イツキはもう一度目を閉じ、横に寝返りを打った
…と、そこでやっと、異臭がするのに気付いた
そのままの状態で目を開けると、キッチンが見えた
―…黒髪、の…男?
寝惚けた頭でそこまで認識した時、全てを理解した
「っおい!!」
ガバッと飛び起き、キッチンに走った
凄い勢いでキッチンに来たイツキに、キアは少なからず驚いた
自分はただ単に観察してみたり触れてみたり回してみたりしていただけなのに、
キアは悪い事をしてしまったのかと内心ドキドキしていた
そんなキアを無視し、イツキは慌しくキアが先程摘んだつまみを元に戻した
「元栓は触んなよ…」
大きな溜め息と一緒にイツキは呟いた
その後もテキパキと換気をしたりしている
「ぁー…なんかその、……ごめん、な?」
未だ何も理解しないまま、とりあえずキアは謝罪の言葉を口にした
そんなキアを見て、本気で怒る気にはなれなくなって、イツキはまた溜め息を吐いた
「朝飯、作るから」
スクランブルエッグを作ろうと冷蔵庫から卵とハムを出しながら、
これからこんな風に毎日を過ごさないといけないのか、とイツキは不安になった


「なぁ、大学って遠いの?」
「は?」
「は?って何だよ」
「お前…もしかして大学来るのか」
「当然」
そう言って、にやりと笑ったキアを見て、イツキは数秒間固まった
「止めてくれ」
「そう言われてオレが止めると思うか」
「いや…」
イツキは立ち上がり、朝飯のハム入りのスクランブルエッグ、サラダ、野菜炒めが無くなった皿を洗う
洗いながら、キアが大学に来る事を考えた
―どう考えても、混乱しか生まないじゃないか
なんとかして諦めて貰えないのか、と考えを巡らしてもみたが、それでもキアは付いて来るだろうと用意に想像出来た
次の御飯茶碗を手に取って洗いながら、ちらりとキアを窺ってみる
「大学には絶対行くからな」
キアは偉そうな態度でイツキの椅子に座っていて、まるでイツキの考えている事を読んだかの様に言った
そして、昨日の黄色い物体の方が美味かったな、などと零している
「黄色い物体じゃなくて、オムライスな」
イツキは観念し、朝から何度目かに及ぶ溜め息をまたついた

***

「いいか、俺から離れないで、あくまでも人間として振舞うんだ」
「はいはい」
いくら注意しても生返事しかしないキアに、イツキは少し苛立ちを覚えた
「本当に?」
「ほんとに」
「じゃあその翼も仕舞えよ」
「あ」
キアは手品の様にサッと黒い翼を消した
「これでいいだろ?もう、いいじゃん。大丈夫だって」
「……」
他の人にキアが人間では無く死神であると気付かれてはいけない
キアにその自覚があるのかどうかがいまいち信じられない

その後も何度か言って聞かせたが、そうこうしている内に大学に着いてしまった
大学に入る前にもう一度注意しようと止まり、キアを振り返った
「いいか、ちゃんと…」
「はいはいはい、もうわかったから」
キアは耳を貸さずにイツキの横を通り過ぎた
「おい…」
「イツキ君、おはよう」
慌ててキアを追いかけようとした時、後ろから声をかけられた
もう一度振り返ると、少女が立っていた
ショートの少し癖のついた髪形で、少し茶色に髪を染めている
「あ…おはよう、夕実」
早速友人に会ってしまった、と内心かなり焦っていたが落ち着いた声は出せたはずだ
夕実とは大学の同じ講義を取っていてサークルも同じなので、仲が良い
明るくて大らかだが、少し強引なところがある
まぁそこも個性として考えると憎めなくもなるのが夕実の良いところではあるが…
「何、この人」
いつの間にか先に行っていたはずのキアが隣に居た
「俺の友人の夕実だ。…夕実、キアっていうんだ、俺の従兄弟」
とりあえず従兄弟ということにして、3ヶ月を乗り切ろうと昨日キアと決めていた
そんなことより、キアが心配だ
夕実に聞こえない様に小さな声で声をかけた
―お前、わかってるだろうな
―何を?
―人間の振りをちゃんとするんだ
―はいはい、10回目ぐらいじゃない?それ
―1人でもバレちゃいけないんだ、それぐらいしないとお前は信じられない
―心外だな、信用無さ過ぎないか
そんな会話を小声でしていると、夕実の視線を感じた
慌てて取り繕おうと夕実の方を向くと、視線はイツキじゃなくキアに注がれていた
キアもそれに気付いた様で、夕実の方を見て微笑んだ
「ねぇ、もしかして見てた?」
囁く様なその声に、夕実は思わず赤面して俯いた
「あ…ごめん」
いつもは男気さえも感じられる夕実が、妙にもじもじしているのをイツキは不思議に思いながら見ていた
キアはそんな夕実の反応を楽しむ様に笑ってから、
一歩進み出て、夕実の耳元まで屈んで甘い声を出した
「可愛いね」
そう言ってから、夕実の耳元の雫形のイヤリングを軽く触った
夕実は弾かれたように顔を上げ、魂を抜かれた様にぼうっとキアの顔を見つめていた
キアは夕実の耳元から輪郭を撫でる様になぞり、顎までいくと手を離した
目を伏せ艶めいた笑みを浮かべつつ、キアは夕実から離れた
キアはそのまま門を通っていき、気付けばイツキは夕実と共に置いてけぼりにされていた
なんとかキアに追いつき、訊いた
「抜いて無いよな」
「何が」
「夕実の魂」
キアが死神なら、魂を抜いてしまう事も出来るかも知れない
魂を抜いたから夕実はあんなにも恍惚とした顔になっていたのかも知れない
イツキが問うてから少し考え、キアは答えた
「オレは抜いてない。向こうはどうだか知らないけど」
キアは先程夕実を触った手を少し眺め、
何か面白い物を見たような顔で笑った
「何だ、それ」
キアの言っている意味が良く理解出来ず、
訝しげに首を傾げるしか無かった
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