オランダシシガシラハナフサと木村世治

April 30 [Sat], 2016, 9:27
レベルの低い歯科医に当たってしまうと、せっかく手術したインプラントがグラついたり脱落したりする場合もあります。もちろん腕のいい歯科医が埋入してもそういったことは起こりえますが、その確率の差は明らかです。万一に備えて保証してくれるかどうかは手術前に聞いておいた方がいいでしょう。
インプラント治療にもデメリットはありますがメリットの方がはるかに大きいという事実があります。自由診療のために費用がかさんでも、治療期間がとんでもなく長くなっても、外科手術の必要性があっても、受ける価値があります。入れ歯やブリッジは失った歯を見た目だけでしか補ってはくれませんが、インプラントは歯の本来の機能を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、美味しい食事が味わえます。味は言うまでもなく、噛んでいるという実感や熱さや冷たさまで感じることができます。固いものも遠慮なく噛むことができますので、我慢していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は自分の歯の80%まで回復します。
インプラントは自由診療なので、高額な費用を準備する必要があります。でもだからといって、値段を基準にしてインプラントを選ぶのは間違いです。表示金額以外にも請求される場合や、低品質な商品である場合もあります。インプラントを選ぶときに優先させるべきものは、まず第一に安心して任せられる歯科医かどうかを判断することです。
インプラント手術は1本からでもできますが、たいていの場合複数本の手術となるケースが多いです。高齢者がインプラントを希望する場合が多く、なくなった歯が1本ではない場合が圧倒的に多数だからです。また、大半の歯が失われている状態のことを多数歯欠損と言い、このようなケースではオールオンフォーといった特別な方法が採用されます。
allon-4とは、ほとんどの歯がない方に行われるインプラント手術の最先端の技術です。従来の方法ではインプラントと歯の割合は1:1でしたが、all-on-4では4:16となります。上顎もしくは下顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。埋め込むインプラントの本数によって、all-on-8などと呼ばれることもあります。
近頃では歯科医院でもインフォームドコンセントをアピールしているところが増えてきました。特にインプラントなどの費用が高額になる保険が効かない自由診療を行っている歯科医院に多い傾向があります。外科手術というリスクと高額な治療費、すぐには終わらない長い治療期間を考えれば、患者側からしてみればあって然るべきことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が他の歯の治療に比べて長い理由としては、顎に埋め込んだインプラント本体と顎の骨が結合するのを待たなければならないからです。GBRなどの骨造成を行う場合には更に時間が必要となります。長い場合には治療期間が3年に渡ることもあるようですが、終了すれば生活の質が一変します。
インプラントは失った歯を取り戻すための治療ですが、似たような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が使えますので安く済みますが、それ以上に大きなデメリットが際立つことも事実です。どちらにも言えることは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、見た目だけだと失っている歯はないように見えます。けれども実のところは体裁を整えただけで、歯の機能を取り戻せるかと言えば、現実にはそんな機能は備わってはいません。第一印象だけを気にするのか、またはきちんと噛める歯を望むのかは判断が分かれるところかもしれません。
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