プレゼント 

2006年03月04日(土) 7時11分
私が彼女に与えたもの・・。
いくつあるのか数え切れない。


彼女を罵る汚い言葉。
笑っていても、ふいにその言葉を思い出すらしい。
また心の傷が増えてしまった。


そんなもの、あげたかったわけじゃない。
一度放った言葉は取り消せない。
その黒い塊は小さくなったり、大きくなったり、様々に形を変え、いつまでも心の片隅で呼吸をしていて息をひきとることはないだろう。

忘れてくれたらいいのに・・。



彼女にあげたかったものは優しさと笑顔だったはずなのに。





私が与えた食事と寝床。
なにか言葉をしゃべる大きなペットを飼ってるような、そんな風に思うこともあった。



「私は物じゃないんだよ・・」
泣きながら呟いた言葉。


私はいつしか自分の所有物のように思っていたのかもしれない。
でも彼女には人格があり、人生は彼女だけのものなのだ。



私が関わったことで不幸になっていたのかな・・。
体だけの関係で終わらせておけばよかったのかな。
そうしたら傷つくこともなかったのに。

「好き」

「愛してる」

「一緒に住もう」

私の言葉を信じてくれたことがうれしくもあり、悲しくもある。
必死にすがりついてきた彼女を甘い言葉で騙してたわけじゃないんだ。
同情と愛情は姿形は違えど中身は同じ液体で出来ている。
揺れ動く液体。

いつか蒸発してからっぽになってしまうのかもしれない。


先日彼女は私と縁を切って元彼の元に行こうとしていた。
それが彼女の意思であり、幸せになれるのなら仕方がないと思っていた。
私の我侭に振り回されているのは可哀想だったし。

「行っちゃうならもう優しくしないで」
背を向けた私を抱きしめてくれた。
結局今も一緒にいる。

彼女が何を考えてるのかわからない。
そこに愛情が少しでも残っているなら、これからもっと大事に育てていくことは可能なのかな・・。

理想論 

2005年11月30日(水) 15時29分
この世に産まれし時。
たくさんの人々の祝福を受け10代も20代もその先もずっと幸せに生きる。
最期は苦しまず眠るように老衰し、葬式では泣いてくれる家族が大勢いる。
そうだったらいいね。

そんなわけにはいかないけど。
世界中の孤児を引き取って立派に育てたり、保健所にいる動物達を全部殺さずに生かしてあげることなんて誰もできない。

せめて自分の周りにいる人には幸せになってほしい。
臭いものには蓋をしろ。
見たくない。

汚いものなんて。


最初から最期まで綺麗な物にだけ囲まれて生きてくことなんてできないけど・・・
自分の好きなものはひとつでも多く傍に置いておきたい。
そのために必要なもの、やらなきゃいけないことはわかってるのにいつも逃げ腰になってしまう。
自己嫌悪に陥る。
負けることに慣れはじめてきた。

真実と虚無 

2005年11月24日(木) 10時42分
本当に自分を愛してくれる人ってどれくらいいるのかな。
日々変化していく気持ち。
それでも変わらない信念がある。

男なんて体目的・・・。
何を言われてもどこかでそう思ってた。
でも違う人もいるのかもしれないね。
純粋な思いを二年間向けてくれた。
ずっとそれに甘えてた。

利用していたのかもしれない。


見た目で人を判断するのはなぜ。
人間にはフルカラーの視界がある。
お気に入りの洋服。
毎朝牛乳を飲むための大好きなマグカップ。
ピンク色のぬいぐるみ。
そう、自分好みのものをそばに置いておきたいのだ。
何も語らなくてもその存在が癒してくれる。
でも人間はモノじゃない。
気付かせてくれた。
感情がある。


「愛してる」
それは口先だけの陳腐なものなら意味がないでしょう。
愛するということは全て受け止めて、守れる強さがあるということ。
幸せにするには気持ちだけじゃなくて、立場や権力が必要。
経済力がないと何も始まらないではないか。
安定や幸せのためにがんばっているあの人。



私も守るべき人のために強くなりたい・・・。
べったり親に甘えてる今の自分じゃ、自分さえ守れない。
地に足つけて食いしばらなきゃ。


自分の周りにいてくれる人はみんな大好きで大切な存在なんだよ。
恋愛感情はなくても愛情がある。
できることなら全員幸せになって欲しい。
世界平和、なんて大それたこと言えないけど。
悲しんでる顔なんて見たくないよ・・・。

大好きだから。


幼少時代 

2005年11月23日(水) 0時27分
小学生の頃。
サンタさんを信じてたのっていつまでだっけ。
クリスマスにはサンタさんと両親、2つのプレゼントをもらっていた。
お正月は家族みんなでそばを食べてから初詣に出掛ける。
夏休みには恒例の家族旅行。旅先や入学、卒業の際には記念写真を撮る。
うちには何百枚、いや何千枚もの写真があるはずだ。

なにもない週末の夜だって家族でドライブして外食に行くことが多かった。
車中で聞く音楽を自分好みのものにしたくてよく妹とけんかをした。
他愛もないけんかは目的地に着くまでは妹の好きなCDを、その帰り道は私の好きなCDを聞くことで決着がついていた。



私の部屋は一面白い壁だがよく見ると小さいヨット模様が浮かんでいる。
家を建てる際、当時5歳だった私が選んだ壁紙だ。
我ながら趣味が悪い。
両親は子供だった私の意見を尊重し、喜ばせたかったのだろうか。


学生時代日本舞踊、華道、お琴、料理を習っていたお嬢様育ちの母。
40を過ぎた今でも私よりも純粋で少女趣味である。
母親に怒られたことなど記憶にない。
夕食は何がいいかと毎日聞かれ、めんどくさそうに「なんでもいい」と答えていた。
たまには一緒にスーパーに買い物に行って好きなものをかごに入れることもあったが。



朝が苦手なため中学生以降は通学路を歩くことはなかった。

不貞腐れた顔で母親が運転する車に乗り込む。




甘やかされていたため向上心は沸いてこなかった。
習い事もいろいろなものを試したが続いたのは習字くらいで他はばたばたと辞めていった。
それでも咎められることはなかった。


当たり前だった日常は、今思えば理想的な家庭像だったのかもしれない。




上京するにあたって家族と会う機会はめっきり減った。
こんな三流大学を出たってなんの足しにもならないことを日に日に痛感し、親の苦労を思うと溜息が出そうになる。




彼女の過去の話を聞くとまるでドラマのように悲惨なものだった。
血の流れるケンカが絶えない家庭。
家出、高校中退・・・。

愛情を注いであげたいと思った。
脅える瞳を笑わせたいと思った。
でもそう簡単にうまくはいかない。

短気な私はこのごろ疲れてきた。
返ってこない愛情を注ぐことに。

ケンカ2 

2005年11月08日(火) 21時10分
短期間で稼ぐには夜の仕事が一番てっとり早いだろう。
金はいいが社会的には下に見られることも多いこの職業。
キャバ嬢は一般人と風俗嬢との中間だと思う。
足を洗った人間もそういった過去を隠したがる。

彼女は仕事を適当に手を抜いてやれる性分じゃなかった。
みんなに気に入られようとして、辛いことにも笑顔で耐えて一人きりになれば泣いている。
今までは安い時給の焼肉屋で無理して働いてきたが、歩合制になればやればやっただけ結果が出る。
その上嘘をつくのが得意な方だ。確実にハマるだろう。
彼女のことを嫌いになりたくなかった。
生き方を否定したくなかった。


お金がほしいのはわかる。
通信の高校を卒業するための学費。
一人暮らしを始めるための資金。
車の免許も取りたいようだ。

金に綺麗も汚いもない・・・。
ただ、やめてほしかった。

必死で説得した。
何時間電話で話したのか。
わからない。わかってくれない。
あの子の口から出てくるのは単純で否定的な言葉の羅列。

悔しい・・。

悲しい・・・・。

悔しい気持ちのほうが大きかった。
どんな言葉を言えばいいんだろう?
全部、言い尽くしたのかもしれない。
どんなに考えてもありふれた言葉しか浮かんでこない。
あの子を納得させる魔法の呪文などついにわからなかった。
そして弱虫な私は逃げ道がなくなり泣いてしまった。


その後、彼女も泣いていた。
働くのも彼女。
貯金をするのも彼女。
そしてそのお金を使うのも彼女以外の誰でもないのだ。


手助けをしたい。
何ができるんだろう。
口先だけなのかもしれない。
私は今まで小遣い程度したか稼いだことがなく、成人した今も親の脛を齧っている。
それが当たり前だと思って生きてきた。
自分では何もできない。
プラスにもマイナスにもならない存在。
無力≒無意味?


疲れ果ててしまった。


堂々巡りの末、17歳のうちは夜の仕事をしないと言ってくれた。
でも納得したわけではない。
相変わらず夜の仕事に憧れをもってるようだからいつまた言い出すかわからない。
不安の種は今もひっそりと地面で芽を伸ばしている。

ケンカ 

2005年11月08日(火) 20時22分
彼女と言い争いになった。
彼女が夜の仕事をしたいと言い出し、着々と実行に移そうとしていたからだ。
最初は軽い冗談のつもりで言ってるだけかと思ったのだがどうやら本気らしい。

17歳。

その年齢で夜の仕事をするというのはもちろん違法なことだ。
働く予定だったスナックには18歳以下の子が他にも働いているらしい。
店を突き止めて通報すれば営業停止になるだろう・・。
さすがにそこまでするつもりはないけど。
私が止めさせるのが使命だと思った。
私が止めなきゃ誰も止めない。
彼女は色んな人に相談したそうだ。
皆口を揃えて「やめといたほうがいいよ」とは言うものの、体当たりで止めに入る大人は誰もいないというのが現実である。


「みんな口だけなんだ」
彼女の言葉が刺さる。

生活と恋愛2 

2005年11月07日(月) 6時42分
彼女と出会ってから携帯は毎日充電切れ。
3時間以上に渡る会話が原因だな。

「ごめん、聞いてなかった!」
時にはテレビに夢中になっている彼女。
それでもいい。
話の内容がどうでもいいわけじゃ決してないけど、声を聞いているだけでも満たされる。
時には真剣に語ることもあるけど8割方世間話をしていて、眠くなったらおやすみをいい電話が終わる。


毎日毎日優しさをいっぱいもらってる。
ありがとう。笑えるようになった。
いやな事も忘れることができた。


今はそんなに頻繁に会えない。
狭いベッドで一緒に眠ったり、体を洗ってあげたり。
先日彼女が泊まりにきたときはそんなことが楽しくて仕方なかった。

それがもうじき「日常」に変わろうとしている。

楽しみと不安。
笑顔とため息。
犠牲と惰性。

それらは対になっていて離れることはないだろう。

どんなに大喧嘩になったとしても彼女を追い出すことはできない。
事情があって、彼女は親と不仲なため帰る家がない。
家族になんてなれるわけじゃないけど、私の部屋がせめて彼女の帰る居場所になれば・・・。


人生初めての経験。憧れと現実はどんなに素敵で残酷なものなのだろうか。
時間だけが過ぎていきます。

生活と恋愛 

2005年11月07日(月) 6時12分
もうすぐ恋人と同棲します。
5歳下の彼女とは出会って二ヶ月。
付き合ってからは・・・まだ一ヶ月未満。
うまくいくのかな。
正直不安だ。
誰かと一緒に住むのってどんな感じなんだろう。
私は他人と暮らしたことがない。
人並みに学生時代を送ってきて家族とは19年間一緒に暮らしてきた。
別に一人になりたかったわけでもないのに学校から遠いという理由で親に一人暮らしを薦められ、一人暮らし暦は2年とちょっと。現在22歳。

彼女と住んで自分だけの時間がなくなるのはちょっと辛いかな。
でもあの子の成長を一番近くで見守ることができるのは幸せなことだと思う。

一緒に住んだらごはんを作ってくれるらしい。あと私の箸の持ち方や姿勢の悪さをなんとしてでも直す、と意気込んでいる。
たかが5歳。されど5歳差。年下の彼女は母性本能が強いのか面倒見がいい。
情けないことにその優しさに甘えきってしまっている。
抱きしめられて安らぎを感じ、叱られて拗ねたふりをする。
そんなくだらなくも思えるやり取りにいつも癒されている。

私の住んでいる部屋は・・・
とても狭い。
なんてことないフローリング6畳とキッチン。
そこにもうすぐ彼女がやってくる。
身長150cmの小さな体だが生身の人間が一人増えるというのはこの部屋では視界から消すことのできない存在感がある。

数日後には小さなダンボールが何個か送られてくる予定だ。
幸い押入れは広い。スペースを空けなくっちゃ。


暗い押入れの中には大量のビデオテープが段ボール箱にぎっしりとつまっている。
重くて持ち上げることさえできない。
なぜ固執してたのか今となってはわからない。
収集癖があったようだ。映像を見るというより録画しなきゃいけないという強迫観念に近いものがあった。好きなタレントが出ているテレビ番組はすべて録画していた。
何度も見返すということはないのに。
私は所謂オタクと呼ばれる人種に入るだろう。
見た目こそオタクに見えないよう必死にごまかしてきたが趣味はアキバをうろうろしている連中とさほど変わらない。
ブラウン管の中の笑い声に励まされてきた。元気をもらった。
何年も捨てられなかった。
でももう捨てなくっちゃ。
現実で、大切な存在ができたから。


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