匂いの人類学

2009年07月25日(土) 6時08分
去年末から今年にかけて翻訳していた本が出版になりました。嗅覚や匂いに関する科学ノンフィクションです。


『匂いの人類学――鼻は知っている』

嗅覚や匂いの専門家である著者が匂いや嗅覚に関するさまざまな話題を独自の切り口で論じています。多少、著者の個人的嗜好に傾いているむきはありますが、そこが良いのかもしれません。卑近な具体例が数多く挙げられ、おしなべて興味深い内容になっています。

書店などで見かける機会がありましたら、ぜひ、手にとってご覧ください。

正気の沙汰とは・・・

2008年11月09日(日) 3時16分
いま、翻訳している本は、非常に参考文献が多いのが特徴です。まだ、いくらも訳していませんが、参考のために図書館から借りてきた本は、

『草の葉(上、中、下)』(ホイットマン)、『フロイト フリースへの手紙―1887‐1904』、『フロイト著作集』、『ナボコフ自伝―記憶よ、語れ』、『ロリータ』(ナボコフ)、『わたしの生涯』(ヘレン・ケラー)、『匂いの帝王』(チャンドラー・バール)、『香りの愉しみ、匂いの秘密』(ルカ・トゥリン)、『ダーウィン著作集(1)人間の進化と性淘汰T』、『ドン・ジョヴァンニ』、『政治的に正しいおとぎ話』、『レイク・ウォビゴンの人々』、ほか多数・・・

訳了までに、何度図書館へ足を運べばよいのだろう。とりあえず、子供の本を借りてくる余裕はありません(10冊までしか借りられないから)。どれもおもしろいのですが、時間がなくてきちんと読めないのが残念です。

それにしても、フロイト。この人ときたら、あまりにも頭が良すぎて、とても自分と同じ人間とは思えません。

ハムスターの化石

2008年09月18日(木) 13時25分
今年の初め頃に訳していた本が、ようやく出版されました。イギリスの科学雑誌『ニュー・サイエンティスト』の人気コラム「ラスト・ワード」から生まれた簡単な実験書です。


わたしのハムスターを化石で残すには?
アマチュア・サイエンティストに贈る驚くべき実験の数々

「ラスト・ワード」は読者からの素朴な疑問に読者が回答を寄せるコーナーで、すでに何度か書籍化されているのですが、この本が独特なのは、読者の疑問を解明する実験書としてまとめられている点。「ラスト・ワード」で議論を交わしているのはごく普通の人たちばかりですから、真剣なのかジョークなのか判断しかねるような回答も頻繁に登場するのですが、本書はウィットに富んだ雰囲気を残しつつも、かなり専門的な内容まできちんと解説してくれていますから、これまでの「ラスト・ワード」の本ではやや消化不良ぎみだった読者にも楽しめる内容になっています(ただし、ほんとかなあと苦笑いしたくなるような箇所も少なくありません)。おまけに、ページの端には、ぱらぱらまんががついています。書店に並んでいたら、ぜひ、ご覧ください。

ちなみに、仕事に旧姓を使っているのは、そっちのほうを認識している人のほうが断然、多いからです。

修了式

2007年04月28日(土) 22時30分
今日はBABEL University Professional School of Translationの修了式。子供二人を連れて参加しました。式は学位(写真)授与式、祝賀パーティ、修了生プレゼンテーションの3部に分かれていたのですが、やはり下の子が小さくて全部は難しいだろうということで、参加したのは第一部のみ。といっても、約1時間の式、子どもたちが迷惑をかけないか心配だったのですが、下の子は寝ていたし、上の子もおとなしく座っていてくれたので、ほっとしました。式中、私の名前がよばれると、娘は大喜びで夢中で拍手をしてくれました。




5年以上かかってしまいましたが、どうにかMaster of Science in Technical & Scientific Translationという学位をいただくことができ、本当にほっとしています。これも家族の協力のおかげです。泣いてもわめいても、ほったらかしにしていた子供たちにも、ごめんなさい。