MARS VOLTA 「Amputechture」 

November 25 [Sat], 2006, 1:24
彼らが音楽業界にいる事にどれだけ意味があるだろうか…

何も考えてはいけない。ここにある音楽は知識云々、意識云々では答えられないレヴェルのart(芸術、絵画、作品どんな訳し方でもかまわない)である。そう、彼らの音楽は一種の"作品"であり、CDというものに内蔵された"art"そのものである。

いつだって"art"を司る"artist"という者は僕らの心を動かしてきた。そして名立たるartistに共通し、後世に受け継がれるべき点はこの論点なのだ…。人の心に訴えかける事ができる存在が世界を変え、人を変え、そして社会を変えると言っても過言は無いはずだ。

まず、今、手にしたこのマーズ・ヴォルタの最新作を手にした貴方は実に幸運な方だと言うことを私ははっきり断言する。流れてくる音は複雑かつ難解。長短もはっきりせず、間違っても単純に聞き流せる曲では無い。何回も何回も聞いてみたって、到底理解などできないだろう…もちろん好き嫌いがはっきりする音楽だ。俗に言う「大衆ウケ」する音楽では無いのは確かだろう。しかしそれは逆に言うと「使い捨てのポップ・ミュージック」とは対の関係にある事にお気付きであろうか?

昨今の音楽業界において、日本、いや世界各国を見回してもこの「使い捨てのポップ・ミュージック」に溢れている…音楽業界が硬直化し、あらゆる音楽が出尽くしたなかでは仕方ないと言える現状である。しかし、かつて音楽は人の生きる希望であり、力になり、行動力となり得た…。これは「かつて」だけではなく、「今」もそうあるべきであり、そうでなければ音楽は"art"そのものにはなり得ない…と言うべきでる。人の心は動かないのだから。

私が、このCDを手にしている方が幸運であると言ったのは過去、現在を見回しても、これほど自由な発想が表れ、独創的な音楽に対面しているという事である。その自由さはいずれ、これを聞いた人に「自由な発想」を与えるはずである。と私は考えている。

多少熱く語ってしまったが、このThe Mars Volteの新作…「AMPUTECHTURE」は現代の音楽における最先端、最前線にいると言う事ができる。そんな音楽に出会えただけでも、我々は幸運なのではないだろうか?


written by MSK.Sakurai
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