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患者の家族、暮らしにかかわる医療を―プライマリ・ケアシンポ / 2010年06月28日(月)
 プライマリ・ケアの現場で行われている臨床研究をテーマにしたシンポジウムが6月26日、東京都内で開かれた。シンポジストを務めた4人の医師は、地域の診療所や総合病院、大学病院と、それぞれの立場から取り組む研究について報告し、家族の関係や生活などを含め、患者に総合的にかかわるプライマリ・ケアの重要性を強調した。

 シンポジウムは、日本プライマリ・ケア連合学会が主催した学術大会(26、27日開催)のプログラムの一つとして開かれた。
 シンポジスト4人のうち、藤沼康樹医師(生協浮間診療所)は、地域の診療所でプライマリ・ケアを実践する立場から、「家庭医療の課題」について講演した。初めに、課題として「質」「患者中心性」「技術」「政策」「教育」という5つのキーワードを挙げ、それぞれについて今の臨床現場が抱える問題点を指摘した。このうち「患者中心性」は、診察による疾患の判断だけでなく、その患者について地域や家族を含めた全人的な把握に努めるもので、患者と医師が共通の理解基盤を得られ、治療に向かう意思決定を共有化できるという。藤沼医師は、こうした医療を実践する際、「慢性疾患のケアやセルフケアサポートについて、医師が生涯学習として学ぶ姿勢が重要」と述べた。また、プライマリ・ケアに携わる医師が臨床研究を進めるに当たり、個々の医師が診療によって得られるエビデンスは必ずしも多くないことを指摘し、同じ志の医師とのネットワークが重要と述べた。また予防医療や健康増進については、「医師だけでなく、地域の人たちに研究に加わってもらい、地域ぐるみで取り組むことも有効」と述べた。

 また、名郷直樹医師(東京北社会保険病院臨床研修センター)は、「EBM(Evidence-Based-Medicine)をどのように臨床研究につなげるか」をテーマに講演した。名郷医師はEBMについて、(1)問題の明確化(2)学習(3)批判的吟味(4)情報を患者に適用(5)評価・反省―の5つのステップで患者の個別の問題を解決する手法と説明。多忙な診療の現場で継続的にその研究に取り組むには、「日々の診療の中でのEBMの実践が必要」と強調し、その実践のコツは「その場の1分、その日の5分にある」と述べた。また、日々の診療の中で治療についての方針決定や患者への説明の方法などを細かく振り返り、批判的吟味を積み重ねることで、単なる患者や個別の疾病の研究にとどまらず、その患者の暮らしや地域社会につながるプライマリ・ケア研究が可能になると述べた。

 会場には、全国から家庭医療や地域医療に携わる医師や医療関係者など約200人が集まり、それぞれのシンポジストの講演に熱心に聴き入っていた。


【6月28日16時43分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100628-00000003-cbn-soci
 
   
Posted at 16:50/ この記事のURL
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