今までムースの病気について、おちついて整理して書く気分になれなかったけど、やっぱり、これからの治療にむけて、ひとまず、分ったことだけでも整理しておこうと思います。
ムースですが、検査の結果、副腎皮質機能亢進症と診断されました。
副腎皮質亢進症とは、副腎から過剰にステロイドホルモンが分泌される病気で、主要症状として、
多飲多尿、多食(食欲増進)、腹部膨満、左右対称の脱毛、筋力の低下、元気の消失、皮膚の石灰化
無関心状態、あえぎ呼吸、皮膚の変化、などです。
進行すると、
うっ血性心不全、腎盂腎炎、肺動脈血栓栓塞症、膵炎 を起こし致命的となる場合があります。
思い起こせば、昨年の3月
くらいから、ムースの症状は出ていた様に思います。
お腹がポンポンに膨らんで、お水を異様に飲む、心配して、採血してもらいましたが、この頃はデーター的には問題なく、病気は明らかに見えてきませんでした。
そして、今年に入っていつ頃からだろう、夏口ぐらいから、ムースの睡眠時の呼吸の乱れに気がつきました。
息苦しそうな呼吸をしていて、鼾をかいたり、鼻をブーブーいわせたりしていました。
特に酷かった翌日には、近所の病院にかかったりしましたが、その際は胸やお腹の音を聞くくらいの簡単な診察だけで、異常なしといわれてしまい、そうなのかな〜っと腑に落ちない所もありましたが、納得するしかありませんでした。
妹との関係から来るストレスが原因と考えたりもしましたが、それだけでは片付けられず、ヒントを掴みたいと、
9月アニマルコミュニケーションを受けたりもしました。
ムースはその際、「体が疲れるんだ」 って訴えてきたので、やっぱりちゃんと調べてもらわなければと、思ったわけです。
思い返せば、体重に気を遣っても一向に減る気配を見せないし、お腹はポンポン出し、そして8月にサマーカットをしてから、毛が一向に生えてこない。。明らかに症状は出ていました。
9/17(土) 近所のA動物病院に、寝ているときの呼吸がおかしい、最近足の力も落ち、階段も上らなくなったと相談にいき、まず、胸のレントゲン撮影を行いました。
レントゲン撮影の結果は、肺には特に影があったり、水がたまっているなどの所見はありませんでした。原因がはっきりしないということで、詳しく調べてみましょうということになりました。
10/1(土)にまず、採血、レントゲン、エコー検査、尿検査を行いました。
採血の結果は、夕方出ていました。生化学検査では、また中性脂肪が160mg/dl(正常値17〜102)、GPT107Iu/l(正常値18〜107)、アルカリフォスファターゼ348Iu/l(正常値36-259) ガンマGPT13Iu/l(正常値1〜8)と肝機能の悪化と、胆管・ホルモン異常の疑いが指摘されました。
腹部レントゲンから、軽度の肝臓の肥大、腹部皮下脂肪の蓄積が分りましたが、それ以上ははっきりしないということでした。エコー検査では、明らかな所見もなく、判定は出来ないということでした。
可能性として甲状腺機能亢進症、または副腎皮質機能亢進症の可能性があると説明を受けました。
残った血清から、追加項目で行った甲状腺ホルモン(T4)の値は、2.3μg/dl(正常値0.9〜4.4)と、問題はなく、甲状腺機能亢進症は否定されました。
10/22(土) 残りの副腎皮質亢進症のスクリーニング検査として、ACTH刺激試験を受けました。 薬を注射前、1時間後の検査を比較するのですが、検査の結果は翌日、日曜日の朝、携帯に連絡が入りました。
先生いわく、『多分、副腎皮質機能亢進症と診断して間違いないでしょう。 結果を説明しますので、近く説明を聞きに来てください。』 というものでした。
予期はしていたものの、やっぱり、まさか、本当に?と、考えがまとまらない、夢を見ているような気分でした。
これからムースはどうなるんだろうと、治療すれば、長生きできるのか、副腎皮質機能亢進症って、どんな経過をたどる病気? 調べては見たものの、ネットでも文献でも、ムースの未来を予期できる程の情報は得ることはできませんでした。
10/24(火)仕事を休み、説明を聞きました。 やはり、副腎皮質機能亢進症でしょうという説明で、あまりよい病気ではないということでした。
採血の結果は、コルチゾール(前)4.7μg/dl(参考基準値1.7〜7.2) 一時間後のコルチゾール28.6μg/dlと跳ね上がってしまい、18.0μg/dl以上は副腎皮質機能亢進症と診断されるそうです。
しかし副腎皮質機能亢進症には@下垂体性(下垂体線種によるACTH刺激ホルモン過剰放出)のものと、A副腎性(副腎腫瘍)のもの、Bステロイド剤投与による医原性のものと3通りがあるそうで、今回の検査だけでは、原因はどこにあるのかは分らないということでした。
10/29(土) 原因(場所)を特定するために、高容量デキサメサゾン抑制試験 を受けました。この検査は採血してデキサメサゾンを注射し、その4時間後、8時間後と採血を行い、コルチゾール値を測定します。結果は月曜日夕には出ていたようですが、手違いで連絡が付かず、翌週末の11/5(土)に説明を受けました。
しかし、今回の検査では、両方とも「抑制なし」、「抑制なし」の判定で、副腎腫瘍の場合(100%)この判定となり、下垂体性(下垂体腫瘍の内の25%)この結果が出るということで、結局はっきりとした、病巣(原因)を特定することが出来ませんでした。
下垂体の場合は手術する症例は少なく、副腎性の場合手術もありえるということでしたが、多くは内科的治療として、薬を投与し、副腎からのステロイドの過剰放出を抑制する方法を用いるとの説明でした。
手術をするなら、場所を特定する必要があり、全身麻酔を使って脳のMRIと、副腎のエコーも撮る必要があり、ここでは出来ない検査なので、大学病院に紹介状を書くが、これはあくまでも手術を目的とした検査であるということでした。
病巣(原因)を知ておきたいが、すぐに手術をするという選択もできず、また、今のムースには検査そのものが、ダメージやストレスになり、余計病気を悪くするのでは、また、麻酔から冷めないなんてこともあるのではなど考えてしまい、何がムースにとって一番よいのか、説明を聞いても、すぐには即答できませんでした。
最終的には、その日は、内科治療で行くことを選択し、薬を取り寄せてもらうようお願いしましたが、やはり、後になって、もし副腎の腫瘍(悪性の癌の確立は50%)であった場合、多臓器への転移もありうるわけで、それを考えると手術も視野に入れた検査を受けることをしないという選択は、後々後悔するのではと思い、11/11(金) 改めて先生に大学病院で検査を受けたいと申し出ました。
先生は直ぐに大学病院に予約をとってくれ、11/22(火)に内科受診を行うまでは、決定しました。
しかし、ムースの体調は良くありません。
昨日から、時々無呼吸発作をおこしたり、おきていても、横になりぐったりと横になっています。 時々意識が薄れるのか、焦点が合わずボーっとしています。ムースと名前呼んでも、反応も鈍いです。
朝もご飯の時間になっても直ぐには起きてこず、夕の帰宅時には出迎えにも来ませんでした。
かと言って、食欲はあります。夕ご飯も全量摂取し、おやつもねだりました。 飼い主が席を外すと、時々、とぼとぼ飼い主の後を付いてたりもします。
でも直ぐに横になり、苦しそうな呼吸を見せるのです。
飼い主が不安になれば、犬も気持ちに影響され、不安になって体調を崩すというので、私がしっかりしなければならないのですが、上手く気持ちの切り替えが出来ず、情けない飼い主です。
今夜はできるだけそばに居て、ムースの様子を見守りたいと思います。
長くなりましたが、これからは、その時々で様子を記録してゆきたいと思います。
気にして、最後まで読んでいただけたみなさま、ありがとうございます。また、出来れば、ムースの回復を神様に一緒にお祈りくださりますよう、少し力をお貸し下さい。