村上滋郎

September 21 [Fri], 2007, 0:32
アートキャンプ第三期はすばらしいものだった。その中で一人、どうしてもここで絶賛しておかなくて気がすまない人物がいる。それが村上滋郎くんだ。
彼は電車のレールや、プラモデルの端材の持つ交差感やその形態にこだわって作品作りをしている作家さん。彼の豊かな表現力の源はそのポジティブなバイタリティによるもので、その作品は常に見るものの好奇心や冒険心を掻き立て、幼少期だけに持っていた少年ならではのこだわりを喚起させる

今回のアートキャンプでもそれが十二分に発揮され、彼の展示ブースはさながらやんちゃな少年の子供部屋のようだった。夜になり、遊び疲れた少年は休んでいて、窓から差し込んだ月の光が、電車のおもちゃのレールの影や、レコード盤を静かに照らしているというイメージ。おもちゃ箱をひっくり返したような空間が少年のやんちゃさを物語っている。ブース内に張られたテントの中のネオンがやさしく、だが陽気に眠りの中で光り輝いている。それの持つ暖かさは少年本人の無垢さによるものか、はたまた幼き日の自分を見つめる現在の本人なのか、当時のお父さんなのか。ってもう、これは妄想しすぎかもしれないが、やがて朝が来ればこの部屋の小さな主はまた一日中遊び回るのだろう

展覧会の感想は難しいなあ、村上くんほどの作家さんの真意を全て読み取る事ができてるとは思えない。むしろかなり的外れな事を言っているのかもしれない。しかし、これだけは言える。どっちにしても最高だ。
P R
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