「教派擬人化マンガ ピューリたん」について

April 07 [Tue], 2015, 14:09
 こんにちは。「教派擬人化マンガ ピューリたん」作者のSONOです。

 このたび、「ピューリたん」の連載開始告知や第一回目の掲載についてたくさんの反響をいただき、ありがとうございます。期待や応援の声はもちろん嬉しく聞いておりますし、それに応えるためにも今後精進していくつもりです。

 一方で、批判的・疑問的な意見が出されていることも(Twitterを中心にですが)把握しております。そういったご意見は主に、告知や宣伝で「教派擬人化」というショッキングなテーマのみが強調されており、詳しい内容がわからない、作者の素性がわからない、という不安からきているものではないかと感じました。やはりこちらから、「こういうスタンスでやっていく」ということをきちんとお伝えしたほうが良いと思い、この記事を書いています。

 まず、この企画が実現するに至った経緯について述べさせていただきます。私は、もともとTwitterとPixivを中心に歴史上の人物や神話を題材にしたイラストやマンガを投稿していたのですが、2014年11月、その活動を見たキリスト新聞社編集者の松谷シンジさんに「当社の企画に参加してほしい」とお仕事依頼の連絡をいただいたのがきっかけです。松谷さんから提案されたいくつかの企画の中の一つが「キリスト教の教派擬人化漫画」で、話し合いの結果、私の作風に合っているなどの理由で、参加が決定しました。

 とはいえ、この時点ではタイトルである「ピューリたん」や、キャラクターのビジュアル、どの教派が登場するのか等は全く決まっておらず、「キリスト教の教派を擬人化する」という枠組みしかありませんでした。松谷さんからキャラクター設定のたたき台を頂きましたが、これは参考程度に読んだくらいです。キャラクターデザイン、日常系四コマ漫画という形式、主人公を「ピューリたん」に設定し、それをタイトルにするという案、もちろん漫画本編も全て、私自身が「教派擬人化」の枠組みの中で考え形にしたものです。もちろん、ネーム(漫画の案、下書き)の段階で、編集者として松谷さんのチェックやアドバイスを受け、もう一人いらっしゃる監修の方に知識的な間違いなどを直していただくことはありますが。

 ですから、「企画に参加」と書いたのは正確ではなく、むしろ一般的な漫画編集者と漫画家のやりとりの中であるように、こういうものを描いてみないか、という提案のもと、私が新しく作品を作った、というのが実際のところです。

 批判的・疑問的な意見を下さった方々の中には、この漫画が松谷さんの企画であるという点を重要視している方が多いようですが、基本的に描いているのは作者である私です。また、私自身は松谷さんがこれまでに発案・実行した企画全てを把握し賛同した上で描いているわけではありません。ですから、今までに松谷さんによって企画され、発信されていた「教派擬人化モノ」と「ピューリたん」はほとんど別のものであると考えていただけたらと思います。


 次に、作品の性質や意図するところについて。私にとって漫画というものは何かをちゃかすための道具でも、風刺の手段でもありません。いつも読者の方が楽しめるもの、世界や視野が広がるようなものをと考えて、全力を尽くしています。今回がプロデビューとなる新人ですが、漫画を一生の仕事にしようと決めて、本気でやっていることです。ですから、いつでも作品の題材には愛をもって取り組んでいます。どこかの教派だけを優遇したり、貶めたりといった意図は全くなく、むしろその逆です。様々な教派のそれぞれの持ち味や魅力を、ひとしく読者に伝えたいというのが私の目標です。

 この目標のために「ピューリたん」ではいわゆる「日常系四コマ」という方法を使っています。一般的に物語につきものの勢力対立やキャラクターの変化・成長といったテーマをあえて出さず、キャラクター同士の交流や会話の中に、わかる人はわかるネタを入れるような形をとっています。教派のことがわからない人にもある程度面白く、しかしもっと教派について調べたくなるようなもの、表面的な面白さや可愛さ(あるいは萌え)では終わらないもの。それが私の理想でありますし、「ピューリたん」では達成されていると思っています。
 
 そもそも、私自身がプロテスタントのキリスト教徒で、宗教に関する表現に対して、かなり強いこだわり(ハードルといってもいいかもしれません)を持っています。それは、私が福音派系の教会に所属しているからかもしれません。表現の自由を盾に他宗教、他宗派を侮辱するような行為には拒否反応が出るような人間です。だから、「教派擬人化」と聞くだけで侮辱されている、ちゃかされていると感じる人の気持ちがよくわかります。私自身、自分が執筆しているのでなければ絶対に激しく批判していたと思います。そういった方々の不安を少しでも軽減したく、この文章を書きました。ただ、作品の存在そのものが受け付けないという方もいらっしゃると思います。そういう方に作品を読むことを強いることはできませんから、いずれその方の耳にまで評価の声がとどくような作品に成長していけるよう、今後の執筆をしていく所存です。


 ともあれ、作者である私がどのような意図で描いているかということは、それが作品に反映され、読者の方に伝わらなければなんの意味もありません。この文章はただ私のスタンスを示すものであって、読者が感じたことだけが全てです。ただ「ピューリたん」はまだまだ序盤です。また、四コマ漫画で隔週連載という性質上、展開はゆっくりです。どうかもう少し見守っていただいた上で、納得できない点、差別的な点があると感じたなどの問題がありましたら、作者である私に、Twitterかメール(下にアドレスを載せました)で意見を送っていただけたら幸いです。ある程度連載を続けた後、単行本化するという方向で動いておりますので、ご意見をいただければ、その際の修正・訂正などに反映させることができるかもしれません。


 長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。私の「ピューリたん」作者としてのスタンスや意気込みが、少しでも伝われば幸いです。


2015.4.6
SONO
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