表裏一対 

2006年10月10日(火) 22時50分
黒に憧れた白
白に憧れた黒

全てを拒絶し何も受け入れない
全てを受諾し何も否定しない

極端でありながら
同一でしかない僕ら

互いに自らが嫌いで
互いに片割が好きで

どうしようもなく哀れで
どうしようもなく歪で
どうしようもなく同情を誘う

どちらかが欠ければ僕らは崩れ
壊れ 跡形も無く

自らで死ぬ事もできない

何も見えない渦の中
いつまでもがけば
許されるのか

存在が既に罪
行動が既に罰

早く

消 え て し ま い た い

あだきみああむ 

2006年06月11日(日) 16時09分
しめった風は憂鬱をひきつれ 梅の実に涙落としていく
心は深くに沈みこみ 光は雲に隠れたままに

降り続く雨の中で 君にあてた一言は
誰に届くわけでもなく 僕の唇を離れた瞬間
いとも簡単に 一緒に流れてしまった
独りよがりの愛なんて いらないと知っていたのに

雨を重ねるたびに 変わりゆくアジサイ

冷たい雨は哀愁を解き放ち 僕独りを包み込む
ただ胸は苦しくて 髪が濡れて頬に貼りつく

ラジオから流れる 明るい音楽は耳に届かない
雨音に紛れるバイブ音 ほとんど話す事のない僕等
携帯のメールから 感じ取れない君の表情
たったそれだけの もろすぎる二人の絆

雲の割れ目から光が咲く 空には淡い虹がかかる

明るい光は希望をふりまき 行き先を指し示す
もう迷子にならない様に 一歩足を踏み出せば

時計 

2006年03月29日(水) 14時38分
雨の中 人の多い通り 咲き乱れる花
時が経つのも忘れ 外を眺めている
人が多いのに静まり返っているのは雨のせいか
雨が音を喰うと言うのは本当らしい

私の隣は何時も空席で寒々としている
儚い夢を語り合った あの人はもういない

手を離した風船のように気が付くともう遠くに行ってしまってた
どんなに手を伸ばしても届かないことぐらいわかっているのに
未練がましく空へ手を伸ばしている もう姿さえ見えない

嫌味なまでに正確な時を刻み続ける
私の周りのみ歪んだ時が流れている
カチリカチリと時を刻む箱しかない この部屋
正しい時を示さぬ時計ばかりだが

悲しみは時代を超え語り継がれると言う
ならば涙は風に乗り誰かに届くのか

手を離した風船のように気が付くともう遠くに行ってしまってた
どんなに手を伸ばしても届かないことぐらいわかっているのに
未練がましく空へ手を伸ばしている もう姿さえ見えない

楽しかったあのころは古びた写真のようにセピア色へとかわりゆく
あの人の隣には私以外の誰かがいるのだろう きっと
私も通りに出てみようかな 蕾を片手に持って

君に贈るウタ 

2006年03月19日(日) 23時51分
誰もいない教室 僕らがいた痕跡は今は無く
ただ冷たい春風が吹き抜けるだけで

この1年は僕にとって大切な年になるだろう
君にとってもそうなるといいな そう思う
流れる時を止める事など出来ないけど
ココロの中に留める事なら出来るだろうから

ねぇ憶えてる?
初めて会った僕らはあんなにバラバラだった事を
パズルのピースみたいに何処にはまるか判らなくて
不安で仲間を探した 独りじゃ何も出来なくて

何度も何度も躓きながら 周りにメイワクを掛けながら
進んで進んで少しずつ 1つになっていった

ねぇ憶えてる?
冬の雪の降る中 クラス対抗の試合で負けた時
悔しくって泣いてた君の事をみんなで慰めた事を
本当に君のことが大切だったから笑って欲しくって

何度も何度もぶつかりながら 周りと一つになっていき
笑って笑って触れ合って 1つになっていった

卒業させられた日に流した涙は
僕らが過ごした時の結晶だから
パズルは完成しているはずだから
僕は本当に幸せ者だよ



ありがとう ありがとう 本当にありがとう

漆黒の翼は闇を舞う 

2006年03月12日(日) 14時36分
この声が届くはずが無い
それでも 貴方へこの思いを伝えずにいられない

瞳に映るは罪無きココロ
白き翼は粉雪よりも軽いのだろう
無邪気に笑う横顔が涙を流す

ねぇ いつからこんなにも僕等は離れてしまったのだろう
気がつかなかった僕が悪いね

大事なものを失った心は歪み
絶望は翼を黒く染め
その瞳から涙は枯れた

漆黒の翼は闇を舞う
何も見えぬ事を知りながら
希望の光を探す

愛する事を禁じられ荊の森に囚われたまま
神に祈るは彼女の事だけ
壊して壊してガラクタになって気が付いた
彼女のいない世界など必要ないことに

二度と戻らぬ事を知りながら

雑音 

2006年02月25日(土) 11時25分
彼女のSOSは街に溢れてるノイズに掻き消された
感情のこもらない「愛してる」「大好き」そんな軽い言葉の渦の中に

別に好きで一緒にいる訳でもない友達との会話に花が咲く
私の心は全く満たされる事はない 干乾びていく私の心
退屈すぎる人生 皆生きてる理由持ってるんですか?

たった一人の庭の番人にナイフ渡した
みるみる枯れてく美しかった花々
残るは干からびた1輪の薔薇
ニヒルに微笑むナイフを持ったエンジェル

(What can I do?)

彼女のHELPに気付いた人々は一瞥して歩き去った
期待もしてない「約束だよ」「信じてる」そんな無責任な言葉は吹き抜け

誰でも良いから私の存在を認めて欲しいと流れ星に願いを託す
そんなの気休めにもならなかった 痛みを伴う私の心
アイデンティティ・クライシス 悩むだけ無駄なのか?

素直に泣けないエンジェルは紅き雨を求め
近づく物全てを敵とみなし拒絶する
風が吹けば飛び立ちそうな薔薇
泣きそうに微笑む蒼い孤独のエンジェル

(・・・ーーー・・・)

帰り道を見失った少女
帰り道を教えてくれたのは魔法使いのお婆さん
そんな 儚い夢物語

紅き雨は滝の様に止め処無く降り続く
甘い香りに心を許しナイフを捨てる
多くの花が息吹を取り戻し美しき庭
初めて歪だが幸せそうに微笑んだエンジェル

(sad end story)

雑音は今もなお新たなる犠牲者を生み出す

標本 

2006年01月25日(水) 14時48分
僕らは今 胸にピンを突きたてられて羽ばたけない
昔は何処へでも 自由に行けたのに

いつから 夢を見なくなったのだろう
いつから 現実ばかり見ているのだろう
思い出せないほど昔の事みたい
どうせ動けない これが現実だと諦めている

もう一度羽ばたかせて あの青い空へ
僕が願えば何処へでも行けたから
海だって山だって花畑だって
羽ばたき方は知っているはずだけど 思い出せない

誰かこのピンを抜いてください
炎が迫ってきて とても暑いのです
紅蓮の炎が赤い世界を思い出させてくれる
もう1度 飛びたいと強く願った
ピンは外れ落ち一斉に飛び立った 飛べないものもいたけれど

もう一度羽ばたける あの蒼い空へ
僕が願えば何処へでもいける
海だって山だって花畑だって
羽ばたき方は知っているはずだね 思い出したから

色とりどりの翼を持った蝶たちが
羽ばたいてる世界は美しく不気味
僕もこの中の1人なのだ 
赤い世界に戻れた 再び羽ばたける
P R
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