透明 

August 06 [Sun], 2006, 0:57
アンナは私の中学からの親友で
同じ高校に進学した。

アンナはとてもかわいい子で
高校時代から、雑誌のカットモデルをしていた。

そんな彼女は、高校を卒業したあと
東京の美容専門学校に進学して、美容師をめざしていた。

そして、成人式の少し前に、アンナと再会した時には
彼女の就職もすでに決まっていた。
青山のサロン。
とても有名なところだ。

アンナと恋愛の話をした時に
アンナには1年ほどつきあっている彼氏がいると言っていた。
彼はアンナの2つ上の美容師で、専門学校時代に出会ったらしい。

彼の名前はユータ。
アンナとユータのプリクラももらった。
ユータはオシャレでかっこよかった。

アンナに私の彼氏の事を聞かれた。

私は・・・アンナにリックのことを話せなかった。

ユータはあんなにかっこいいのに
リックは私の14歳年上で、ユータと同じ美容師なのに
普通のおじさんだった。

私もユータみたいなかっこいい彼氏がほしい。

友達に「私の彼氏、めっちゃかっこいいよ」
って言えちゃうような、そんな彼氏がほしい。

そー思った瞬間に
リックとの関係は終わりにしようと思った。

もちろん、外見ではなく中身を重要視した方がいいと思う。
でも、外見もある程度は必要だと思った。

リックとは、その時ケンカばかりでうまくいっていなかったし
それに加え、アンナ&ユータのカップルへの羨望もあり
ついにリックと完全に別れることになった。

それが私が20歳の1月のお話。

盲目 

August 02 [Wed], 2006, 11:46
当時の私は18歳、リックは私より14歳年上の美容師。

リックは私のバイト先の常連客だった。
私のバイト先は、お客さんと話をすることが仕事の1つだったので
常連のお客さん全員と必然的に仲良くなった。

その中で、私の眼に留まったのがリックだった。

私は彼とつきあう事になるまで
彼は25歳くらいだと、勝手に決め付けていた。

美容師という職業柄か、実年齢よりもとても若く見える人だった。

決してかっこいいわけではないが、雰囲気のある人だったので
惹かれたんだと思う。

当時の私にはリックの他にも2人、彼氏がいたが
リックが「第一彼氏」で、あとの二人が、「第二」「第三」と続く感じだった。

もし、私の気持ちを10で表すとしたら
リックが5、後の2人が2.5づつ、といった感じだろうか。

リックとは、私が留学してからもしばらくの間
遠距離恋愛として続いた。
遠距離恋愛といっても、私は1年の内、4ヶ月は日本で過ごしていたので
それなりに続いたのだと思う。

もちろん、別れの危機は何度もあり
別れたり、つきあったりを繰り返した。

トータルでは2年半ほどリックとの交際は続いた。

しかし、私が留学してから2年半後の1月、
自分の成人式のために日本に帰国した際に
リックとの関係に完全に終止符をうつことに決めた。

その引き金になったのは
私の中学からの親友、アンナだった。

依存症 

August 02 [Wed], 2006, 11:21
ショーンと別れ、高校を卒業した私は
「本気の恋愛なんて辛いだけ。」
と、思うようになっていた。

だから、私は遊ぶ事にした。

それに、自分が遊びたいと思った時期に
所謂モテ期が重なったので
高校を卒業した後、私の欲しいものは全て手に入るような気さえした。

「彼氏」という存在が3人。

私が「いいな」と思った人とはつきあう事にして
それ以外で私の事を気に入ってくれた人とは
時々食事に行ったり、ドライブをしたりした。

当時の私にとっては一番楽な恋愛スタイルだった。
しかし、今思えば最低だ。
私は壊れていたのだろう。

何か、必要なネジが1つなくなってしまったような・・・
そんな感じ。

そして、彼氏が3人いたので
寂しい思いをする事は全くなかった。
しかし、その中の誰にも本気で恋をしていなかった。


「男は銀行と同じ」

それが、当時の私の考え方だ。

1つの銀行に全財産を預けてしまうと
その銀行がつぶれてしまった時に、非常に困った事態に陥ってしまう。

要するに、複数の男性に少しずつ依存すれば
その内の誰か1人と別れたところで
自分の傷は浅くてすむという事だ。


彼氏は常に3人いたが、
その中の2人は入れ替わりが激しかった。

しかし、1人だけ、比較的長く続いた人がいた。
それが、14歳年上で、美容師のリックだった。

分裂 

July 31 [Mon], 2006, 11:18
ショーン 2

ショーンに愛されて初めて自分の事を少しだけ好きになれた。
私にはショーンのいない世界なんて
ビーフが入っていないビーフシチューのような物に思えた。

いつの間にか、ショーンに依存してしまうようになっていた。


そんな私たちにも別れがやってきた。
高校卒業後、私は留学する事に決め
ショーンは東京の私立大学に進学することが決まった。

私が日本を発つのは7月の後半の予定だったので
高校卒業後もしばらくは地元、長野に残る事になっていたが
ショーンが地元を離れ東京に引っ越すのは3月。

3月前半くらいから遠距離になる事への不安などもあり
ショーンとの言い争いが増え
お互いに好きだったのに・・・
お互いのために「別れ」という選択肢を選んだ。

泣く泣くショーンとの別れを選んだ。
辛かった。
いっそ死んでしまった方がいいとさえ思った。

本気で恋をしても、辛いだけ。
だけど・・・
私は他人の中にしか・・・
誰かに愛される事でしか・・・
自分のアイデンティティを見つけられなかったから。
愛される快感を知ってしまったから・・・

愛されたい。
でも、本気で恋愛はしたくない。

2つの感情からの行動。

私は「遊び」の恋愛を楽しむようになってしまった。

365日 

July 31 [Mon], 2006, 10:55
365日、誰か1人の事を
毎日必ず思い出して
考える事は容易な事ではないと思う。

それでも
1年経つ今でも
彼の事を考えてしまう。
思い出して、切なくなる。

彼が置いていったタバコの空き箱も
捨てられないままだ。
彼がくれたCDも
彼がくれたフライヤーも
1年前と同じように、大切にしまってある。

もし・・火事や地震が起きたとしても
必ず持って行くだろうね。

伸ばした髪も切れないままだ。

彼が触った髪を切ってしまいたくないから。

もし・・・
長さを変えない程度に髪の毛を切るようにして
彼が触れた最後の1ミリを切る頃には
彼への気持ちも忘れられているのだろうか。

2年後くらいには・・・。

今でも、電話ごしに聞いた彼の声が
私の頭の中から離れない。

もう1度
あの夏に戻れたらいいのに・・・。

自分を好きになる方法 

July 30 [Sun], 2006, 8:45
ショーン 1

私のアイデンティティが崩れだした。
音をたてて。
耳をふさいでも、聞こえるくらいの音をたてて。

自分は何のために存在しているのか全くわからなかった。

そんな時だ。
ショーンとつきあう事になったのは。

ショーンと初めて出会ったのは高1の時。
つきあう事になったのは、高2の夏だった。


私はショーンとつきあう前にも何人かとつきあった事があったが
それ以前のどの恋愛も、今思うと子供のつきあいにすぎなかった。

ショーンとはお互いに理解しあえたと思うし
初めて恋から愛に変わった恋愛だった。




心地よかった。




私は、自分の事が嫌いで仕方なかったけど
ショーンはそんな私を好きだと言ってくれた。
愛してると言ってくれた。

「まず、自分が自分を好きにならなければ
 誰も好きになってくれないよ。」


誰かが言っていた。

だから、自分の事を必死で好きになろうとしたけど
ムリだった。
でも、ショーンとつきあって
私は初めて・・・
少しだけ自分の事を好きになれた。
少しだけ自分の事を許せた。



アタシ、ここにいてもいいんだ。



そう思った。


自分で自分の価値をみつけることは簡単な事ではないと思う。
だから、いくら自分の事を好きになろうと努力してもだめだった。
自分の価値も分からないのに
好きになんてなれなかった。


人は、他者に愛され、受け入れられて初めて
自分の価値を自分で認められるのではないだろうか。

世界を・・・ 

July 28 [Fri], 2006, 22:22
私の生態


私は小さい頃ずっと・・・
自分は特別な存在だと思っていた。

私には世界を変えられるだけの力があると思っていた。


そんな事はただの幻想にすぎないという事に
気づきだしたのは何歳の時だっただろう・・・。


気づきたくない事に気づきだす。
認めたくない思い。


私は、少しばかり頭がいい子に育ったので
学校でいい成績をとって先生に誉められ、親に誉められ・・・
生徒会役員に当選したりする事によって
自分のアイデンティティを確立していたように思える。
自分は必要な人間なんだと・・・
言い聞かせてきたように思える。


でも・・・
そのごまかしが通じたのは中学までだった。


進学校の高校に進学した私は
上には上がいることを思い知る。


ショーンに出会ったのは
ガムテープで何重にも補修されて
やっと形を保っていられた
私のボロボロのアイデンティティが
音をたてて崩れ始めた時だった。

過去完了形 

July 27 [Thu], 2006, 8:51
ジョージと私の事をどうやって話せばいいだろう。
いざ、ジョージとの出会いやら関係やらを書こうと思うと
何から書けばいいのか全く分からない。

なぜなら、私がどうやってジョージに出会って
どうしてジョージに惹かれたのかとか、そういった類の事を
明確に説明するとなると
私がジョージに出会う前までに
どんな恋愛をしてきたとか
どんな価値観を持っていたとか・・・
私を形成していたもの、全てについて
まず最初に書く必要があると思うから。



「ライ麦畑でつかまえて」の主人公、ホールデンには
「そんなこと話したところであくびが出るばっかり」
なんて言われてしまいそうだけど。


しばらくの間、ジョージに出会う前の私についてを
書いていこうと思う。



特に、16歳から19歳の恋愛、
私とアンナ、ショーン、リックについて。

Theater 

July 26 [Wed], 2006, 8:19
ジョージと初めて一緒に飲んだ日から
今日でちょうど1年になる。


1年間の片思い。


つい最近までふっきれていなかった想い。
正直な話、今でもまだ多少・・・
嘘。
かなり、引きずっている。

でも、きっともう大丈夫。
ジョージとの事はキレイな思い出にしよう。

思い出にするって決めたけど
この恋は、私の最初で最後の大恋愛かもしれないから。
だから、どんな形でもいいから
私とジョージの事を残しておきたいと思った。

この気持ちを残しておきたいと思った。
ずっと忘れないために・・・

このブログには私、EmilyGeorgeに対する素直な気持ちを
綴ろうと思う。
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