長谷川等伯 

2010年03月12日(金) 23時25分
久しぶりに・・・更新してみようかな

没後400年 特別展
長谷川 等伯
2010年2月23日〜3月22日
東京国立博物館 平成館



今週は美術鑑賞三昧。長谷川等伯の事は、一昨年の夏に感激しながら観た「対決 巨匠たちの日本美術」展で知った。この時は、「永徳 VS 等伯」で狩野永徳のライバルとして取り上げられていた。狩野派のスターとは一線を画した、心にしみとおる画風で好きだった。もう一度見られるのならぜひ行きたい!と、楽しみにしていた。

いつもながら、気づけば会期終了が迫ってきたので、金曜の夜に仕事が終わってから国立博物館へ。夜の国博はライトアップされてなかなかファンタジック。

今回は、等伯の歴史をたどりながら作品を見ていく形式で、同じ画題でも前半と後半ではずいぶん違いも見られて面白かった。
自身が熱心な仏教徒だったとのことで、前半は、仏画が多かった。仏画は勉強不足で、正直あまり楽しんで見られないのだが、しばらく見ていくと、かなり写実的であるという特長に気がつく。
お坊さんの装束の模様などがかなりリアルに描かれていたのと、人物の顔が「人物画だとどの人もほとんど同じ顔よね」みたいな感じでは全くなく、ひとりひとり、まったく異なった顔で、しかも現代の私が「この人に似ている人知ってる!」と思ってしまう作品ばかり。写真もないから検証しようもないけれど、たぶんかなり写実的に描写していそうだと思った。

最初、「人物がうまいな〜」と思って観ていたが、植物、動物、海の波や木々などの風景といった画題が出てきても、同じように「うまいなぁ〜」と感心してしまっていた。
また、「金碧障壁画」と言われる金箔に色彩豊かな作品は華やかで美しく、そして侘びた水墨画もすごく立体感があって魅力的で、本当に多彩というか、力のある画家だったんだろうなぁと、感じずにはいられなかった。

何に感心・感動したのか?ほんの数例を挙げると・・・
<萩芒図屏風>
萩とススキのみを一双ずつの屏風一面に描いた作品もあり、萩とススキなんて画題にするにはちょっと地味なのに、大胆な構図で華やかな作品になり、そんな中にもちゃんと秋の寂しさを感じられるあたりは、すごいわぁ、と感心しきり。
<波涛図>
水墨画の岩と波に、金箔の雲。抑えた色彩なのに、海の大きな拡がりと波のうねりが感じられて、圧倒的な存在感。
<佛涅槃図> 
三大涅槃図の一つで、国内最大級と言われる高さ10mのこの京都・本法寺の涅槃図も実物大で見ることができた。仏さまの周りにいる一人ひとりの表情も、動物の表情も、本当に悲しそうに泣きじゃくっている。
そして、お釈迦さまの周りの沙羅双樹の木がまっすぐ上に伸びて、高ーい天の上の雲間にお月さまが光っている。
なんか、しんみりした気持ちになって、こっちまで泣きそうになってしまった。
前半にも同じ画題の小さな作品があったけれど、そちらはどちらかと言うと形式的な感じで、上手いけれども伝統的・一般的な涅槃図という感じ。こちらを見ると、大きさも関係あるのかもしれないが、登場人物の表情が生き生きと描かれ、訴えてくるものがあるように感じられた。
等伯の人間観察力や、それを画にする力量は深化し続け、どんどん伸びてきたんだろうな〜とかんじずにはいられかった。
<松林図屏風>
国宝の松林図屏風やはやっぱり何回見ても、すごいなぁと。立体感や揺らぎや空気感が墨一色で表現できるなんて・・・!
<竹林猿猴図屏風>
お猿さんが木にからみついている画。猿の毛のフワフワ感や、親子のお猿さんの愛らしい様子がよく表現されていた。
<竹鶴図屏風>
おさるさんの隣にあった画で、個人的にはこっちの方がお猿さんよりももっと好きだった。うっすら描かれた鶴は羽がやわらかそうで、とても温かでな上品な印象。そしてしっかりと描かれている竹林は、墨の濃淡でかなりの奥行きが感じられた。
<等伯画説>
達磨さんや山水画などは雪舟っぽいなぁ…と思ってみていたら、雪舟の流れをくんでいる事を系図で示したノートも展示されていて、やっぱり大きな影響を受けているのね。と納得。

とにかく、見どころは沢山で、観に行ってよかったっ!とおもう。願わくば、もう少し空いていたら・・・。
近くには何とか寄れるんだけど、さあ!今度は遠くに離れて見よう!と思い何とか抜け出して後ろに下がると・・・。
人だかりで、特にいい部分は全く見られない…これの繰り返しで・・・。
この日は美智子様とニヤミスだったけれど、美智子さまはきっとゆっくり、学芸員付きで近くからも遠くからも見ることができるんだろうなぁとおもうと、初めて皇室の方を羨ましいと思った…。

帰りの道すがら、こんなものを見つけた。通り沿いには浮世絵の灯篭の列。夜の上野公園もなかなかいいね!

球根のお花 

2006年03月13日(月) 10時12分
今日は暖かく、気持ちの良い日だった。
フラワーアレンジメントのレッスンへの足取りも軽い。
 
今月のテーマは
「球根のお花を使ったアレンジ」
 


白とグリーンを基調にしたアレンジに初めて挑戦。
使ったお花は・・・                    .                   
<球根のお花>
 ヒアシンス・ラナンキュラス・貝母百合(ばいもゆり)
<飾りのお花>
 カーネーション・スイトピー
<グリーン>
 レモンリーフ・アセビ・バイモユリ
 貝母百合が可愛い。別名(中国名)は編笠百合。いいアクセントになっている。

球根のお花について、色々聞くことができた。
面白かった大発見は、
球根は秋に植え、「冬の寒さを越さないと芽を出さない!」ということ!
植物のバイタリティは想像を絶する。すごい!
きちんと厳しい自然の中で生きていけるよう出来ているのね。
こんなに美しい花たちを運んでくる春が来るありがたさと共に、
冬の寒さがあっての、春のこの花たちなのね、と思うと、
冬があるありがたさも感じずにはいられません・・・。

釣り釜 

2006年03月10日(金) 22時56分
不風流處也風流
風流ならざる処また風流

白雲守端の偈、「有意気時添意気 不風流処也風流」
≪意気有るとき意気を添え、風流ならざる処也風流  ー厳しくする時には徹底して厳しい姿勢を貫くのがよいが、その反対に力を抜いている時があれば、それもまた味があるものだー ≫に拠る。
人の評価を得られない不恰好さにもまた味わいがある。
出典:臨済録

今月は釣り釜。五徳がないので、炉中がかすかに見え、今日は真塗りの炉縁に赤い炭火が美しく映って見えて、すごくホックリあったかくて、和んだ気持ちになれた。
身を堅くして、冬をしのんでいたのが、3月になると、梅の香りや、沈丁花の香りがしたり、風も暖かになり、春への期待がふくらんで、ふわふわした気持ちになる。
釣り釜が、柄杓をかけるたびにユラユラゆれる感じと、何もしていなくても、何となくゆれる様子が、そんなこの時期の気分とすごくマッチすると思うし、頑なな気持ちをほぐしてくるような気がする。意気を添えずに、こんな風に、「風流ならざる処も、また風流」なのね。

東京美術倶楽部 美術商の100年 

2006年02月21日(火) 23時47分
東京美術倶楽部 創立100周年記念
美術商の百年
「大いなる遺産 美の伝統展」
2006年2月5日(日)〜2月26日(日)

この展覧会のポスターは、地下鉄駅や図書館で結構見かけていた。行ってみたいなぁと思っていたら、日曜の朝にNHKの「新日曜美術館」で紹介されていた。
美術商を通して、時代を経て人々の手から手へとめぐった名品たちの数奇な運命についてまとめられていて、すごく面白かった。
時間が出来たので、大門まで行って、見てきた。

どことなく、日本の画家の作品は、海外の画家の真似っ子でしょーみたいなイメージがあって、物足りなさを感じてしまって、普段はあまり関心を寄せることのない。
今日は、日本画の作家、日本の洋画家の作品を見ることが出来て、行ってみてよかったと思う。
ほとんど無知に等しい私でも知っている、横山大観、東山魁夷の作品などは、近くで見ても、遠くで見てもすごく美しく、抜きん出て圧倒的な存在感だったと思う。
あとは、川端龍子の作品も目を引いた。
日本の作家の作品にも、すばらしい作品が沢山あって、今までの偏見を正さなくてはいけないなぁと実感した。

茨木のり子さんのこと 

2006年02月20日(月) 22時28分
大好きな詩人 茨木のり子さんが亡くなった
このブログでも昨年9月の末に「自分の感受性くらい」を好きな詩として紹介したことがある。
背筋のすっと伸びる、凛とした、ステキな詩を書く女性。すばらしいと思う。


もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくはない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ

茨木のり子 1999 「倚りかからず」筑摩書房

雪間の草 

2006年02月17日(金) 22時33分
大炉のお稽古も、今年は今日が最後。
ようやく逆勝手に慣れたと思ったら・・・もう最終回とはね!
今日は初炭点前をお稽古して、後炭点前も見ることが出来た。
炉中に炭を組んでおくなんて、大炉ならではの趣で、なかなかステキだと思った。



今日の主菓子は、全体が白で、その中央に少し緑の入ったきんとんで、
「雪間の草」という銘がつけられていた。
先生が「歌名よね」とおっしゃって、後輩が答えていた。
こんな時にパッと答えられない教養のなさが、本当に悲しいけれど、
日本人の繊細な美意識を感じさせるとってもステキな歌で、感激してしまった。

花をのみ待つらん人に山里の雪間の草の春を見せばや
                                 新古今和歌集 
                                 藤原家隆
本当に、桜だけじゃなくていろんな春があるのねぇ。
しっかり目を見開いて、見逃さないようにしなきゃ!

そういえば 

2006年02月15日(水) 14時35分
そういえば、ファッションの話、美容の話って書いたことなかったなぁ。
そんなわけで、カテゴリに「fasion & Beauty」を追加した。
今日は久しぶりに口紅を購入。
いつもはCHANELだけど、今日はEstee Lauderのカウンターで購入。
「オレンジっぽいような、ピンクっぽいような」と言うビミョーな注文に対して、お店のお姉さんが選んでくれたのは→こんな色。
Pure Color Clystal Lipstick
No.301 「Clystal Baby」

肌なじみが良く、口紅が浮いたりはしないけれど、顔色が自然に明るく見える色。
嬉しいことに、その場で口紅のキャップに名前を刻印してくれた。名前の刻印って結構好きで、名前を入れてもらうと、とたんに「My○○」感が増して、愛着が沸く。文房具とか、手帳はあるけど、化粧品に名前の刻印してもらうのは初めて。
嬉しいな。

5th Avenue Chocolatier 

2006年02月14日(火) 14時29分
デパ地下のチョコ売り場も、今日で最終日。
お気に入りのチョコを購入。


New Yorkの5th Avenue Chocolatierのチョコレート。
Champagne flavorのChocolate。
生チョコですごく美味しいの。喜んでもらえると良いなぁ。

BOX ARRANGE 

2006年02月11日(土) 22時10分
今日は2ヶ月ぶりにフラワーアレンジメントのレッスンに行った。
今月のテーマはボックスアレンジ

箱の大きさを変えたりして、ギフトなど、色々なときに使えそう!

唐突なる収納のアイデア 

2006年02月05日(日) 13時18分
今年は「着物を着てお稽古」頑張っている。
着物はいつも実家から送ってもらって、それをたとう紙に入れたり、風呂敷に包んだりして収納している。
その上に帯揚げ帯締めを風呂敷に包んでおくんだけど、時々それがこぼれそうになっていて、結構神経を使う。
で、着付け道具・足袋・肌襦袢は指定の衣装ケースの中・・・でも、物が増えてしまって、最近は収納場所をバラバラにしたりして、すごく使いにくい状態になってしまっていた。
で、考えたのは、その日着る分の肌襦袢と足袋、一回の着付けで使う紐などの着付け道具、帯締め、帯揚げをちゃんと袋に入れて、その都度使いやすいようにしよう!と言うまたもや唐突なアイデア。


そんなわけで、生地を買いにおかだやに出かけた。
キレイな色で格子模様とかの、インドシルクがいいかなーとか、考えていたんだけれど、まつり縫いが面倒くさいので、作戦変更で、浴衣用の木綿生地であずま袋を作ることにした。
色々な模様があって迷ってしまうが、ちょっとかわいい感じのを4種類選んだ。
家に帰り、完成寸法を想定し、端っこをまつって、2辺縫い合わせて・・・
2時間くらいかな?4つのあずま袋が完成!!
これで、何となく使いやすくなったような気がする。
模様違いで風呂敷より識別しやすいし、かわいくって使うのが嬉しい。
紐類の入った袋にはおびいたまでしっかり収まって、想像以上に収納力もあるし・・・。
良かったー(^O^)

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