二次創作書きさんにたった10のお題より2 

2005年01月20日(木) 12時28分

005.正しい朝の起こし方



何時も苦痛を与えないよう優しく、とは思うのだけれど身体中の熱を上げて行う行為は途中で
自分本位の快感を貪るだけの結果になって後悔する、翌朝…。
カーテン越しの穏やかな光が頬に差し、覚醒を余儀無くされて閉じた瞼を開ければ
傍らには疲労に色を無くした綺麗な横顔が見えて、少し反省した。
どうせ次の夜もまた同じ事を繰り返してしまうに違いないから、戒めはほんの少し。

パジャマの開いた首元から覗く昨夜の所有印は未だ、少しも薄れずに残っている。
抗い難い欲求が腰の辺りから這い上がって思わず伸びた手が触れた先は、薄いその胸元で。
薄い布越しに呼吸を繰り返し上下するのを感じて、悪戯な指先を今は大人しい尖りへ
引っ掛けてみた

「・・・っ、・・ぁ・・・ン・・・・・・」

・・・・・・?!

柔らかく弾くその感触を味わった、と思った瞬間信じられない声を聞いて忍足は飛び退った。
ベッドが大きく揺れたけれども、如何やら跡部が起きる気配は未だ無い。
激しく動悸を刻む自分の胸を押さえて深く深呼吸を繰り返し、漸く少し冷静になった頭で思った事は

「・・・・あん、はアカンやろ・・・ちゅうか・・・・・」

跡部の甘やかな声に朝から興奮するどころか、触れてもいないのにズキズキと主張を始める自身に
何とも情け無い気分にさせられては仕方なく、大きな溜息を吐いてベッドを降りた。
朝食代わりのコーヒーが寝室まで香りを漂わせる頃には収まっている事を願って。
無意識でまでも自分を翻弄する姫を起こすにはまだ少し、時間が掛かりそうだけれども
口付けの後の情け無い顔を見せて、笑って貰おうか…。

二次創作書きさんにたった10のお題より 

2004年12月26日(日) 20時09分
001.コーヒーにお砂糖を


部活の後の疲れた身体には適度な塩分と、そして糖分。
拘りのある豆のセレクトと挽くのは家で済ませ、持ち込んだコーヒーメイカーに
粉末をサラサラと流した。
古惚けた藁半紙のような紙が忍足は何故か気に入っており、
注いだ湯が落ちる間は魅入られたように視線を止めてしまう。
ただ眺めている身にしては結構な時間、けれど作業中の跡部には大したロスでもないだろう
やがて落ちた琥珀色の液体を二つのカップに注ぎ入れ、
やはりこれも持ち込んだ陶器のシュガーポットから星型の砂糖を摘み出した。
可愛い物好きの姉が持たせてくれたソレは自宅に置くには不似合い過ぎて
笑いのネタついでに部に寄付したものだった。

部誌の記入を日課としている跡部の為に入れたコーヒーには砂糖を3つ、
自分のカップには1つ、星型を落として緩やかに溶けてゆくのを待つ。
小さなティースプーンなど存在しないから、最後には甘過ぎる液体を苦笑いで
流し込むことになるのだけれど。
自分にも他人にも厳しい恋人が安息の時間を迎えるまではあと少し。
甘過ぎるコーヒーを互いに教え合う、口付けまで…――あともう少し。




http://atlemuria.fc2web.com/tatta10.html

試しに 

2004年12月25日(土) 15時51分
書いてみようか。
気侭に 忍跡
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