第3話
September 03 [Sun], 2006, 11:37
シロは、生まれつき特別な人間である。
厳密に言えば、人間でもない。
5つの感覚は軽く、人の10倍はあるのである。
だが感覚が鋭すぎるというのも考え物なので、いつもは精々2倍程度にしている。
だが・・・今日は、運がよかった。
ぴくん、とシロが反応した。
確かに、悲鳴だった。
しかもクロのものだ。何かあったことは明確である。
シロは時々すべての感覚を極限まで高める訓練をしている。
いざというとき、鈍って五感が全くアテにならなかったら困る為だ。
そして今はちょうど、その訓練をしているときだったのだ。
ふぅぅぅ・・・息を吐く。
深呼吸して、目を閉じる。
心を無にし、また目を開く。
そして、静かに構える・・・全て師匠に教わったことだ。難しいことではない。
顔を引き締めて、改めて相手を見た。
坊主頭に、ラフなTシャツとGパン。だが手には、ごついナイフを握っている。
何より、正気じゃない。ゆるんだ頬、ほとんど白目・・・ヤクか?
記憶をひっぱりだして考えたが、こんなやつ、手配書にはいないはずだ。
ということは、すでに捕まった者がまた逃げ出したのか?
もしくは、ここ何日かで新たに現れた犯罪者か。
とにかく、さっきは何とかアイツをはじき飛ばせた。うっかり悲鳴を上げてしまったけど。
ここは、譲らない・・・
ギリっと間合いを詰める。
そして、始まる。
戦い、が。
厳密に言えば、人間でもない。
5つの感覚は軽く、人の10倍はあるのである。
だが感覚が鋭すぎるというのも考え物なので、いつもは精々2倍程度にしている。
だが・・・今日は、運がよかった。
ぴくん、とシロが反応した。
確かに、悲鳴だった。
しかもクロのものだ。何かあったことは明確である。
シロは時々すべての感覚を極限まで高める訓練をしている。
いざというとき、鈍って五感が全くアテにならなかったら困る為だ。
そして今はちょうど、その訓練をしているときだったのだ。
ふぅぅぅ・・・息を吐く。
深呼吸して、目を閉じる。
心を無にし、また目を開く。
そして、静かに構える・・・全て師匠に教わったことだ。難しいことではない。
顔を引き締めて、改めて相手を見た。
坊主頭に、ラフなTシャツとGパン。だが手には、ごついナイフを握っている。
何より、正気じゃない。ゆるんだ頬、ほとんど白目・・・ヤクか?
記憶をひっぱりだして考えたが、こんなやつ、手配書にはいないはずだ。
ということは、すでに捕まった者がまた逃げ出したのか?
もしくは、ここ何日かで新たに現れた犯罪者か。
とにかく、さっきは何とかアイツをはじき飛ばせた。うっかり悲鳴を上げてしまったけど。
ここは、譲らない・・・
ギリっと間合いを詰める。
そして、始まる。
戦い、が。
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