クランツ・カーロック・ルフェーブル
@コットンクラブ東京 2010 2.19
キース・カーロックの存在を初めて知ったのは、NY系ギタリスト=”オズ・ノイ”のアルバム。もちろん、ギターもカッコ良かったのだが、それにも増して、背後から追い上げてくるリズムが凄くって、それから、カーロックのファンになってしまった。(*発音は、キース・カールロックみたい聞こえます。)
カーロックの普段は、かつては、ブルース・ブラザースバンド、スティング、最近は、ジェームズ・テイラー、スティーリー・ダン、ドナルド・フェイゲンなどの名だたるミュージシャンのバッキングメンバーとして、世界中をツアーして周っています。おとなしくバンドの音として同化しているものの、ソロを振られて、見せ場では、かなり目立ってしまうので、なに?あのドラマー凄くない!なんてことになるわけです。
そもそも、ドナルド・フェイゲンが、どれほど神経質に自分の音質や音楽に、こだわるかを知っているひとにとって、最近のレコーディング、ツアーそして、スティーブ・ガットの名演ソロパートまで、すべてカーロックひとりに任せているのは、彼が、よほど全幅の信頼を寄せるているからに違いありません。
そのドラム職人としての、カーロックのドラムが聞ける、きわめてストイックなバンド、その出発点が、もっともアルバム単位で参加数が多い、このNY系フリーキーなギタリスト=ウェイン・クランツなのではないでしょうか?クランツとは、共に、ドナルド・フェイゲンとのバンドでツアーを巡るメンツです。
ギタリスト、ウェイン・クランツのパーマネントバンドとしてカーロックは、ベースに”タル・ウィルケンフェルド”とも親交が深く、また、ギターレスのバンドとして、少々、インダストリアルなサウンド志向を持ったバンドが”RUDDER(ラダー)”で、昨年は、ルフェーブルと共に来日しました。
そして、この奇才・ウエイン・クランツとのスリーピースバンドこそ、カーロックの真骨頂、個性的・躍動感溢れたドラミングが縦横微塵に炸裂する、インプロヴィゼーション主体のコンポーネントです。はじめて聞かされる、カーロックのドラミングは、ロックファンなら、”ボンゾ”がJAZZやってると思うでしょう。
モーラー奏法、オープングリップで、一心不乱に叩く姿、ドラムセッティングが、スネアのみならず、ふたつあるフロアタムが客席側へとやや傾くような妙なセッティングとなっていて面白い。
そして、かねてから話題となっていた、カーロックの相貌は、ウェイトを少し絞っていたとはいえ、やはり、どこか、アニメ・怪物君に出てくる”フランケン”にも似て、ドラマーにしてはデカイ。しかし、ベースのルフェーブルは、もっとデカかった。まぁ、言ってみれば、フランケン > 民主党 岡田幹事長 > キース・カーロックみたいな。
キース・カーロックが、どれだけスゴイ、ドラムなのか、それは、実際に目撃してみないと分からない。そして、ドラムの鳴りが大きい。視覚的に例えると、まるで、和太鼓を叩いているような、そんな地響きと向かってくる迫力を多大に感じます。あと、セッティングですが、ふつう、タムだって、スネアだって、水平よりも自分に向けて傾斜していたほうが叩き易いように思えるのですが、カーロックの場合、こうして目の当たりにすると、かなり観客席側へと斜めになっているのが分かります。
カーロックのドラムは、音からしても、やはり個性を確立していて、あまり似た感じが思い当たりません。盛りがってきて、音的には大きく聞こえるのですが、走っている感じはしません。グルーヴを維持したまま、バンドの持つ音響空間が高まっていくような状況に持っていけると思うのです。
ウェイン・クランツのギターは、思った以上に、捉えにくかった。かなり拘った音があるみたいなのですが、ふつうに、フレーズを歌わせたり、早いフレーズも弾かないので、ちょっと予測不能なところがあります。これまで、自分の好みとして、ギターそのものの音が綺麗なタイプを好んで聞いてきたので、ちょっと、その点では、ノイジーで、フラクチャー(破砕)なサウンドでした。ビル・フリゼールとも、もちろん、ホールズワースとも違う、そのつどのセンテンスで、ギタースタイルを切り替えて、変幻自在に表現する、面白いサウンドでした。
音は、思ったより、複雑にエフェクターを使ってません。どちらかといえば、古典派。歪ませてノイジーにするか、ワウを掛けるかですね。足元で切り替えていたエフェクツは、BOSS製でした。
@コットンクラブ東京 2010 2.19
キース・カーロックの存在を初めて知ったのは、NY系ギタリスト=”オズ・ノイ”のアルバム。もちろん、ギターもカッコ良かったのだが、それにも増して、背後から追い上げてくるリズムが凄くって、それから、カーロックのファンになってしまった。(*発音は、キース・カールロックみたい聞こえます。)カーロックの普段は、かつては、ブルース・ブラザースバンド、スティング、最近は、ジェームズ・テイラー、スティーリー・ダン、ドナルド・フェイゲンなどの名だたるミュージシャンのバッキングメンバーとして、世界中をツアーして周っています。おとなしくバンドの音として同化しているものの、ソロを振られて、見せ場では、かなり目立ってしまうので、なに?あのドラマー凄くない!なんてことになるわけです。
そもそも、ドナルド・フェイゲンが、どれほど神経質に自分の音質や音楽に、こだわるかを知っているひとにとって、最近のレコーディング、ツアーそして、スティーブ・ガットの名演ソロパートまで、すべてカーロックひとりに任せているのは、彼が、よほど全幅の信頼を寄せるているからに違いありません。
そのドラム職人としての、カーロックのドラムが聞ける、きわめてストイックなバンド、その出発点が、もっともアルバム単位で参加数が多い、このNY系フリーキーなギタリスト=ウェイン・クランツなのではないでしょうか?クランツとは、共に、ドナルド・フェイゲンとのバンドでツアーを巡るメンツです。
ギタリスト、ウェイン・クランツのパーマネントバンドとしてカーロックは、ベースに”タル・ウィルケンフェルド”とも親交が深く、また、ギターレスのバンドとして、少々、インダストリアルなサウンド志向を持ったバンドが”RUDDER(ラダー)”で、昨年は、ルフェーブルと共に来日しました。
そして、この奇才・ウエイン・クランツとのスリーピースバンドこそ、カーロックの真骨頂、個性的・躍動感溢れたドラミングが縦横微塵に炸裂する、インプロヴィゼーション主体のコンポーネントです。はじめて聞かされる、カーロックのドラミングは、ロックファンなら、”ボンゾ”がJAZZやってると思うでしょう。
モーラー奏法、オープングリップで、一心不乱に叩く姿、ドラムセッティングが、スネアのみならず、ふたつあるフロアタムが客席側へとやや傾くような妙なセッティングとなっていて面白い。そして、かねてから話題となっていた、カーロックの相貌は、ウェイトを少し絞っていたとはいえ、やはり、どこか、アニメ・怪物君に出てくる”フランケン”にも似て、ドラマーにしてはデカイ。しかし、ベースのルフェーブルは、もっとデカかった。まぁ、言ってみれば、フランケン > 民主党 岡田幹事長 > キース・カーロックみたいな。
キース・カーロックが、どれだけスゴイ、ドラムなのか、それは、実際に目撃してみないと分からない。そして、ドラムの鳴りが大きい。視覚的に例えると、まるで、和太鼓を叩いているような、そんな地響きと向かってくる迫力を多大に感じます。あと、セッティングですが、ふつう、タムだって、スネアだって、水平よりも自分に向けて傾斜していたほうが叩き易いように思えるのですが、カーロックの場合、こうして目の当たりにすると、かなり観客席側へと斜めになっているのが分かります。
カーロックのドラムは、音からしても、やはり個性を確立していて、あまり似た感じが思い当たりません。盛りがってきて、音的には大きく聞こえるのですが、走っている感じはしません。グルーヴを維持したまま、バンドの持つ音響空間が高まっていくような状況に持っていけると思うのです。
ウェイン・クランツのギターは、思った以上に、捉えにくかった。かなり拘った音があるみたいなのですが、ふつうに、フレーズを歌わせたり、早いフレーズも弾かないので、ちょっと予測不能なところがあります。これまで、自分の好みとして、ギターそのものの音が綺麗なタイプを好んで聞いてきたので、ちょっと、その点では、ノイジーで、フラクチャー(破砕)なサウンドでした。ビル・フリゼールとも、もちろん、ホールズワースとも違う、そのつどのセンテンスで、ギタースタイルを切り替えて、変幻自在に表現する、面白いサウンドでした。音は、思ったより、複雑にエフェクターを使ってません。どちらかといえば、古典派。歪ませてノイジーにするか、ワウを掛けるかですね。足元で切り替えていたエフェクツは、BOSS製でした。
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