バチカン近衛兵 

June 16 [Sat], 2007, 22:31
バチカンの近衛兵をご存じですか
先日の飲み会でイタリア旅行の写真を見せて戴いたので、ちょっと紹介します
まぁ、この下のピエロさんがそうなんですが(笑)
このピエロ、実はスイス人なんです記憶は曖昧ですが、ダン・ブランの『天使と悪魔』にも出てきたような、ないような
で、またもや曖昧なのが、何かのとき(いつだよ)、最後まで教皇を裏切らないで守り続けたのがスイス兵だったために、今でもスイス兵が教皇を守っているんだそうです
地元は信用ならんのか仕方ないと言えば、仕方ないですが…。
歴史書を開いてみましょう教皇領はデカくて邪魔です
ついでに、こんな恰好ですが、兵士の皆さんはエリートの美男子なんです
まぁ、普通、近衛兵というのは美人さんじゃなきゃ見栄え悪くってダメですが
(ベルバラのオスカルですよ

ちなみに、このデザインは誰もが知ってる方がデザインしているんですよ
『ダビデ』『ピエタ』『天地創造』なんかでお馴染みのミケランジェロさんです
私、ミケランジェロはじいさんでも筋骨隆々に描くとこが気にくわないのですが、服のセンスも気にくわない
女好きで有名だったラファエロさんがデザインしたら、もうちょっと違ってたかも

ついでに、レオナルドとミケランジェロはゲイです
レオナルド氏は二回ほど若かりし頃にとっつかまるっております
しかし、物的証拠がないために釈放
当時は現行犯逮捕か、自白でなければ有罪は不可能だったそうです
しかし…現行犯逮捕は…したくないな



お写真元:http://www.d1.dion.ne.jp/~momix/Italy/italynikki4.htm

ヴィッキーの称号 

June 13 [Wed], 2007, 20:08
ヴィクトリア女王の称号は

Victoria,by the Grace of God, of United Kingdom of GreatBritain and Ireland, and of the British Dominious beyond the Seas, Queen, Defender of the Faith, Empress of India.

長っ…
しかし、イギリスは過去の栄光に捕らわれないとこがいいですよね
逆にスペインは未だに16世紀を生きてるそうですよ
嫌いじゃないけどねむしろ好きというか、羨望
ついでに、ヴィッキーは最後の『インド女帝』ってのがお気に入りだったそう
彼女はサインをVictoria R & I (Regina et Imperatrix)とするのがお好みだったとか
まぁ。『皇帝』だし…。
付け足しで、日本の天皇は現代で唯一ローマ法王に認められた皇帝だそうです
う〜ん。上から目線



魔女の正体 

June 07 [Thu], 2007, 21:25
こんばんわ〜不定期どころか気まぐれ更新になっております
ところで、皆さんは欧米に…特にアメリカでは東海岸沿いを旅行したことはありますか
でるそうですよー。幽霊が
その幽霊さんと言うのは魔女狩りにあった人だそうです。(もちろん全てではないですよ

この魔女狩りというもの、かなり御免被りたいものですが、被告人は『魔女』とか言うくせに女性だけではありませんでした。というのも、魔女狩りそのものが『人のせいにする』っていう人間らしい発想から生まれたものだからなんです
今の私たちは「何になろうかなー」なんて言ってますが、そんな職業選択の自由が認められたのはついつい最近のことでございます。当時(中世)では、長男が家を継いで、後は聖職者・軍人・職人でした女性は結婚できなければ(持参金問題があるのでほとんどムリでした)修道女・娼婦・産婆になるしかなかったんです
ちなみに私は「なら娼婦だ」と即答したんですが(笑)この産婆というのは、今と違って男性はいませんでした。やはり、女性器に直接触るものですから、男性はムリだったんですねー。
しかし、当時の女性は大学に行くなんてことはありませんから、経験上の知恵でしていたわけです
でも、ここが問題大学は出てないわ、男にとっちゃ何しているんだかわからないわ、怪しいわけですそれに、兎に角当時は不衛生。洗ってもいない手で突っ込むわけですから…産褥死の死亡原因第2位だったのも頷けます(一位はペストです
でも、愛する妻もしくは母・娘を失った家族にとっては受け入れがたいものがありますよね
衛生管理うんぬんは違いますよー。あの太陽王ルイ14世も脚を洗ったのは3歳の頃です
だからこそ、香水文化が発達したんですねー。日本も平安時代は盛んでしたからね後々は教養止まりでしょう
それは兎も角、この身分も低く、学歴も低い娼婦上がりの年増女はとっつかまるわけです
ついでに、ふしだらな生活を送る娼婦たちがとっつかまったり、閉鎖的な修道院がやり玉にあがったりします。
あれと思われるかもしれませんが、修道女たちだって入りたくて入ったわけではありません。それ以外に生きるすべがなかったわけですし、修道院自体が巨大な売春宿だったこともなきにしもあらず。ついでに、お庭ではハーブなんかを作ってたりしますから、この女の園は余計怪しげです。
で、この魔女狩りブーム。豊作だったりすると、数は激減します逆に、不作、またはペストの大流行のときはもの凄く増加します
この人のせい論は残念ながら現代でもありますよね
つい最近ではイラク戦争、もうちょこっと前ではユダヤ人迫害、赤狩り、お隣韓国では日本のせいにするのが基本政策になっています
何か不運なことがあると、人のせいにしたくなる気持ちは誰にでもあります。
しかし、それを口に出し、行動して自分の非を認められないのは実に愚かしいことです。○○ダイエットで失敗したからといって、紹介したテレビ番組を非難するのはアホらしいです
自分の悪いトコも、良いトコも全て受け入れられる人が真に強い人だと私は思いますよ
まぁ、私みたいに受け入れるどころか、開き直る奴もどうかと思いますけどね

頭良いのか?悪いのか??よくわからない鳥・キジバト 

June 01 [Fri], 2007, 1:30
デッデーポッポーうるさいのはこいつです
ハトの中では綺麗な方じゃないですか
しかし、昔は伝書ハトっやつがいたくらい身近な鳥ですから、ハトの種類は豊富なんですけどね
でも、コイツはよくわからない鳥です
何がよくわからないって、巣の位置が低すぎるんですよ(大体、地上から1メートルくらい)
以前、私が住んでいたマンションには庭がありました
そこをくるりと木が囲ってあったのですが、あろうことかその庭の木に巣を作ったんですね〜
しかも、建物の入り口に近いんですよ
だから、人通りも激しいですし、子育てには不向きなんです
ですが、こいつらはそこに居着きました
困ったのは私の母です
洗濯物が干せないんですねでも、巣を取り壊したら、二度と娘は口をきかないでしょう(笑)
仕方なく、ご自分の部屋に干してましたよ

あと、毎年泊まりに行っているホテルがあるのですが、そちらでも彼らの巣を見かけました
これまた人通りの多い出入り口の近くの低い木に作っていたんです
それで、私は考えました。
低いところに作るってことは敵に狙われやすいハズ。
例えば、猫や蛇、そしてカラスなんかですね
でも、好きこのんでそんなトコに作るってことはなんらかのメリットがあるハズなんですよ。
で、結論。
人って、巣を覗くことはしますが、取りませんよね(カラスの巣は別問題のようですが)
それに、人通りが多いってことは、猫は狩りなんかできませんし、カラスも寄りつきません。ましてや、ヘビなんて絶対ムリです。
そこまで考えてるかは知りませんが、無事巣立ったことを考えるとそういうことなのかもしれませんね

余談ですが、彼らの雛を二回ほど助けたことがあります
一回目は台風の日。びしょびしょになって縮こまっているのを台風が止むまで部屋に入れておいてやりました
もう一羽は、なんと道路のど真ん中にいたんです
びっくりして車が来ているのを無視して抱いて走りましたよ
歩道に辿り着いて、親を捜すと、電線にとまっているんです。
しかも、カラスが狙っていたようで、父ーちゃんと母ーちゃんが追っ払っているんですよ
でもまあ、二人とも子どものことは見てるだろうと思いまして、林の中に放してやりました
そこでびっくり、今までぴくりともしなかった雛が大慌てで走って消えたんですね
死んだふりだったんでしょうか雛の本能に驚きですね

最後に、ハトって奴はピジョン・ミルクというミルクをあげて子どもを育てるんですよ
これはパパもママも出せますなんだか凄いですよね…。

身近なアイドルコゲラちゃん 

May 29 [Tue], 2007, 1:14
かなりご無沙汰しておりました
何しろ、このブログは勉強しないと書けないもので…勉強といっても歴史を勉強しないと書けないもので…夏休みまで書けそうにないです

なので、可愛い小鳥ちゃんについてベラベラ語ろうかと思いまして、世界史とは全く無関係ですが、カテゴリーを作りました
お暇でしたら読んでください外を歩くのがきっと楽しくなるんじゃないかな〜と思ってみたり…。

では、今回はコゲラという鳥を紹介します
で、こいつは何者かキツツキなんです
大きさはスズメくらいで、ちっこいです
なんですが、近年、都会にお引っ越ししてきたらしく、その辺でコンカンコンカン木を突いていらっしゃります
キツツキは比較的高いとこにいるんですが、こやつらはピーチクパーチク鳴くスズメに混じって、その辺、本当にその辺にいますよ
早朝によくコンコンしているので、たまには早く起きてみてはいかがでしょうか
まぁ、通学・通勤時間でもコンコンしてますけど

(お写真出典)http://www.tbs.co.jp/seibutsu/zukan/bird/htmls/bird_17.html

陸のぞうさんと海の嵐 

March 23 [Fri], 2007, 19:42
とうとう、ローマとカルタゴのシチリア覇権争いが始まりました
でも、問題が…ローマは金槌でしたよね(笑)
相手は地中海一の海軍国しかも、当時の軍船(ガレー船といいます)が三段階層だったのに対し、カルタゴは五段もちろん、その分パワーもありますし、高さもあります
興味深いので以下をそのまま引用させていただきます

 同じガレー船でも、古代と中世のヴェネツィアの違いの第一は、古代では漕ぎ手は各々一本の櫂を漕ぐのに反して、ヴェネツィア船の漕ぎ手は、三人で一本の櫂を操る点にあった。
 第二の違いは、古代の漕ぎ手たちは甲板の下に置かれたが、中世のヴェネツィアでは甲板の上に並んでいたことである。人口に恵まれないヴェネツィアでは、接近戦ともなれば漕ぎ手も櫂を捨て、戦闘に参加することが求められたからだった。
(『ローマ人の物語』塩野七生)

これでは戦う以前の問題です何しろ、三段階層の船ですら同盟国のものであってローマのものではないんですじゃあどうしたのか。ここからは日本人必見ローマ人はカルタゴの船を解体して、構造を理解し、真似て作ったんですまるで戦国時代の火縄銃のようではありませんか
でも、船は出来ても漕げない(笑)そこで彼らは港町の同盟都市から漕ぎ方の練習をしました(笑)
そして開戦…勝っちゃいましたしかし、ローマには秘密兵器がありました『カラス』と呼ばれるものです簡単に言うと180度回転できる桟橋のようなものですこれを相手の船に引っかけてカルタゴ船になだれ込みますそうなれば陸上戦では最強のローマ、勝てます
でもですね、これ、めちゃくちゃ不格好なんです(笑)だって美しいシルエットの軍船にいきなり桟橋ですよ。格好悪い…ってみんな思いましたしかし、ローマにとっては海は初めてだったんでいんです。勝てれば
 そう。ローマ人はこういう新しいものを作るのが得意なんですカエサルのときもそうでした外国人の日本人のイメージは『独創的』だそうです親近感わきました

人間、冬は冬眠しません。でも、戦争もしません(古代では)。
ここでアリになるかキリギリスになるかで人生は変わります
ローマは海初体験から負け知らずでした初めて海に出て、最強の相手に勝って、勝ち続けていい気にならない人はいないでしょう。特にローマ人は寛容さでは非常に大人ですが、基本的には子どもっぽいんです結構可愛いんですよみんなで船漕ぐ練習したりとか(笑)

そして春になりました
いい気になっているローマは兵士の数を減らしてました対するカルタゴは『戦車』を用意してましたそう、ぞうさんのことですカルタゴらしいですね何しろ、アフリカ大陸も領土の一部ですからお陰でローマお得意の陸上戦で完敗しました

今度はカルタゴがいい気になりましたなので、お得意の海戦に挑みましたところがローマが勝っちゃいましたもう専門交換したら
しかし、ローマはやはり農耕民族でした。帰りに嵐にあってしまい、コーチの助言も聞き入れずにまとまって陸に近づいたために、地中海史上最大と言われる海難事故にあってしまいました230隻中150隻も失い、死者6万人数だけ言われてもわかりませんよねじゃあ、6万円取り出してくださいそれを一円玉に両替します膨大な数ですそれ程の人が亡くなったってことです
ここでカルタゴは講和を申し込みますしかし、使者は捕虜になっていたレグルスという元執政官。しかし、誇り高きローマ人である彼は「今、講和を結んでは今までの努力と犠牲は意味のないものになる」と言って落ち込んでいた元老院を押しとどめました結局彼は丸籠に押し込められ、ぞうさんのフットボールにされて殺されました

今度はローマも慎重にいきました。海難事故時の責任者を執政官の一人にしました慎重じゃないいいんです。ローマ人に言わせれば「失策を犯したのだから学んだに違いない」だそうです(笑)
そんな彼ら、また海難事故にあいます彼らは海では嵐を恐れ、陸では象を怖がり始めました気持ちはひじょ〜によくわかりますけどね。
そこで堀をほりました象を怒らせて、暴れさせ、そこに落とす算段です
まぁ落ちなくても、怒ればいいんです戦車が操縦不能になって暴れ出したら周りは…ってことですローマはここでぞうさん恐怖症を克服しましたなんと記念銀貨もできたとさ

ローマVSカルタゴ…の始まり 

March 16 [Fri], 2007, 22:08
実はローマ史を語るのは結構難しいんです
まあ、歴史を説明するのは何でも難しいんですけどね
でも語りますやると決めたからにはやります
…というより好きだから語ります

では、まずローマ人の特徴からおさえましょう
彼らはマニュアル化大好き人間…でも臨機応変に対処します
外国人・外国文化大好きで、平等主義者…むしろローマ人の方が苦労したりします
名誉と荘厳さを重んじます
インフラ大好き…今も残ってますよね。いろいろと。
そして、当時の兵士は市民兵でした。しかし、今の徴兵制のようなイメージを持ってはいけませんイメージはサムライで(笑)

(ちょっと脱線)第二次世界大戦が終結して約60年ですが、今時の若者に「戦争が起きたらどうしますか」と訊ねると、大抵「安全なところに逃げる」と言うそうです私もそうしたいですが、「戦争起こす前に回避しろ」っていうのが本音です
戻ります

今後の話でポイントになるのは、寛容さと臨機応変さ、そしてユーモラス
ローマ人はギリシャ人よりもユーモアの才能にたけています
また、宿敵カルタゴは敗戦の際に、その敗将に責任を取らせて処刑させる風習がありました
しかし、ローマではそんなことしません責任は全体にあるという考えのためです
そして、ローマに限らず、当時は冬の間は休戦です

それでは前回の続きにいきます
結局、ローマは軍を派遣しました
このとき、カルタゴとシラクサは手を結んでいたのですが、彼らの兵士はローマと違って傭兵なのでなんですなので、簡単に撃破されてしまいました
そこでシラクサのヒエロンはローマに講話を申し入れ、受け入れられます
それ以降、シラクサはローマが大変なときもずっと友好的なままでした

そうなると、今度はカルタゴがビビる番です
何しろシチリア内の三国の内二カ国がローマと手を結んだんです
ついでに、カルタゴのフェニキア民族と、シラクサのギリシャ民族は同じ海洋民族のせいか仲が悪いんです

ちなみに、それ以前のローマとカルタゴの仲は…ローマ船はカルタゴ領土への寄港禁止などの不平等条約でしたなにしろローマは若かったんですこの頃は
で、カルタゴ人も「カルタゴの許可なしではローマ人は海で手さえも洗えない」とバカにされてました
でも、今まではいいんです。だって船ないもん
まぁ、とりあえずカルタゴは4万の兵士を送ってきました
しかし、やっぱり傭兵なんです…。ということでローマの勝ち
ということでローマvsカルタゴが決定的になってしまいました

名将ハンニバル…をちょこっと触りだけ(笑) 

March 13 [Tue], 2007, 15:29
リクエスト頂きましたK.M様ありがとうございます
早速、はじめたいと思います

『ハンニバル』と聞いてどんなイメージを持ちますか私は正直怖いです…
しかし、これはヨーロッパ人の受け売りですね
ヨーロッパ文化はキリスト教文化とギリシャ・ローマ文化にわけられます
その根元となるローマを恐怖に陥れたハンニバルを恐れないわけがありません
泣く子も黙るハンニバル実際、「良い子にしてないとハンニバルが来ますよ」と、ローマのママたちは言っていたそうです

カルタゴ出身のハンニバル。…で、カルタゴってどこ
時代も考慮せずに適当に言うと、スペインの一部と、シチリア・コルシカ(ナポレオンの生地)・サルデーニャの一部と、アフリカ大陸の地中海に面した帯状の部分です
ちなみに、ヨーロッパの人にしてみれば、アフリカ大陸はかなり謎なんです

今からかなり脱線します
キリスト教の東方三博士、全員言えますか言えませんね。私も言えません
ですが、それでは意味がないので書きます
メルヒオール(アジア人・老年)バルダサール(ヨーロッパ人・壮年)ガスパール(アフリカ人・青年)なんですこれは当時ヨーロッパ人が知っていた民族全て(=人類全て)を表しているのですが、彼らの歴史観からしてアフリカ<ヨーロッパ<アジアって構図がわかりますよね
実際はアフリカから人類が派生したと言われているのに(笑)

もう一つオマケに脱線
カルタゴはスペインを含むわけですが、皆様、スペイン男ってどういうイメージを持ちます
太陽の沈まぬ国スペイン世界史の中ではフェリペ2世以降その勢力は下降しますが、スペイン男に対する評価は変わりませんでした
彼らは世界最高の陸軍と言われてました
どんな状況でも勇猛果敢に戦い、絶対敵に背を向けない(向けようがなかったとも言えますが)そして全ては国王陛下のために(あれどっかの国と似てない○○万歳
特に場数を踏んだ古株の兵士を各国の君主はのどから手が出る欲しがったそうです
何しろ、彼らの数で戦況が変わると言われた程だったんです
詳しくは『アラトリステV』でも読んでくださいやっばいくらい格好いいです男の理想女の憧れです
思えば、リドリー・スコットの『グラディエーター』のラッセル・クロウ演じる剣闘士(名前忘れた)もスペイン人でしたね…ですが、カルタゴはフェニキア民族です
土地柄ということで(笑)

カルタゴに話を戻します
カルタゴはギリシャのアテネが衰退に向かっていた当時、地中海世界第一の海運国でした
それに対し、農耕民族のローマは海軍どころか船すらもっておらず、必要なときは同盟国のナポリやターラントなどの同盟国に頼んでいた程の金槌でした
今ではそれで良かったんです
ところが、ちょっと問題が舞い込んできました

シチリア島にはメッシーナ、シラクサ、カルタゴ(の一部)があったのですが、その中のシラクサがメッシーナに攻めてきました
メッシーナはイタリア半島の目と鼻の先にあります
その半島の先っぽにはレッジョという同盟国がありました
なので、メッシーナはローマに「助けて」と言いました
が、共和制ローマからしてみれば、そんな義理はないんですよ
先程出てきたレッジョは同盟国ですが、メッシーナは関係ないんです
だから、「ムリです」と言いたかったのですが、そうなれば、メッシーナはもう一つの大国カルタゴに頼ることになりますよねそーなれば、カルタゴはローマの目と鼻の先まで勢力を伸ばすことになるんです

ということで、あとは続きで
参考文献『ローマ人の物語』『ローマ人への20の質問』塩野七生

アントニーとクレオパトラA 

March 12 [Mon], 2007, 21:49
クレオパトラの何が悪かったというと、運が悪かった
まず、エジプトは借金がかさんで弱体化。ついでに男運は悪い
「男運いいじゃん」と思う御方。あなたは甘い
第一に『ハゲの女たらし』は女たらし故に女というものをよく理解していたんです
そのため、クレちゃんに完全に溺れることはなかったんです
次に出てきたアントニウスはこれから言います
そして最後の最後が彼女より若くて、慎重派のオクタヴィアヌスだったのが不味かった
彼も、クレちゃんに惹かれはしたんですよ「もし、忠誠を誓うなら許してやる」とまで言ったんですあら、紳士的
しかし、クレちゃんはそうはしなかった。毒蛇に胸を噛ませて死にました

それに至るまでの話をしましょう
オクタヴィアヌスはアントニウスと仲直りしようとして、姉のオクタヴィアとの結婚を勧めます
しかし、このときクレオパトラとアントニウスの間には双子の赤ちゃんがいました
はぁ〜って感じですよね
ちなみに、このオクタヴィアは献身的な女性で、浮気男の死後もしっかりと子どもを育てあげます
で、旦那のダメ男は反省もせずに、今度は妻を裏切り、愛人を呼び寄せます
というのも、クレちゃんに遠征に必要な物資を提供してもらうためです
今度はタカリか
それに対しまして、タダでは起きないクレオパトラは条件を出します
@ちゃんと結婚すること
Aダメ男はエジプト王にならずに、アウクトラトル(絶対支配者)の称号を受けること
Bカエサリオンが王位継承者
Cエジプトの領土回復
ということです…重婚
ちなみに遠征は大失敗クレちゃんに泣きついてエジプトに帰ります
しばらくしてリベンジすると、今度は大成功愛する妻の元へ帰り、華々しく凱旋します
何しろ三年前の約束(条件C)を果たしたんですから
お陰で、エジプトは領土を新王国時代(紀元前1565〜1070年あたり)まで回復します

そんなこんなで、ローマでは反アントニウスが増えてきました
オクタヴィアヌスも公然とアントニウスを非難しました
当たり前ですね。姉ちゃんを捨てて、他の女にうつつを抜かし、ローマのためではなくエジプトのために戦って、エジプトで凱旋式を行ったんですから
なので、オクタヴィアヌスはクレオパトラに宣戦布告しました
なぜクレちゃんにかと言いますと、ローマにはまだアントニウスを支持している人が多数いたんです

まぁ、細かい戦況はいいでしょうだってこのブログは『ゴシップ』をタイトルに掲げているんですから
ともかく、全てはオクタヴィアヌスの優勢に進みました
ついには兵糧責めまでされてしまいました
そこでクレちゃんは「海上封鎖を突破しましょう」と言いましたが、アントニウスの部下たちは戦うことを進言しました。ダメ男はどうしようか悩んで、悩んで、悩みました。
クレちゃんは呆れ果ててしまいました
そして開戦やはりオクタヴィアヌスの優位に進みましたが、途中、風向きが変わりましたそして一筋の突破口を発見
クレちゃんはダメ男を捨てて帰ってしまいました
で、ダメ男。この人、本当にダメ男です。クレちゃんに見捨てられたのがわかると、前線の兵士を見捨てて一番船足の速い船に乗って追いかけました
クレちゃんは追いついてきたダメ男を乗せてあげはしましたが、情けなくなって自室に籠もってしまいました
ダメ男も情けなくなって船の舳先に座り込み、顔を手で覆ってそこから三日間動きませんでした

その後は船が燃やされたりしてもう最悪でした
なので、ママはカエサリオンに「インドの王になりなさい」と言って旅立たせ、自分の廟を作り始めます
それでも、クレちゃんは最後の決戦に挑みます…が信じていた味方に裏切られ、クレちゃんは思わず例の廟に逃げ込みます…と、ダメ男。クレちゃんが死んだのかと思って自害してしまいました
しかし、まだ息がある内にクレオパトラが生きていることを知り、廟の中に運び込まれて彼女の腕に抱かれて死にました
クレオパトラはいくらダメ男とわかっていても愛してたのでしょう
葬儀を行わせてくれと頼みましたそれは受け入れられて、彼女は夫の墓石の上で泣き崩れました

そして最期は先に話した通りです。
また、カエサリオンと、アントニウスとクレオパトラの長男は殺されましたが、まだ小さかった子どもはオクタヴィアヌスの元で育てられることになりました
*********************************************
どうだったでしょうか
本当に、もう少し運が良ければと思わずにはいられません
ところで、私はクレオパトラのことを考えると、ジャクリーンを思い出します
そんなの私だけでしょうか

アントニーとクレオパトラ@ 

March 11 [Sun], 2007, 23:25
前回、新妻を残して息を引き取った中年親父カエサル氏。
こういう場合、あなたならどうしますか(笑)
亡きカエサル氏はローマでは…というよりも世界的に有名なお人です
しかも、独裁体制にしようとちゃくちゃくと計画を進めていたわけです
しかし、カエサル氏が亡くなった今、後継者が必要ですよね。
世襲制のエジプト出身のクレちゃんからしてみれば後継者は絶対にカエサリオンです
でも、またここでやってくれちゃいましたカエサル氏の作成した遺言書はかなり前のものだったので、「カエサル氏の甥であり養子であるオクタヴィアヌスを後継者に」と書かれていたんです
そこで、クレちゃんはアントニーに「ねぇ、なんとかしてくださいな」と持ちかけたんです
すると、今まで虎視眈々とクレちゃんを狙っていたアントニウスは「任せろ」と言いましたが、当時のローマは共和制です。議会で否決されてしまいました
このままでは我が子の命が危ないと思ったママは、息子と共にエジプトに帰国しました

なんということでしょう愛する人は帰国し、敬愛する上司の後継者には若造(オクタヴィアヌス)が選ばれているやりきれませんね
ちなみに、後継者のオクタヴィアヌスに対し、武将と誉れ高いアントニウスは民衆に人気があったんです何しろ、ローマは名誉を重んじる国ですから
話せば長くなるので書きませんが、古代ローマ人と日本人はどことなく似ているんですよ
例えば、お風呂日本人は一日働いた疲れをお風呂に入って綺麗さっぱり落とします。ローマ人もそうですお風呂の中はバスタブと、洗うとこと別れてますね。ローマ人もそうです銭湯に行けば、壁に富士山がありますね。ローマ人もそうです(あちらは彫刻ですが
ないものと言えば、サウナなんです。でも今の世の中珍しくないです
ついでに、ローマと言えば、公衆浴場こちらには民衆の人気集めのために皇帝も訪れました
しかも、このお風呂は奴隷も入れたというのですから驚きです
ということはですよ、皇帝も奴隷も老いも若きもみ〜んなすっぽんぽんで集まってたわけです
これぞ民主主義(帝政ですが)

…で、また脱線しましたね
アントニウスの偉いところは、ここで一度停戦したことなんです
何故かと言いますと、殺人鬼ブルータスがまだいるんです
なので、敵の敵は仲間ということで討伐に向かいます

ここで問題が起きます
最終的にブルータス(自害ですが)を倒したのはアントニウスだったんです
そのとき坊ちゃんは病気のため休憩中
結果、ローマではアントニウスの人気が急上昇
この功績によってアントニウスは東方を任され、オクタヴィアヌスはローマに残ることになりました

一方、未亡人クレちゃんは策を練っていました
何しろこのままではエジプト滅んでしまいますだからこそ31歳も年上のカエサル氏を手玉に取ったのに意味がなくなってしまいました
そんなとき、アントニウスからお誘いが
策士クレオパトラはトルコのタルソスの街に着くと、船を停泊させて動きませんでした
目前にいるのに会いに来てくれないクレオパトラにしびれをきらした恋する男アントニウスはのこのことクレちゃんのところへ行きます
贅の限りをつくしたクレオパトラのもてなしにアントニウスは落ちます
そして、一度帰国した後にエジプトを訪れると、またもや贅沢三昧
クレオパトラはわかっていたんですアントニウスが雰囲気に惑わされやすくて快楽に溺れやすいことを。
アントニウスは彼女の虜になりました

あれ悲劇じゃない
悲劇なんですよそれはまた続きで
プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:叶深 葵
  • アイコン画像 性別:女性
  • アイコン画像 誕生日:1986年4月27日
  • アイコン画像 血液型:B型
  • アイコン画像 現住所:東京都
  • アイコン画像 職業:大学生・大学院生
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    ・読書-文字が書いてあれば読んでしまう(笑)
    ・ペット-愛してます!彼女のお陰で夜遊び厳禁!!
    ・ファッション-まぁ、衣・食・住は人間の基本ですから
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ようこそおいでくださいました
少しでも皆様の知的好奇心を満たすことができたなら幸いですリクエストなどありましたらお気軽にどーぞ頑張って調べますお得意先:古代エジプト、共和制ローマ、イタリアルネサンス、近代フランス・イギリスです現代は日々精進してますちなみに日本史は明治辺りまでが好きです
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