ユウキッ!part16

September 20 [Thu], 2012, 11:32
「ユウキ、私今日から一カ月くらい短期でバイト増やしたから帰り少し遅くなるかもしれない」
 そんな瞳の言葉にいつもゲームをしながら聞き流していたユウキがいつもとは違い話に喰らいついてきた。
「なんで?」
「えっ・・・?」
「なんでバイト増やしたの?」
「そ、それは・・・、最近色々家計が厳しくて・・・」
「僕の生活費は会社から支払われてるはずだ。実質お前が稼ぐのはお前自身の生活費だけなのに、苦しいのか?」
「そ、それは・・・」
 何も見ていないようで色々わかっているユウキは最もな事を言ってきた。そんなユウキの正論に瞳は口ごもった。
「もし、僕の為に何か企んでいるんだったらそんなものいらないから今すぐやめろ」
「べ、別にあんたの為なわけないでしょ?!あたしが欲しい物があるの!深読みしてんじゃないわよっ。んじゃ行くからね!」
 瞳は半ば強引に話を断ち切るとそのまま家を後にした。
 バイト先に向かう道すがら瞳は何度もユウキの言葉を思い出し、ため息をついた。ユウキの行動や言動は時折、子供にしてはあまりにも大人びていたからだ。そう思うと瞳はユウキのこれからに何か言い表せない不安を感じるのであった。
P R
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