集中力,注意持続力と脳 

August 07 [Sat], 2004, 17:19
についてのメモ(論文を読む前にネット情報から.何か怪しいのも沢山出てくる.)

・集中力と化学物質:(発掘あるある『アミノ酸』)
アミノ酸(チロシン)を摂取することによって、ドーパミンの分泌をコントロールし、より高い集中力を維持していた.
集中力を高めるチロシン,脳を休息させるトリプトファン.脳の活性化には2つの切り替えが重要らしい.

・注意・集中力の生理学的指標とされる脳波 Fmシータ:
精神活動中に前頭正中部を中心に出現する6〜7Hzの脳波.注意・集中力が高まり、精神作業が順調にはかどるほど安定して出現することが知られている.
http://www.biotechs.co.jp/main/product/biosonic.html
((集中時の脳波はα波と言われてると思ったけど?))
参考:α波と病態生理学(詳しいけど素人には分かりにくい)
http://www2.oninet.ne.jp/ts0905/seminar/a3.htm

・大阪府大浅田さんという方のhp
http://wwwel.cias.osakafu-u.ac.jp/~asada/

注意が情動的評価をかえるよ 

August 06 [Fri], 2004, 13:33
東京帰りの新幹線でよみました(アブストのみ)

Selective attention determines emotional responses to novel stimuli
J.E. Raymond, et. al PSYCHOLOGICAL SCIENCE vol.14,NO.6,November 2003

情動的な刺激が注意の処理を操作することは知られているが,注意が情動的な行動に影響を与えるかどうかは知られていない.
複雑な無意味なパターン刺激の情動的な評価が,その直前の注意の状態(注意している・していない)によって影響されることがわかった.
直前に注意されていないパターン刺激は,された刺激よりもnegativeに評価された.これは情動的文脈が異なっても頑健にみられた.

なかなか面白い結果やけど,discussionを読まなければ.

1つの脳に2つのココロ 

July 22 [Thu], 2004, 1:59

One brain, two selves
A.A.T.S. Reinders et.al Neuroimage 20 (2003) pp2119-2125

多重人格者(解離性同一性障害(Dissociative Identity Disorfer;DID))はたいてい幼児期にトラウマをもち,“トラウマ”人格の状態(TPS)と“ニュートラル”人格の状態(NPS)をもつ.TPSはトラウマ体験とニュートラル体験両方を思い出すことができるが,NPSはトラウマ体験を思い出すことができない.

自由に人格を操ることができる11人について,TPS, NPS両方の状態でトラウマ,ニュートラルの2種類の記憶をセラピストが引き出している間にPET.self-awarenessに関する神経機構を探る.

トラウマ体験の処理を行っている際にNPSとTPSに差が見られた部位
・NPS↑/ TPS↓:Rt.MPFC, Bi.middle frontal gyrus(BA6), visual association(BA18/19), Bi.parietal integration(BA7/40)
 ここは,先行研究(Crain, et.al. 1999, Fink, et.al. 1996)で自分に関する自伝的記憶と非自伝的記憶(他人に関する記憶)を聞いたときに差が見られた部位と同じ.
*詳しくは書いてないけど,NPSがトラウマ体験の処理をしているときには自分の体験じゃないと判断している,ということになるらしい.
・NPS↓/ TPS↑:parietal operculum, insula
 ここは,痛みに対する情動的行動的反応に関わったり,がっかりしたときに反応する部位と言われている.

DID患者が異なる人格を体験している際には,異なる脳部位が活動している.MPFCとposterior associative corticesは意識的大変の統合に関連している.

□先行研究との関連が,説明不足で且つこじつけのような….ちぐはぐ?
□人格,2つ以上のときはどうなってるんやろう…

同じ効果がみられたよ 

July 21 [Wed], 2004, 15:11
来週月曜日のセミナー(by Furmark)の予習@白い塔勉強会

Common changes in cerebral blood flow in patients with social phobia treated with Citalopram or cognitive-behavioral therapy
(シタロプラム(SSRI系の薬)の投薬もしくは認知行動療法を受けた社会不安患者の脳血流には,共通の変化が見られたよー)
Tomas Furmark et.al.
ARCH. GEN. PSYCHIATRY vol.59,MAY 2002, pp425-433

<アブスト>
背景:抗不安薬による神経機能変化についてはまだよくわかっていない.シタロプラムと認知行動療法が脳血流に与える効果について検討する.

方法:PET使用.18人の未治療のsocial phobia患者に,みんなの前でスピーチをする課題を行う.患者は3グループ(シタロプラム投与群・認知行動療法群・何もしない群)に分かれ,治療前後の課題時の脳血流を見る.

結果:シタロプラム投与群・認知行動療法群では,大体同じくらいの症状の回復が見られた.PETでも,両群において両側(右側>左側)amygdala,hippocampus,periamygdala,rhinal(嗅野),parahippo.で同じような血流の低下がみられた (つまり社会不安患者はこれらの部位が過活動してるらしい).これらの部位は恐怖に対して防衛反応を取っている部位である.

□ここで行われた認知行動療法:恐怖場面に遭遇したシュミレーションを行ったり,認知的再構成(具体的に何かは?)Hope&Heimbergの手法にしたがって家で宿題?をやったりする.8週間にわたり,1セッション3時間で行う(週につき3時間?詳細不明).

□social phobia(社会不安):日常生活に支障が出るくらいに,人前や電話で話したり,人と会ったりすることが恐い,不安になる.DSM-4でも診断項目にある病気.欧米諸国では人口の1〜2割いるとも言われているらしい.
ココで自己診断できます.

□SSRI (Selective Serotonin Reuptake Inhibitor):選択的セロトニン再取り込み阻害薬.主にうつに対して用いられる.選択的にセロトニンに作用するため副作用が比較的少ない.

<思うことなどなど>
■もし全く同じ効果がみられたなら,薬の方が手軽でいいんでは?(認知療法大変そう…)
■各群n=6できれいな結果が出ているというのがスゴい.
2004年08月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:mizutamatabeta
読者になる
Yapme!一覧
読者になる