(無題)

May 15 [Tue], 2012, 22:33

「へぇ、今、旦那は出ておりやして……」



「……薩長浪人には渡せても、我が壬生浪士組には渡す金子は無いと申すか」



「そ、そういう訳じゃ……」


「商人ごときが」


「や、やめて下せえっ!お武家さまぁ」






「芹沢さん止めてっ……!駄目です!そんなことしたら……!!」




「うるせぇな、お前は黙って見てろ」






芹沢達の横暴を止めようと羽織を引っ張った涼を突き飛ばすと、芹沢は冷たく言い放つ。




ガシャン、カラカラ、と木の箱の崩れる音を立てながら尻餅を付くように倒れた。



打ち所が悪かったのか、立ち上がろうとするとクラリと血が下がっていく感覚と頭痛。




それでも、おちおち座ったままいる訳にはいかない。





「……っ!芹沢さん!いい加減にしてください!!!!」



頭を押さえながら必死に立ち上がり、涼は必死に芹沢の右手にしがみつく。



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