波止場の女 

2007年03月17日(土) 19時50分
さよなら言ったきり、他人以上に遠くへいった男より、
大人のウィットで抱きよせた気まぐれな温もりが、今は優しい。

愛でくるんだエゴ 

2007年02月01日(木) 23時28分
与えることよりも尊いことは「分かち合う」ことだとは…
こどもの頃は大嫌いだったドッヂボールを、ひとりでしていたのかもしれない。

(無題) 

2006年12月31日(日) 14時24分
大好きよ、と抱きしめたらよかった
がんばったね、と頭を撫でたらよかった
言葉の変わりに、そっと触れたらよかった

崩れそうな強がりも、ふいにこぼれた涙も、
何もできなかったもどかしさの変わりに、
あの人のほそい肩を抱けばよかった

ねぇ抱きしめて、って伝えればよかった

ありがとうも、愛しさも、守りたいも、
人も、空気も、時間も、あれもこれも、
ぎゅっと包んで、体温で伝えていこう

サバイバル 

2006年10月11日(水) 17時39分
ストロベリートークだった私たちの横で、

 恋はザクロよ

10年前、そう呟いた大人の女の横顔を思いだした。

あぁ、そうね、思春期なんていつまでも引き摺るものじゃない。
遠い記憶は密葬して、あれもこれもパンドラの箱にしまって、ね。

永遠のヒーロー 

2006年09月19日(火) 10時14分
踊る私を父は知らない。
踊る私をみたなら、優しい父はきっと、何も言わずに哀しい目をする。

保守的で過保護な愛情が息苦しくて、
撥ね付けるように飛び出た先の、私の部屋には、
石鹸も洗剤も、三文判の判子も、カビ取りシートも、カーテンも、
何もかもが、父の手で整えられていた。

愛に殺される

不本意な言葉が口をついて、ひとり泣き出した。

才色兼備、運動神経抜群、気が強い姉。
真逆に、容量も器量も悪くて、内気だった子供の頃の私。
「君は、やればできる。美人だ。我が家の宝だ。お姫様だ。…」
と、繰り返し繰り返し、言葉を重ねてひたすらに与え続けた父。
そんな父の言葉を素直に受け取った事はなかった。

いまだに反抗期の終わらない偏屈で、反骨精神の塊、
親の期待を裏切る事を、私はどこかで楽しんでいる。

そんな私も気がつけば、言葉で「与えること」が愛情表現。
だから、どんなに離れたくても私の血には、父の愛が流れていると知った。

私が踊るの時、むせるほど吹き付けるいつもの香水。
何年か前に圧倒的な吸引力で魅かれた香り。
私が子供の頃、父がいつも使っていたヘアトニックのそれに、どこか似ている。

リビドー 

2006年09月19日(火) 9時40分
季節が巡ってくれば、花はまた咲く。
生命力は強い方だから、私は何度でも咲く。
だから女も踊りも、恋もやめられない。

それも愛 

2006年08月31日(木) 11時18分
ぼろぼろと泣きながら、なくした恋人の名を呼ぶ友人の横で、
それはコメディーのように可笑しくて、私はいつまでも笑い転げていた。
少し懐かしいくらい前の春、お酒を呑まない平日の夜のこと。
「笑う「愛」ってあるよね。」と誰にともなくつぶやいた。

そしてこの夏の短い間に、何の因果か重なった私の「災難」、
それを笑わずに言ったのに、その友人は間髪入れずに高らかに笑った。

一瞬、感動した。

他の人なら眉をひそめて同情した顛末は、私の中ではまるでコメディー。
嬉しくなって、私も一緒に涙が出るくらい笑った。

憐れみや同情よりも、それを一蹴するほど笑えばいい。

女は海 

2006年08月23日(水) 15時40分
踊る私を観て、若いシャイな男性がくれた感想。
その女友達から私に告げられて、顔赤くして怒っていた。
 
 抱きたい女 ではなくて 抱かれたい女

そういう「女」は好き。
私の中でお眠りなさい…ってね。

淡い眩暈 

2006年08月22日(火) 12時56分
やりきれない気持ちに涙が溢れた最後の帰り道。
そうっと手繰り寄せては手を離す、ナイーブでナーバスな関係。
永遠の愛が有ると願っていた。

あんなに好きだった筈なのに、
電話ひとつ、嘘のようにあっけない「ご破算」。
もうなくすものなどないと、安堵感に包まれた私に、
慟哭も大粒の涙も執着もない。

そんなものなのか
そんなに簡単に捨てられるものなのか
私も、あなたも

暖かい太陽に満たされて、小躍りしたいほど楽しくて、美しい時間、
ふいに誰かに呼ばれたような、一瞬の静寂に振り向いたなら、
甘い幻影が消えた理由を探している。

夏が巡る 

2006年07月11日(火) 1時23分
夕暮れの街角で、軽快に道ゆく人々をぼんやり眺めていたら、
生暖かい風の匂いに、また夏がきた事に気がついた。

そしてひとつの季節が巡ったことも知った。

夏の夜、賑やかな喧騒の中で汗ばんだ肩も、
穏やかな秋の食卓の向こうの笑みも、
真冬の夜に心細げに霞んだ言葉尻も、
春の満開の桜の下、言葉少なに夢を語る横顔も、

私は全部みた。

別れ際、振り返ればいつも見守っている、優しい存在。
川縁をゆく散歩道の愛しい時間、変わらずにあると願った風景。

一揃えの美しい季節の面影を残して、
戻らない温もりのほかには何も、変わらないような季節が巡る。
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