ありがとうと言えたら・・・ 

2006年09月09日(土) 13時41分


慌ててツナは獄寺がいる所へ来た。息を切らし、爽やかな笑顔で名前を呼んで。


「獄寺くん」

「10代目?」

「遅れたね・・・・・・」

「そんなことありませんよ」

「・・・行こっか?」

そうやってお決まりの笑顔でツナは助手席に座る。
 エンジンのかかる音を聞くと、シートベルトをしっかりと付ける。
車が動いた。


沢山の緑と木々に囲まれたこのボンゴレ本拠地をゆっくり外へと向かっていく。
まるでここは別の世界にいる気がして、始めはとても不思議な気持ちだった。
けど、それも直ぐに慣れてしまった。
今ではツナのイタリアの印象は、このボンゴレ本拠地そのものになってしまっていた。

「外に出るのは久しぶりですね」

 意外と優しい運転をする獄寺。
昔のままなら、きっと飛び出した年寄りに「死にてぇのかてめぇ!」とか言ってダイナマイトに火つけようとしてただろうな、とツナは思った。
 車内を見てみると、シートには獄寺のタバコの匂いがした。

「どうしたんですか、10代目??」

ツナはクスッと笑って獄寺の方を向いて言った。

「獄寺君の匂いがする」

「・・・まぁ、オレの車ですから・・・ね??」

頬を軽くかきながら、運転に集中していた。
 敷地を出る頃、ツナは「・・・・・・そうだね・・・」とだけ言った。

それからしばらくすると、獄寺から口を開いた。

「あの、10代目?」

「なに?」












続く

ありがとうと言えたら・・・ 

2006年08月25日(金) 22時09分
黒いスポーツカーで獄寺はツナが出てくるのを待っていた。
車は黒光りして。
ツナは獄寺くんらしいな。そう思うのだろう。
獄寺はエンジンを止め、キーを指したまま車の横に立った。




ツナはネクタイに苦戦していた。

「うぅー」

2種類のネクタイを手にし、悩んでいた。
いつもなら大体は組み合わせが決まってたので、自分で選ぶというのはなかった。
だが、プライベートとなれば別だ。
例え選べたと仮定しても、ツナは自分では上手くネクタイが結べないのである。
それだから仕方なくリボーンがいる時は結んで貰っているのである。

「こういう時なんでいないかなぁ・・・あいつ」

そう思っても仕方がないと思い、近くにいた雲雀に無理矢理頼んで結んで貰った。
ツナも自分でここまで出来る男になった事を嬉しく思った。
雲雀は文句をぷつくさ言って、ツナのネクタイを結ぶ。

「ネクタイくらい、ちゃんと結んでよね・・・」
まるで頭を抱える母親のようだった。
「・・・・・・はい」
恥ずかしそうにツナは雲雀に礼を言った。

「大体、中学の時はちゃんと結んでいたじゃない?」
「そうなんですよね・・・?でも、結べなくなっちゃったんですよ」
「だったら君の忠犬にでも頼めばいいだろ?」
「それが・・・・・・」

ツナはとても大人びた優しい顔でそう言った。
その顔から、「ごめんね」と謝罪の言葉が出てきそうだった。
だからか次のツナの言葉を察したのか、雲雀の口がツナよりも先に言葉を発した。

「いいよ。早くいけば?忠犬を待たせると、ろくな事にならないから。」
「じゃあ、行ってきます。」
「・・・・・・・・・」
「それから、ありがとうございました」
ツナは駆けて行った。
それを見て雲雀は欠伸をして、何処かへと歩いて行った。









続く

ありがとうと言えたら・・・ 

2006年08月23日(水) 18時06分
「はい、10代目」
「どうも・・・」
ツナは紅茶を受け取った。それから一口、チビチビを口に運んだ。
それを見た山本が安心したように立ち上がった。
「それじゃ、オレいくな?」
相変わらずの爽やかな笑顔で部屋を出て行こうとした時、一言。

「さっきまで獄寺が話しかけてもなーんも反応しなくて、心配したぜ??そんでもって獄寺の奴、ツナの周り犬みてぇーにまわってんの。」
「う、うっせぇー・・・あれはその・・・・・・」
「それでオレを呼びにきてよー。」
「あーうるせぇ!お前さっさと仕事行け!!!」
獄寺は恥ずかしそうに山本の背を押し、無理矢理部屋の外へ押しやった。
クスッとツナが笑う。
それから。



「気をつけて」




ツナはボスらしく優しくも、クールにそう山本に言った。
「あぁ」と返事をすればツナは安心して資料に目を通し始めた。
何時だって安心するんだ。

「10代目ー」

寂しそうにツナに声をかける所が正に犬そのもの。
それでも仕事をしているツナを見て、幸せそうに自分で入れた紅茶を飲んだ。
その分なら、あと30分で仕事はかたづけられそうだった。




仕事も片づき、ツナは大きく背伸びをした。
思わず立ちくらみがしたが、心配そうに見つめる獄寺に「さっきオレに何か言いたがってなかった??」と問いてみれば、獄寺は嬉しそうに話し始めた。


「一緒に夕食でもって、思ったんです・・・」

「そっか、それじゃあ準備するね」

そう言ってツナは上着をはおって机の上の資料をまとめた。
行こうよ、とニコッと笑って。
ツナの笑顔は変わりなく今も健在している。
それも、相変わらずの童顔。
それでも、変わったところもある。

「10代目、オレ車横付けしてきますね!」

バッと勢い良くとドアを開けると車へと駆けて行った。







続く

ありがとうと言えたら・・・ 

2006年08月23日(水) 16時45分
(10years after)

──君にどの位助けて貰ったか。

   考えれば、考えるだけ・・・思い出す。


   君のこと

   昔の自分


   今でも思うよ。君がオレの為に自分の人生を使ってオレに仕えてくれてる。


   感謝してるよ。


   今もこうして、一緒にいられることが出来て良かった。

   ・・・でもどうしてだろう。

   どうしてオレは君に「ありがとう」って言えないのかな?──





「10代目?」

獄寺がツナの顔を覗き込むと、慌ててツナは今まで自分のやっていた事を思い出した。
右手には万年筆を持ち、左には冷め切った茶があった。どうやら、大分考え事をしていた様子だった。
差詰め、心配になった獄寺が様子を見ていてくれていたんだろう。ソファーには山本もいた。
一応「大丈夫だよ」を笑って見せたツナだったが、果たして本当なのかと心配する獄寺だった。

「最近、スケジュール詰まってましたから・・・疲れてません?」

優しく獄寺は微笑んでくれた。
大丈夫、ただ君の事を考えてたなんて、恥ずかしくて言えないよ。とツナは苦笑する。

「大丈夫。考え事してただけ」
ツナのカップに入っている冷め切った紅茶をチラッと獄寺が見ると、そっとそのカップを取り上げた。
「冷めた紅茶は良くないですよ?オレが暖かい物と交換してきますから」
「あ、うん・・・」
ツナは獄寺に言われるままにした。

机の上にあるのは報告資料だった。
提出してきた同盟ファミリーはキャバローネを始め、あの死闘を繰り広げたヴァリアーからもあった。
あれからみんな少しずつ大人になっていった気がする。


1番驚いたのは獄寺だった気がする。
いつの間にか大人な匂いを漂わせてオレの周りにいた。ずっと傍にいたはずなのに、いつからそんな大人っぽくなったのだろうかと、疑問を持つ時もあったかな。それでも、今まで通りダイナマイトは凄いし、昔と比べたら少しは穏和になった気がする。
少しだけほんの少し、ね?
そりゃ、山本とは相変わらずケンカしてるけど。昔程じゃなくなったし、笑い方も大人になった。
柔らかく、優しく微笑む。

変わったと思ったのはそこだった。




続く

…ね、ねむい…… 

2006年08月22日(火) 21時49分
むっちゃ眠いです。

ねむーい

ダメだ寝るんじゃない

寝たら死ぬ

死ぬなーーー




でも、どうしても眠いです・・・・・・

もしかすると、こいつ小学生??とか馬鹿にされてたり・・・

あーあ、違います。

寝不足なんです。

とりあえずは、ブログはじめましたのよよよ

これから頑張ります故

にしても、何から書けば・・・分かりません(笑)

明日も頑張るぞ。
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