Happy Birthday (丹羽)

August 15 [Sat], 2009, 22:33
全く…お盆休みだというのに、こいつらは。

オレの誕生日には…いつも、お盆だというのに残っている奴全員でお祭り騒ぎだ。
もちろん、俺はそれがうれしいし…楽しい。

こいつらがいるから俺は会長として…王様として…
ここに存在していられる。

感謝…しなきゃなんねぇなぁ…

23時。
そろそろ…お祭り騒ぎが終わる時間だ。

楽しい誕生日になった…

ただ…

あいつがいなかった。
夏休み中は家に帰ると言っていたな…
仕方ねぇか…

暗い部屋の中で待っている…なんてな。
鍵がかかっているんだ。できねぇか。

「ガチャ」

…ん?
ベットの上に何か…?
ポストカード??

『Happy Birthday』

部屋を出たときにはなかった…
なぜここに…?

まさか…

気づいたときには俺は部屋を出てあいつの部屋へ向かっていた。
いるはずはないと思っているのに…向かっていた。

「コンコン…」

返事はない。

「ドンドン!!」

なぜか叩かずにはいられなかった。
ノブに手をかけたとき…なぜか開いている…?

ゆっくりと扉を開けると…
部屋の中には火をつけたロウソクを差したケーキを手に持ったあいつがいた。

「…なんで。」

「Happy Birthday」

こいつの笑顔が…こいつの存在が…
最高のプレゼントだ。