みりゅくの王子様 7

April 05 [Thu], 2012, 20:32
切原くんが電話をかけている間に、姉が服を持ってきた。
しかも、大量。

「お姉ちゃん、何その大量の服・・・」

お姉ちゃんはこっちを向くと、ニンマリした。

姉「これはねぇ・・・彼氏の服♪」

「ふぅん・・・」

ん?待って?
今、

「彼氏っていった!?」

思わず大声で言ってしまった。

姉「そうよ」

嘘っ!!

「お姉ちゃん、彼氏いたの!!?」

姉「アンタ失礼ねぇ〜」

服を私のベッドに並べながら睨んできた。

まぁ、確かに、お姉ちゃん美人だといわれるけども・・・
彼氏ができるなんておもってなかったもん。
びっくりするわ!!

ガチャっ

廊下で電話してた切原くんが戻ってきた。

「あ、切原くん!どうだった?お家の人いいって?」

切「ああ」

少し暗い顔で答えられた。

やっぱ気にしてんのかなぁ。
さっきのこと。

姉「あ!赤也くん、来て来て!」

お姉ちゃんがニコニコしながら切原くんを呼ぶ。

姉「これ着てみて!」

切「え?」

姉「遠慮はしないでいいから!」

そんな声がしてお姉ちゃんのほうを見ると、「人」とかかれたTシャツを
切原くんに着せようとしていた。

姉「みりゅくはこれね♪」

手渡されたTシャツを見ると、「恋」ってかいてあった。

・・・・・・。

!!!??

これ、ペアルックじゃん!!

「私は服あるから・・・」

切「お、俺・・・」

姉「ごめんね〜、それしかないの」

いや、あるでしょ!?
そのベッドの上の大量の服は何!?

「お姉ちゃん!!」

姉「あはははっ!!ごめんごめん!
  はい、赤也くんっ」

切原くんはもう一枚別の服を渡されてホッとしていた。

まぁ、ペアルックはね・・・

あ。でも、切原くんとなら良かったかも。

少し後悔したなぁ・・・

「着替えてくるね」

そういって部屋を出て行った。

姉「じゃ、赤也くんはそこで着替えてて〜」

お姉ちゃんも部屋をでてきた。

「ちょっと、お姉ちゃん!!」

小声で怒鳴った。

「ごめんごめん!」

そういいながらケータイをもって一階へ降りていった。

私も着替えなきゃ。

お姉ちゃんの部屋のドアノブに手をかけた。


赤也side

北沢の部屋をみまわす。
いかにも女子って感じの部屋。
勉強机におかれた写真たてには全国大会優勝したあとにとった俺等の写真がはいっていた。

「テニス部 練習メニュー」って書かれたノートとか、マネージャーらしいものが置かれていた。

ベッドの上には、ぬいぐるみとかいろいろおいてる。
見てばっかいねーで、着替えよっと。

シャツのボタン外しながら、さっきのこと思い出した。

って、俺、焼肉ついてっても良かったのか?
いやもちろん金は自分で払うけどよ?
さっきのこともあるし気まずい・・・。

うあぁ!!こんなの俺らしくねぇ!!

さっさと着替えて終わった俺は部屋を出た。

「切原くん、着替え早かったね」

うわっ!!びっくりした〜!

切「アンタもだろ?」

「あ、そういやそうだね!」

いつもの北沢だ。
俺もふつーにしよ。

切「そういやぁ、アンタのねーちゃんは?」

「リビングへいったと思うよ」


みりゅくside

お姉ちゃんを呼びにリビングへいったら、

?「いいのか?」

姉「いーの!早くひいてよ!」

って声がした。

何してんの!?

ガチャっ!!

「お待たせ!!」

切「お待たせしましたっス」

知らないかっこいい人がいた。

姉「いいのよ〜、いきましょ♪
  あ、この人彼氏ね!」

彼「よろしくな」

「よろしくです」

軽くあいさつして焼肉屋にいった。

「いい香り〜」

切「だな!」

そういえば、切原くん焼肉好きよね。

「お金はいいからね」

切「んぁ?いいのか!?」

「うん?いいよ〜」

切「ありがとな!アンタふとっぱら〜」

「払うのはお姉ちゃんだよ」

切「感謝するっス!!」

姉「いやぁ、いいんだよ〜」

「かわいいね〜」なんていいながらお姉ちゃんが切原くんをなでる。

いいなぁ・・・。私も切原くんになでなでしてみたいなぁ。

うん。やめよう、変な妄想。

「カルビとか、タンとか、ハラミとか・・・いろいろあるね」

切「当たり前だよ!」

「そうだね〜!」

切原くんにつっこまれて嬉しい!
なんて思ってる私。

お姉ちゃんと彼氏さんはラブラブで、なんかその暑い空気で肉やけちゃうんじゃないかな?

なんて思ったりしていた。

あ。そうだ。聞きたいことあった。

「切原くん」

切「ん?なんだよ」

「お母さんとかご飯作ってなかったの?」

切原くんは「それがな?」って話し始めた。

切「実はよー、俺もそう思って、電話したらな?
  『あれ?赤也はカラオケ行くんじゃなかったっけ?』
  って姉貴が言ってきたから『言ったけど、帰って
  飯食べるっていったからつくってんじゃないかと
  思って』って答えたらよー、『え、もう食べてき
  た』なんていうんだぜ?」

「あ。忘れられてたんだ?」

切原くんは少し泣きそうな顔で、

切「しかも今日は寿司だったって」

誘ってよかったぁ・・・

切「だからありがとな?」

「ううん、いいよ!
私、途中で約束破っちゃったし。」

さっきまで思い出さないようにしてた過去を・・・

切「今度また行こーぜ!」

切原くんは笑顔で言ってくれた。

「うん!そだね」

その後はお姉ちゃん達を見てみぬフリしながら、
切原くんとしゃべって楽しいときを過ごした。

「ふぁ〜、おなかいっぱい!しかも、眠い!!」

切「そうだよな!もう食えねぇ!!」

切原くんはその後一人で帰っていった。
私と姉は心配だったから電話番号とアドレスを交換して、
「帰ったら、メールしてね」って言っておいた。

姉「かっこいいわね、赤也くん!」

「そうでしょ?」

なんて会話をしながら小さくなる背中を見送っていた。

「ふぃ〜〜」

明日はどんな1日になるかなぁ。

pipipipi♪

ケータイが鳴った。

「切原くんかな」

23:57
From:切原くん
件名 :よお    
今日は、ありがとな。
おやすみ〜

    END

なんか嬉しいなぁ。

今日は、いろいろあったけど、いい日でした。

24:00
From:
件名 :Re:よお  
焼肉おいしかったね!
また、明日頑張ろうね。
おやすみ

    END


※長いのかくの大変!!
 でゎでゎ☆
P R
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  • ニックネーム:みりゅく
  • 性別:女性
  • 血液型:A型
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