あっれ……なんだよ、急に雲行きが怪しくなってきたな。

June 02 [Sat], 2012, 10:00
ポツッ……ポツッ…ポツツッ!


塩野谷(しおのや) :
おい……嘘だろ? さっきまでガンガン晴れてただろーが……。

オレが学校に着くまでくらい待てねーのかよ、クソ天気……。

ったく、晴れの日も傘(かさ)常備が基本だな完全に。えーと傘かさ――


―――――――――――――――


ザー!!!


塩野谷 :
早くも土砂降りか……で、次は雹(ひょう)でも降るんですかね?

ホントに最近の天気はどうなってんだ? って………あれ?


そのときオレの視界に、見知った顔が入り込んできたような……。

いや……まさかな。はっはっは。オレの目がおかしくなったか?











塩野谷 :
……………。


瀬上(せがみ)、だよな? 傘も差さずに何してんだ?

ずぶ濡れじゃねーか。……どうする? 声をかけ……

るべきじゃないな。ここは完全にスルーすべきだろう。

間違いなくそれが正解だと、心の声が警鐘(けいしょう)を鳴らしている。

さらば瀬上。風邪だけはひくなよ。



瀬上 :
おはよう、塩野谷くん。


塩野谷 :
話しかけられたーっ!?


……おう、瀬上……じゃ、あとで学校でな。


瀬上 :
冷たいのね。今わたし、身も心も冷たくなっているのだけれど、

塩野谷くんには見えていないのかしら?


塩野谷 :
いや、見えてる。寒そうだな。一応、訊(き)いとくけど、何してんだ?


瀬上 :
わたしは紫陽花(アジサイ)になりたい。


塩野谷 :
はい、お手上げです。


……そうか。なるほど紫陽花と一体化してるな。見事なもんだ。

紫陽花ね。なればいいと思うぞ? お前ならなれそうだ。じゃ、後で学校でな。


瀬上 :
塩野谷くんは、どうして学校に行くの?


塩野谷 :
話しかけんなー!


あ? 中学生だからな。義務教育ってやつ? 行くしかねーだろ。


瀬上 :
真面目なのね……敷かれたレールに従って生きるのは、さぞ楽なことでしょうよ。


塩野谷 :
??? 何言ってんだ、コイツ。ん、待てよ?

紫陽花になりたい……ってことは、つまり……。



そうか、なるほど。登校拒否か。学校に行きたくなくて、こんな真似を?

案外子どもじみたことするんだな瀬上って。だははは、結構面白いヤツだな。


塩野谷 :
……わたしは子どもなんかじゃ――


ピカッ!




塩野谷 :
雷の光で一瞬照らし出された瀬上の姿は、

水滴が滴(したた)り、濡れた制服が肌に張り付き、肌の色が透けて見え……

なんとも形容しがたい妖艶なシズル感を……って、オレは何を考えてる?



ドーン! ゴロゴロゴロ……。


瀬上 :
雷、結構遠いわね。


塩野谷 :
えっ!? あ、ああ。そうだな。


瀬上 :
傘、持って来なかったな。


塩野谷 :
……傘、入るか? もうズブ濡れだし、あんま意味ねーか?


瀬上 :
……入れてもらおうかな。


―――――――――――――――


塩野谷 :
……………。


瀬上 :
……なんだか、周りの視線が痛いわね。


塩野谷 :
朝から通学路で相合い傘なんてかましたら、当然こうなるだろ……。

どうして傘くらい持ってこなかったんだよ。


瀬上 :
……知ってる? 都会では傘のない若者は自殺するらしいわよ。


塩野谷 :
……お前、いつの歌だよ……つーか、思い切り解釈を間違って……ん?

……なんだよ瀬上、お前、死にたいのか?


瀬上 :
……そんな風に考えたことは……無くもないわね……。


塩野谷 :
朝から重いなオイ……自殺とか馬鹿じゃねーの? やめとけやめとけ。

お前、死んだら勿体(もったい)ねーよ。


瀬上 :
……勿体無い? どういう意味?


塩野谷 :
えっ!? いや、別に……それなりに美人なんじゃね? 瀬上って。

だからさ、えーと……きっとこの先、いいことあるって。うんうん。


瀬上 :
……気のせいかしら。わたしをイヤラシイ目で見てない?

胸元にチラチラとあなたの視線を感じるのだけれど。


塩野谷 :
はあっ!? み、見てねーよ! 馬鹿じゃねーの! アホか!


……少しだけ見てました。ごめんなさい。若気の至りです……。


瀬上 :
……知ってる? 紫陽花って、食べると食中毒を起こしちゃうのよ?


塩野谷 :
へー、そうなのか? 知らなかった。


瀬上 :
食べるときは心することね、塩野谷くん。死んでも責任はとれないから。


塩野谷 :
……………え? それってどういう――


瀬上 :
ふふ。ところで、もうとっくに雨があがってるわよ?


塩野谷 :
あれ? ホントだ。いつの間に。


瀬上 :
いい天気になりそうね。


塩野谷 :
そうだな。


―――――――――――――――


青い2人の物語、楽しんでいただけましたか♪

みるゆ、なんだかこの話の雰囲気が好きです☆ いつか漫画にしたいと思っちゃいました。

次回の新人漫画賞、この話を漫画化して応募しちゃおうかなーなんて、今考えてたりします。

予定は未定ですけどね☆ 男女の話でしたが、ガールズラブに変えて描くのもアリですよね。

って、普通に描け!(笑) 百合漫画への情熱で溢れてますが、そろそろガールズラブ以外の

漫画を描いてみてもいい頃かもしれません。なんでも描ける創作家に、みるゆはなりたい☆

自作Web漫画:みるゆ『依存デートル ふたりのアメリ』。

May 26 [Sat], 2012, 12:30
作画:みるゆ

タイトル:依存デートル ふたりのアメリ

ジャンル:百合・ガールズラブ

あらすじ:地味で根暗なアメリの前に、自分と同じ名前の転校生がやってくるが…。

(一迅社 第7回 百合姫コミック大賞 落選作品)

実際に応募した作品との相違点:
・凡ミスや気になった部分を数箇所修正したところ。

みるゆから一言:
この漫画…内容が無いよう……なんて言わないでくださーい! オーマイガー!!!
お願いです……どうか言い訳を……させてください(某戦場カメラマン風に(笑))。

『ミストリアム』を描いて精根尽き果てていたみるゆ、どうにも次の気力が湧かない。
当初は20ページの超シリアスなお話になる予定だった『ふたりのアメリ』なのですが、
目前に迫る漫画賞締め切りに、18ページに…16ページに…14ページに…嘘ヤバい、
もう12ページでも無理かも…と、みるみるページ数が減り、元の話はどこへやら…。

途中の展開ぶった切っていきなり見開きページを登場させ、あらまあ、あと1ページ!?
話が終わらない…でももうこのページしか描く時間無いし……笑いにでも持っていくか?
その結果、あまりに酷すぎるオチに!(滝汗) 本当は泣ける話のはずだったのにいい!
……なんじゃこりゃあああ! と思われるでしょうが、ど、どうかお許しください…(逃)。

えと…楽しめなくても、どうかムリヤリお楽しみください☆(オイ) 感想は大歓迎です♪

……それにしても、ラスト本当に酷いな……(滝汗)。

―――――――――――――――



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→→→→→終


うわーいい天気♪ 今日も暑くなりそうだなー。

May 19 [Sat], 2012, 9:40
ピンポーン♪


花澤(はなざわ)リコ :
おはようございまーす!


ガチャリ。


レンの母 :
あ、おはようリコちゃん。あのね……。


花澤(はなざわ)リコ :
はい?


―――――――――――――――


コンコン。


花澤リコ :
レン、入るよー。


カチャリ。


花澤リコ :
おはよう、レン。


レン :
……勝手に入るな。


花澤リコ :
おばさんに聞いたよ。休むの? 風邪でもひいた?


レン :
……そんなんじゃない。

お前には関係ないだろ。ほっといてくれ。


花澤リコ :
……ほっとけないよ。ほら、一緒に行こっ!


レン :
さわるな!


バシッ!


花澤リコ :
痛っ!!! ……レン……。


レン :
あ……悪い。なんかだるくて。やる気が出ないんだ。頼むからほっといてくれ。


花澤リコ :
……疲れてるの?


レン :
そうだな……人生に疲れたのかもしれない。

汚い世の中を知りすぎたのかもな。

大人になんか、なりたくないってことか……。


花澤リコ :
あっ!? リコわかっちゃった!

なんだ、そーゆーことか♪


レン :
??? なんだよ。


花澤リコ :
わたし、知ってる。レンはね、病気にかかっているんだよ。


レン :
病気?


花澤リコ :
そうだよ。

レン、ゴールデンウィークは楽しかった?


レン :
そうだな。


花澤リコ :
今、一番ムカムカしてることって、何かな?


レン :
……どうして6月には祝日が無いんだ? ふざけやがって……。


花澤リコ :
間違いないね。

レンは五月病にかかっているんだよ!


レン :
……五月病……?





花澤リコ :
レンは五月病にかかっているんだよ!





レン :
……いや、どうして2回言った? しかもドヤ顔で。


花澤リコ :
大事なことだから2回言いました。もう1回言っとく?


レン :
いらん。で、五月病ってなんなんだよ?


花澤リコ :
えーとね、うーん……心の病気、かな?


レン :
心の…………わかった。もう行けよ。ひとりにしてくれ……。


花澤リコ :
いいの? 五月病の治し方、知りたくない?


レン :
!? 知ってるのか?


花澤リコ :
当たり前だよ。聞きたい?


レン :
……一応、聞いといてやる。


花澤リコ :
なに? その言い方。そんなんじゃ教えてあげなーい。


レン :
……教えろよ。


花澤リコ :
そうだなー……………ねえ、この前マツリカちゃんに告白されてたよね?


レン :
!!!???

……な、なんで知ってるんだよ……。


花澤リコ :
わたしはなんでも知ってるの。で……なんて答えたの?


レン :
お前には関係ないだろ。


花澤リコ :
……………。


レン :
……ゴメンって言ったよ。


花澤リコ :
!? へー……そうなんだ……断ったんだ……ふーん……そっかそっか。


レン :
……もういいだろ? 教えろよ。


花澤リコ :
ん、いいよ♪ 教えてあげる。

五月病はねー ――


レン :
五月病は?


花澤リコ :
五月病はねー ――


レン :
……五月病は?







花澤リコ :
6月になったら治るんだよ!







レン :
……マジで?


花澤リコ :
うん、超マジで。えっへん!


レン :
6月になったら……そうだったのか。全然知らなかった。


花澤リコ :
どうする? 今日、休む?


レン :
6月になれば治るんだろ? だったら、今日休んでても意味ねーかな。


花澤リコ :
じゃあ――


レン :
行くぞ!

幼稚園に!!!



花澤リコ :
うん! 行こう! 幼稚園に!


レン :
……ありがとな、花澤。なんか吹っ切れた。五月病か……あぶないところだった。

俺はこんなところで立ち止まってる暇なんて無いんだ。未来が俺を待ってるからな。

このままノンストップで突っ走ってやるぜ! 


花澤リコ :
レン……あのね、レン……教えてあげたお礼、もらってもいいかな?


レン :
お礼? なにか欲しいもんあるのか?


花澤リコ :
……花澤って呼び方、もうやめてよ。

わたしの名前はリコ。これからはリコって呼んでほしい。お願い、レン。


レン :
え……その……えーと………。


花澤リコ :
お願い。


レン :
……あーもう! わかったよ!

ほら、行くぞリコ! グズグズするな!


花澤リコ :
あは♪ 待ってよレーン!


―――――――――――――――


幼稚園児かよ! という皆様からの怒号が聞こえてくるようです(逃)。なははははー☆

レンの中二っぽいセリフをさりげに全スルーしているリコが素敵だと思いませんか?(笑)

幼稚園時代って実はみんな凄くマセてますよねー。特に恋愛ごとに関しては大胆というか、

大人が驚くようなセリフを軽々と口にして焦らせます。彼氏だの彼女だのキスだの何だの。

皆さんは五月病になっていませんか? 6月に治るのであれば、誰も苦労しないっての…。

自作Web漫画:みるゆ『ミストリアム プリムとベルフレアの物語』。

May 12 [Sat], 2012, 7:50
作画:みるゆ

タイトル:ミストリアム プリムとベルフレアの物語

ジャンル:百合・ガールズラブ

あらすじ:落ちこぼれのプリムはある日、時計塔の上にたたずむ人影を目にするのだが…。

(太田出版 第30回 太田エロティック・マンガ賞 落選作品)

実際に応募した作品との相違点:
・凡ミスや気になった部分を数箇所修正したところ。
・もとから全年齢向け作品ではあるものの、一応、裸体の局部などを白色で塗りつぶしました。

みるゆから一言:
みるゆは今、ブログに掲載しているようなカラーイラストの雰囲気を漫画でも出したくて
試行錯誤しています。この漫画は、みるゆ独自の画風を目指して数多くの『初めて』に
挑戦した記念すべき超実験的漫画になりました。描いていて本当に楽しかったです♪
まだまだ未熟者ですが、少しでも面白い漫画が描けるよう努力を続けていきたいと思います。

『ミストリアム』というのは、みるゆが勝手に作った造語です。
『mist(ミスト(霧))』と『moratorium(モラトリアム)』を合わせたものになっています。
モラトリアムは霧(きり)のようにモヤモヤとした気持ちが伴(ともな)っているものでしょ?

えーと、内容には特に触れないでおきましょう。
プリムとマッドハッター、そしてベルフレアの活躍にご期待あれ!
それでは、漫画をお楽しみください☆ 感想は大歓迎です♪

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パブーの方が読みやすいようなので、今回からパブーへのリンクを先に置いておきます。



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2012年5月5日……人類の存亡は子どもたちに託された。

May 05 [Sat], 2012, 7:50
こどもの日、当日。


夜明けと同時にソレは起こった。


日本各地、この日のために飾られた全てのこいのぼりが、いっせいに空の彼方へと消えたのだ。


その驚くべき超常現象が一体何を意味しているのか、不思議なことに人々は皆、理解していた。



『自我を持った こいのぼり が、敵意を持って人類を攻めてくる』



なぜ敵意を? 今はそんなことを考えている余裕は無い。ヤツらの総攻撃は目前なのだから。


人々は理解していた。それに対抗出来るのは、ごく限られた年齢の人間だけだということを……。



大人たち :
「何も出来ない……こいのぼりを相手に、我々大人が無力な存在でしかないだなんて……」




子どもたち :
「自分たちにしか、こいのぼりの攻撃は止められない。子どもの手でやるしかないんだ!」




ヤツらにダメージを与えられるであろう、唯一の手段。こいのぼりにとっての脅威の力。


それは、子どもたち自身の膂力(りょりょく)によって伝えられる衝撃のみ。それだけだ。


すなわち、白兵戦、肉弾戦に持ち込み叩く以外に、戦う方法が一切存在しないのである。


もし子どもたちがヤツらの撃退に失敗したとすれば……そのとき日本は……世界は……。


―――――――――――――――


リク :
うおー! 来たぞ! スゲー数だ!

空が全部こいのぼりだらけ……信じらんねー。


マリー :
どう考えても数が多すぎる……増殖(ぞうしょく)しちゃってるみたいね。

ずっと増え続けているのかしら……だとしたら相当やっかいだわ。


タイチ :
ヤバいよー。絶対ヤバイってリク! ぼくたちだけじゃ勝てないよー!


マリー :
情けないこと言わないでタイチ。わたしたちでやるしかないのよ。

今ごろクラスのみんなも、どこかでヤツらと戦ってるかもしれない。

ううん。友達だけじゃない。日本中で今、子どもたちが戦ってるのよ。


リク :
そーゆーこと! 俺たちでやるしかないんだ。

日本で食い止めないと、たぶん世界にまで広がってくだろうしな。

覚悟決めよーぜタイチ!


タイチ :
うー……運動とか苦手なのに……。


リク :
ふたりとも、装備はOKか? 俺は素手でやる!

防御(ぼうぎょ)はじっちゃんの兜(かぶと)で十分だ!



タイチ :
ぼ、ぼくは中華なべ持ってきちゃったよー……これでちゃんと守れるかなー?


マリー :
守ってるだけでどうするのよ……。

それでアイツら、ブン殴ってやりなさい。


タイチ :
あんなフワフワ軟(やわ)らかそうなヤツら、中華なべで殴れるの?


マリー :
それは戦ってみないとわからないわね。実はもの凄く硬いかもしれないわよ?

ただのこいのぼりなんかじゃないでしょうからね。ま、どっちでもいいけど。

前に洞爺湖で買ったばかりの木刀で、一匹残らず塵(ちり)に返してあげるわ。


リク :
マ、マリー? その、綿(わた)みたいのでポンポン、何してんの?


マリー :
砥(と)いでるのよ。見えない心の刃(やいば)をね。わかるでしょ?


リク :
心の刃……? あっ!? わ、わかる! わかりますともさ!

(わかるわけねー! そんな怖い顔で睨(にら)むなっての!)


タイチ :
来るよ! こっちに4匹来る! 来るよ来るよ来るよー! うわーん!


リク :
落ち着けタイチ。俺だってホントは怖いんだ。

でもさ……マリーとタイチがいる。

幼馴染(おさななじみ)の腐れ縁。ずーっと同じクラスのお前らが。

だからきっと……大丈夫だ!


タイチ :
リク……。


リク :
まだ3年生になったばっかだぞ? こんなところで死んでたまるかっての!

一緒に4年生になろうぜ! なっ? マリー! タイチ!


タイチ :
……うん。また3人で一緒にゲームやりたいもんね……ぼく、やるよ!


マリー :
……リク、話がある。


リク :
おう! 何だ?


マリー :
もし生き残れたら……わたしをリクのお嫁さんにしてくれる?


リク & タイチ :
……………え?


マリー :
……………。


タイチ :
……………。


リク :
……………。


マリ :
……してくれる?


タイチ :
(リ、リク! 早く返事してよ! マリーの顔超怖いし、こいのぼりが来るよ!)


リク :
(だってオイ、お嫁さんって……俺たちまだ小3だぞ小3! いつの話だよ!?)


マリー :
し・て・く・れ・る?


リク :
ひっ!? は、はい! もちろんです!

お嫁さんにでも何にでも、してあげますともさ!


マリー :
リク……大好き♪ 絶対に守ってあげるから。


リク :
いや、普通は俺が守る方なんじゃ……。


タイチ :
(リク、大変だね……じゃなくて、お幸せに……)


リク :
く、来るぞ! 一番強そうなのは……アイツか。

よし! 俺は真鯉(まごい)と戦ってみる!


タイチ :
ぼ、ぼくは……あのヒラヒラした5色のヤツでいいかな! ちょっと弱そうだし……。


マリー :
タイチは吹き流しで決まりね。油断しちゃダメよ。リクも。

じゃあ、わたしは緋鯉(ひごい)と子鯉(こごい)を引き受けたから。


タイチ :
ぼくはやれる、ぼくはやれる、ぼくはやれる! やれるんだー!


マリー :
我が愛刀、霊鬼(れいき)の錆(さび)にしてあげるわ。来なさい!


リク :
行くぞー!!!

俺たちの戦いは……これからだ!!!!!


―――――――――――――――


――というわけで、間違いなく最終回です(爆笑)。打ち切りとか言わないでえー!

こんな『こどもの日』だったら、ちょっとハラハラドキドキしちゃいません?(楽)

なんとなく、子どもに冒険をしてほしいなーと思ってたら、こんな話になりました☆

あ、マリーの霊鬼だの錆だのは自分の世界に入ってるだけで、ただの木刀です(汗)。

こいのぼりが自我を持つ……付喪神(つくもがみ)ってことになるのでしょうかね?

書いててなんとなくターミネーターのスカイネットが浮かんじゃいましたけど(笑)。

空を覆うこいのぼりは、もちろん『うしおととら』の婢妖(ひよう)のイメージで♪

子どもたちが希望を抱いて未来を描けるような世の中であってほしい今日この頃です。
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