引き続き
「ガバナンス・リーダーシップ考」を参照・要約しつつ。
「抑圧は、政治的・宗教的過激主義をうんできた。
つまり、国家が財政的又は政治的に混乱するかもしれないリスク
のみならず、国際的なテロ組織や移民のリスクをはらんでいる。
だからこそ、南アジアの思慮深い指導者たちは貧困削減に
戦略的に取組んでいる。 そして、これがまさしく、
全世界が貧困を心配しなければならない理由なのである。」
ゲリラ活動、テロリズム、移民は、国家のみならず、国際的なリスク
だと。そして、貧困を解消することで、リスクを回避してゆけると
西水美恵子氏は提唱されています。

画:白取 春彦 著「イスラム教VSキリスト教VSユダヤ教 宗教がわかれば
中東情勢が読める―なぜ陰惨なテロや戦争が続くのか!?」
端的に世界が理解できるので、この手の本が好きです。
私たちは9.11で、恐怖と悲しみを共有しました。
もしもツインタワーにいたのが自分であったら。
もしも家族であったら・・・。
けれど、世界が9.11を体験しなければならなかったのは、
世界の一部の人々の怒りに気づけなかったからではないでしょうか。
彼らを脅かす悪政、貧困、差別に対する、彼らの怒りを知ったいま、
私たちはこれを無視してはならないと思います。
イスラム社会であれ、アジアであれ、アフリカであれ、
世界のすべての国の国民は、基本的人権の保障を
うけなくてはなりません。
途上国は自国の経済力や政府の統制力が十分ではありません。
なされるべきことは、テロ国家制圧ではありません。
フセイン元大統領に死刑判決。
判決を下すのに十分な、事実の立証が行われたとは信じがたいです。
裁判の公正を失墜させるものだと思います。
世界の課題として、世界中の人々の、
またアジア人として、とりわけ南アジアの人々の、
基本的人権の保障に取り組みたいと思います。
9.11の悲しみがくり返されないためにも。
「世界人権宣言」ぜひいま一度ご一読ください。

画:藤田 千枝 編「くらべてわかる世界地図〈8〉国境をこえて」
決定版的シリーズみつけました(^^)