| 真央の涙は成長の証し、五輪女王の素材とコーチ / 2006年12月31日(日) |
真央の涙は成長の証し、五輪女王の素材とコーチ
フィギュアスケートの全日本選手権女子で初優勝した浅田真央(愛知・中京大中京高)を指導するラファエル・アルトゥニアン・コーチは29日、読売新聞の取材に応じ、浅田の見せた涙が、今季の成長の証しだと語った。
「真央の涙はうれしかった。彼女は今季、女子選手がぶつかる体の変化という壁に差し掛かり、非常な苦労をした。しかも、金妍兒(キム・ヨナ=韓国)ら同年代のライバルに敗れ、初めて勝つことの難しさを知った。(スルツカヤを破った)昨年のグランプリファイナル優勝より、この全日本の勝利が、大きな意味を持っていた」
今季はトリプルアクセルの導入部にステップを加え、難度を高めた。だがこのため、あの浅田がジャンプで失敗続き。今季成功したのは、全日本が初めてだ。
「挑戦を続けさせたのは、真央が克服できると知っていたからだ。あの入り方は、男子選手でも怖いと思うよ。でも完成すれば、彼女の大きな武器になり、他の選手が追随できない高みに上れる。良いコーチは釣り師のようなもので、大きな魚を釣るまで待つんだ。真央はこの調子で努力し続けることができたら、次の五輪女王になれる素材。私は、日本のコーチ陣が指導した真央のすばらしい技術に磨きをかけ、次の五輪を見据えてレベルアップしていけるよう手助けをした」
浅田は、内面も大人になったという。「(2年指導した)ミシェル・クワン(米)から、年齢にかかわらず、才能のあるスケーターは何をすべきか分かっているものだと知った。私は真央にも、提案はするが最終決断は常に自分で下さねばならないと説明している。頂点に立つ選手が備える意志の力は、独立心から生まれるものだ。真央は、ミシェルを連想させる強さと賢さを持っている」
来年3月の世界選手権(東京)、そしてその先、将来像は。「コンビネーションを含むトリプルアクセル。4回転ジャンプ。彼女は誰より先に行ける。いつか男子と競えるかもしれないね」
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Posted at 15:56 / 浅田真央 / この記事のURL
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