護りたい 

2005年10月13日(木) 16時53分
辛さ
あれから、3日が過ぎた。
『約束する』。その言葉が、悠紀の心に焼き付いている。
「どうしたらいいのかな。始…なんで美奈斗を…」
悠紀は屋敷の縁側で、ある人をまっていた。
「お待たせ。悠ちゃん。…どうしたの?やっと帰って来たと思ったら、ため息ばっかり。」
「扇ちゃん…。2人だけで話したくて…。いいかな?」
『扇』は、美奈斗と悠紀の幼なじみ。医者で、頼りになるお兄さん的存在。
医者といっても、悠紀達専門の知識をもつ、つまり力のある人間専門の医者。
「もちろん。僕でよかったら、なんでも聞いてあげるよ?」
悠紀は、全てを話した。
「…そう。それで美奈斗ちゃん…記憶を。」
「あの始が…こんなことするなんて、まだ信じられなくて。
そりゃあ、僕も興奮してて…戦う事しか頭に残ってなくて…。」
「それだけ『闇』に支配されているんだね…2人は。前はみんなで笑いあってたのに。」
千鶴も…あんなじゃなかった。もっと明るくて…優しい瞳をしていた。」
「『闇』つまりは『イリス』を早く消さないとね…。僕は力が少ないから…
たいして役に立たないけど…。でも、手伝うよ。絶対。」
「うん…。ありがとう。扇ちゃん。」
ドタッ!
「!?」
「美奈斗ちゃんの部屋からだ!!」
2人は美奈斗の部屋へ急ぐ。
「美奈斗!…!?」
美奈斗は倒れている。
「美奈斗!!」
「しっかりして!!」

男だってば!! 

2005年09月22日(木) 11時15分
  プロローグ

『お前ってホントは女なんじゃねぇの?』
(やめて…)
『ミチル〜いいかげん女だって公表しろよな〜。』
(やめてよ…)
『ミチル君って女の子みた〜い。』
(どうして?どうしてみんな馬鹿にするの!?)
『なんであんたは女みたいな顔なのよ!!』
(知らない…そんなの…)
『お前なんかいらないんだよ…』
(嫌だ…捨てないで…嫌わないで…)
『普通の男の子が欲しかったのに…!!』
(僕は普通なのに…)
『お前なんかこの世から消えろ!』
「嫌だぁー!!!」
…悪夢だった。
消えることのない、過去の傷。
「…っ!…ゆ…め?」
だが、たとえふさがらずとも、痛みがやわらぐこともある。
少年は、それを祈っていた。願っていた。そして、待っていた。

護りたい 

2005年09月22日(木) 11時07分
  記憶

「…誰?誰なの?あなたは…」
−ザワッ−
「な…にを…。なにを言ってるんだ!!」
美奈斗は不思議そうな瞳で悠紀を見つめる。
「あなたは誰?」
冗談でないということは、すぐにわかった。…そして原因も。
(…力を失った時、反動で記憶も!?)
「あなた…名前は何ていうの?…教えて?」
悪気のない、言葉。
悪気のない、瞳。
「橘…悠紀。」
ショックを隠せない。けれど美奈斗にはわからない。
「悠紀?可愛い名前。私はね、藤林美奈斗っていうのよ。」
(知ってる…。僕たちは物心ついたときからずっと一緒だったんだから。)
そんなことは、今言っても無駄なこと。
わかっていてもおさえることができない。
(哀しい…。)
「知ってるよ。ずっと一緒にいたから。」
悠紀は優しく微笑む。けれど哀しげ。
美奈斗はその哀しげな微笑みと、言葉に戸惑っている。
「私…あなたのこと知ってたのに忘れちゃったんだ…ごめんね…?」
今にも泣きそうな潤んだ瞳。
悠紀はそんな美奈斗を見たくなかった。
「大丈夫。僕が絶対、力も記憶も…取り戻してあげるから。」
「本当?」
美奈斗の顔に少し明るさが戻る。
「うん。約束する。今はとりあえず、屋敷に戻ろう?
 僕たちの、帰る場所に。」
悠紀はまた、美奈斗に微笑む。
今度は、とても優しく…。

護りたい 

2005年09月22日(木) 10時54分
力の源

「やっとでてきたか!始」
「ふんっ。てめぇがしつけーからでてきてやったんだろ!」
ーザワッー
生暖かい風とともに無数の木葉が舞う。
もう随分長い時間闘い続けたらしく、辺りは荒れている。
「悠紀!!大丈夫!?」
一人の少女が走ってきた。
「ったく・・・毎度、毎度ウザってーんだよ!てめぇも!!」
始の掌から、紅黒い光の塊がでてくる。その光はほんの数秒で大きくなった。
「もう二度と邪魔出来なくしてやるよ!!」
ーバシュッー
「きゃあっ!」
「美奈斗!!」
始が放った光は少女・美奈斗を包み、勾玉を奪って,始の掌に戻った。
「ふっ…。これで美奈斗は力が使えない。」
「テメェ!!フザケやがって!今すぐ美奈斗の勾玉を返しやがれ!!」
「返してほしいのなら、俺から奪ってみろよ。」
二人が睨み合っているなか、つむじ風が吹き少女が出てきた。
「始。お楽しみのとこ悪いけど、そろそろ戻るわよ…。」
「チッ…。」
始は舌打ちすると美奈斗を抱き抱えている悠紀を睨み消えた。
「あの野郎…勾玉奪いやがって…。」
悠紀は美奈斗を見つめる。
「う…。」
「…!美奈斗…大丈夫か?」
「……あなた,誰?」
「!?」
―ザワっ―
ここから全てが始まった…。

よろしくお願いします 

2005年09月22日(木) 10時37分
こちらに移転してきました。

思う事が有りこちらに移転しました。

以前のブログに書いた内容をこちらに移動させました。

以前のブログは9月一杯で閉鎖します。

まだ扱いに不慣れなので、失敗も多々あると思います。
そのような時は優しくご指導くださると有り難いです
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