他人から见ても违和感は拭えない

October 26 [Wed], 2011, 16:59
おかげで浜面达は立ち去る事もできず、自分达の手でタ―ゲットを杀す羽目になった。
しかも
「まだ见つかんねえのか……例の女は」
依赖人に渡されたのは颜写真だけで、具体的な素性は名前すら知らなかった。假に施设から逃げられ、サングラスやニット帽などで颜の特徵を隐し、人混みに纷れられたら搜索のしようがない。何としてでもここで仕留めなければならないのだが……。
「まだ见つかんねえのかって闻いてんだよ! くそがぁ!!」
野太い声で叫ぶが、同じスキルアウトの连中はチラリとこちらを见るだけで、特に口も开かず搜索を再开してしまう。
そう、同じスキルアウトだ。
彼らを数时间前まで束ねていたのは驹场利コ《こまばりとく》という男だ。その驹场が消えた事で浜面がトップの座にスライドしたのだが、その新たな力关系はすぐに浸透するものではなかった。むしろ、漂う空气からは不满の色の方が强い。何か组织全体の失态があれば、すぐさまその责任を全て押し付けられるだろう。
驹场利コ《こまばりとく》と浜面仕上《はまづらしあげ》の违いは明白で、驹场が自然と人の轮の中心に立っていたのに对し、浜面は自分でもやりたくない仕事を无理矢理任されただけだ。だからどれだけの仕事をこなしても、自分自身の中から异物感が取れない。他人から见ても违和感は拭えない。
それが分かっているから浜面は苛立っている。
见つからないタ―ゲットも、统制の取れていない搜索方法も、それら全てが自分の足を引っ张るための里切り行为に思えてしまう。
浜面は苛立った颜のまま、鼻につけたピアスを指先でいじる。つい先月穴を空けたのだが、调子はすこぶる恶かった。わずかな感触が集中を乱すし、何より汗が溜まる。
「……後がねえ。俺达には後がねえんだ。くそ、驹场の野郎。大それた计画を企てながら、自分だけあっさり死にやがって。残された俺达はどうすりゃ良いんだちくしょう……」
と、数人の少年达がドアの前に集まり出した。
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