第一線の対談(1) 山中伸弥教授・平尾誠二総監督

January 01 [Wed], 2014, 10:35
第一線で走り続けるからこそ、通じ合うものがある。

 2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した京都大iPS細胞(人工多能性幹細胞)研究所所長の山中伸弥教授(51)と、日本選手権7連覇など輝かしい記録を打ち立てた神戸製鋼ラグビー部の平尾誠二ゼネラルマネジャー(GM)兼総監督(50)。同学年の両氏はラグビーを通じて知己を得て、プライベートでも酒を酌み交わしたり、ゴルフを楽しんだりする間柄だ。

 神戸に暮らした神戸大医学部時代にラグビーに打ち込んだ山中さんは「平尾さんにあこがれてラグビー部に入った」と笑う。京都で同志社大卒業までを過ごした平尾さんは「山中さんとは『神戸』『京都』という共通項もある」。二つの街の思い出が、絆をさらに深める。

 iPS細胞をさまざまな細胞や組織に変化させて再生医療に応用する研究は、まさにこれから本格化する。また、6年後の東京五輪・パラリンピックに先立ち、19年にはラグビーのワールドカップ(W杯)が日本で開催される。

 ともに組織を率い、大きな責任を担う両氏は、今後をどう展望しているのか。後進たちに何を望むのか。新たな年の初めに、自由に語り合ってもらった。(小森準平)

=第一線の対談(2)に続く


 ◇  ◇  ◇

 山中 伸弥氏(やまなか・しんや)1962年生まれ、大阪府東大阪市出身。81年に神戸大医学部入学。卒業後は臨床研修医から研究者に転身し、大阪市立大大学院医学研究科博士課程修了。米留学などを経て、2004年に京都大教授、10年から京都大iPS細胞研究所所長。06年、さまざまな組織や臓器になる能力を持つiPS細胞作製に世界で初めて成功し、12年にノーベル医学生理学賞を受賞した。趣味はジョギングで昨年の大阪マラソンにも出場した。


 ◇  ◇  ◇

 平尾 誠二氏(ひらお・せいじ)1963年生まれ、京都市出身。ラグビー日本代表などで不動の司令塔として活躍し、往年のラグビー人気を支えた。京都・伏見工業高校で全国制覇し、同志社大で大学選手権3連覇、神戸製鋼では89年から日本選手権7連覇を達成。W杯には87年から3大会連続出場した。97年から2000年まで日本代表監督。現在は神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネジャー(GM)兼総監督。神戸親和女子大の客員教授なども務める。
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