三重の特別支援教育 199号

October 22 [Mon], 2012, 12:49
三重の特別支援教育(第199号)                     平成24年10月   編集・発行 三重県特別支援教育研究会

第57回三重県特別支援教育研究大会  
平成24年度 三重県特別支援学級設置学校長会 研修会
     たくさんのご参加 ありがとうございました



8月21日(火)に、三重県総合文化センターと緑ヶ丘特別支援学校で第57回三重県特別支援教育研究大会が開催されました。「子どもたちが自分らしく、心豊かに生きることをめざして」の大会主題のもと、講演会と8つの分科会が行われました。
 午前は、三重県立小児心療センターあすなろ学園 園長 西田 寿美様に「すべての子どもに途切れのない支援を」と題して講演をいただきました。困り感のある子どもに対して、学校・医療・福祉が協力して途切れのない支援を実施することが求められている今、関係機関がどのように連携し、支援すれば良いのか、具体的な取り組みを通して教えていただきました。

午後の各分科会と情報交換会では、幼稚園から高等学校まで様々な校種の先生方に参加いただき、熱心な討議が行われました。特別支援教育に関する各地・各校の実践発表や交流をもとに、今後の実践に生かしていただけたらと思います。
助言者・提案者の先生方をはじめ、司会者・運営・記録者・受付等をしていただいた先生方、また各ブロックの対策・研究委員さん、ありがとうございました。

来年度は、平成25年8月27日(火)
三重県総合文化センター で行う予定です。



参加者数    全体会  630名
 第1分科会  46名  第2分科会  57名
第3分科会  73名  第4分科会  27名
第5分科会  34名  第6A分科会 110名 
第6B分科会  81名  第7分科会  71名

○アンケートの各項目から                                     
1 日程について 
・ 長期休業中なので参加しやすい。
・ これくらいの日程がベストだと思う。
・ すばらしい教材を多く紹介していただいた。夏休み前半であれば、この夏休み中に教材づくりができたので、もう少し早い時期が良い。

2 分科会の形式について
・ 実践提案は大切なので、校種をこえて参考になる。
・ テーマがはっきりしているので、学校・児童の実態に合わせることができた。
・ 申し込みの段階で、テーマがわかると申し込みしやすい。
・ 提案の時間をもう少し長くして、もう少し詳しく話を聞けると良かった。
・ 分科会の時間がもう少し長いと話が深まるのでは。時間が短いので情報交換が十分になされない。
・ 大人数なので、討議が進みにくかった。
・ ワークショップ形式など、工夫してほしい。

3 分科会の内容について
・ 他校の先生の実践を聞く中で、改めて自分の学級経営・子どもとの接し方を振り返ることができた。
・ 授業のヒントになることがたくさんあり、充実した研修になった。
・ 教具等、具体的で大いに参考になった。
・ 通常学級に在籍する発達障がいのある子どもへの支援の取り組みについて知ることができて良かった。
・ 助言者の先生がとても深く話題を掘り下げてご示唆してくださったので勉強になった。
・ 参加の先生方が積極的に意見を出してくださり、有意義な会だった。
・ 1本の提案についてしっかり討論する時間があり、討論の柱立てもきちんと設定され、話題の焦点がぶれることなく進められていたと思う。
・ 分科会の中に、通級教室での指導を入れ続けてほしい。
・ 各分科会のテーマや提案のもう少し詳しい内容を知らせてもらった上で参加分科会を決められるようにしてほしい。
4 情報交換会について
・ 他の学校の交流学級とのつながりを聞かせてもらえて参考になった。自分の行ってきたことが間違っておらず、続けていっても良いのかなと自信がもてた。
・ 他の学校(特に中学校)の様子が知れて良かった。校種や規模は違っても、抱えている状況や悩みは一緒だと思った。
・ テーマが絞り切れていなかった。
・ 校種の異なる方のお話をもっと聞きたかった。
・ 話し合う内容が出しにくい。分科会の延長として、より話題を広げて小学校でも中学校でも出せるような内容にできると良いと思う。
・ 全体だと意見が出にくいので、グループを作って話し合いをし、それを後で交流し合うというような形だともっといろんな意見が出たのではないかと思う。
・ 話し合いのテーマは集まった人の思いによって違うので、話し合いたいことを出し合っても良いと思った。
・ 全体で情報交換をしたが、同じような悩みのグループ別になれると良いと思った。
5 その他
・ 他の分科会の資料がもらえると、今後の支援・指導の参考になる。
・ チームのリーダーシップをとっていただくために、管理職の先生向けの分科会もあると良い。
・ 「発達障がい」「通級」「統合教育」というキーワードを、今後意識して分科会を充実していただきたい。

○東海北陸地区特別支援教育研究大会 福井大会が行われました
 8月7日(火)8日(水)に第34回東海北陸地区特別支援教育研究大会が福井県で開催されました。「すべての子どもの生きる力をはぐくむ特別支援教育〜未来に確かにつながる支援体制の構築をめざして〜」の大会主題のもと、講演会と7つの分科会が行われました。
講演は、NPO法人 パパジャングル理事長 荒巻 仁氏による「父子笑伝・笑育」でした。自分の生い立ちから現在、父親として子育てをしつつ学童などの放課後子ども支援や若い父親への支援などを積極的に行っていることを自分の姿を通して描かれた絵本などを通して話をされました。荒巻さんの生き方に会場全体が共感し、温かい雰囲気の中で子どもの育ちを考えたり振り返ったりする機会となりました。
2日目の分科会では、三重県からは三重県立特別支援学校伊賀つばさ学園 山原 幸浩先生が作業・進路の分科会で発表されました。農業を核に地域のネットワークつくりを進め、職場体験や就労に向けての取り組みの報告でした。小学校段階からも就労を意識した取り組みや支援の積み重ねが必要であり、私たちも日々の実践の中で意識して取り組んでいかなければならないと感じました。

○全国特別支援教育研究連盟全国大会 北海道大会が行われました
 9月20日(木)21日(金)に「地域に交わり、生活を楽しみ、働く子どもを目指して〜子どもたちの社会自立につながる特別支援教育とは〜」の大会主題のもと、第51回全国特別支援教育研究連盟全国大会が北海道で開催されました。
三重県からは南伊勢町立五ヶ所小学校 柴田 晃代先生が、交流及び共同学習の分科会で、日々の学習の様子やみんなで作る運動会の組体操の取り組みなどを中心に発表されました。  個々に必要な生活力などを日々積み上げながら、校内の子どもたちとの関わりをどう作っていくかを写真や映像を通して報告されました。特別支援学級で個に必要な学習を継続的に行い、生活力などを高めていくことや、集団の学びの中で同じ仲間として通常の学級の子どもも教師も意識改革が行われていくことの大切さを再認識した提案でした。

第3回講演会について
12月26日(金)13:30〜16:15 三重県総合文化センター小ホールにて、第3回講演会を行います。堺市立日置荘小学校通級指導教室 特別支援教育士スーパーバイザーの 山田 充先生のお話を聞かせていただきます。
演題は『通常学級における特別支援教育』です。詳細については、研究委員さんを通して連絡をいたします。ふるってご参加ください。
授業研究会と第3回対策研究委員会について
平成25年2月1日(金)14:00〜15:40 授業研究会
15:50〜16:30 対策研究委員会
松阪市橋西地区市民センター(松阪市民文化会館前)で行います。
詳細については後日、研究委員さんを通じて連絡をいたします。
是非、たくさんのご参加をお願いいたします。

「三重の特別支援教育」 〈第199号〉