Gold 

January 17 [Fri], 2014, 0:29
ビックカメラの店頭のデモ機で、聞き覚えのある曲が流れている。
彼がよくやっていたゲームだと気付くと、私は足を止めて、ぼんやりとテレビ画面を見ている。
そして泣く。
体を投げ出しても勝てなかった勝負と、自分のみじめさで、勝手に涙が出てくる。
しょうがない、とつぶやいても、その曲が終わるまで私は歩き出せない。
もうどこにも行けない、という感覚が失恋なのだと、私は初めて気付いた。
もう25だった。

いつもの酒屋の前で煙草を吸っていると雨が降ってきて、彼と最後に会った日も雨が降ってて、私は勢いで煙草を五本立て続けに吸って気持ち悪くなって、家に帰って吐こうと思って口に手をつっこんだけど出てくるのは生唾だけで、彼と一緒に食べたものを全部吐き出してしまいたかったけど、もう消化が始まって私になっていくんだと思うと、嬉しいような、でも気持ち悪いのは変わらなくて胃薬を飲んだのだ。
今でも自分がみじめで泣く。
その行為自体がみじめでもっと泣いてしまう。
会おうと思わなければ会えない距離にいることは、もう二度と会わないということと同じことなんだと思う。
「元気でね」というメールを送るのに少し迷ったのは、それが本心なのに、決別のことばみたいだったからだった。

love & hate 

January 15 [Wed], 2014, 17:40

感受性、ということばが嫌いだ。

love and hate だ。

感受性だけで生きていたような子が、現実感を伴っていく。

私は、今、今、という風に生活していて、それで気づく。
ふとした瞬間に。
風に吹かれて、おかしいほど寒い昼間に、海の上で、現実感のない今。
2006年にいる私が語りかける。
同じ川辺で、知らない人といる私。
出会えない人。

感受性。
それが全てで、もう話は終わってる。

Everytime I come close to you 

April 20 [Fri], 2012, 17:56

There is no border between March and April, but something "daily" everlasting.
When I see friends of mine change themselves to something different on April, I'm inclined to ask them, "Have you wanted others to see you talented?"

calling 

April 02 [Mon], 2012, 12:29

緻密な計算の上に成り立ったあなたを救ってあげたい。
と思って飛び出した窓の外がフユだなんて知らなかった。
海が、どこまでも深く家をさらっていこうとしてた。
わたしはあなたがこうして悲しみを紡いでいるあいだのことを知りたくて待ってる。
本当はもっといい場所があったはずだと口走る大人たち。
日曜日の野球少年。黄色い車。
全てのものに素敵な意味をつけてあげられてた頃はよかった。
寒くて眠れないはずなのに、もう涙もきれいな思い出話になっていくということ。
待ちきれずに走り出しておいて、今更止まるなんてできなかった。

そうしてわたしは、ある1枚の絵画に目を奪われていく。
手をかざせば冷たくて、指先がそっと透けた。
何度でも言い足りなかった。
ずっと待っていたかった。
それは優しさではないけれど、何か温かい、肌のようなものだった。

薄っぺらな膜を今蹴り出そう。約束なんてただの1つもほしくない。
例えばわたしはずっと、海に沈めたあなたの紡いだ悲しみをすくってあげたかった。


2006,3,05


*


あなたの話を、"calling" として書いたのが、もう、6年前だなんて驚くね。
昨日新聞を読んでいたら、求人欄に有名な人のコラムが載ってて、そこで "calling" の話をしてたんだ。
知ってる?"calling" って、「天職」って意味なんだよ。
私はあなたに、あなたの "calling" の存在を教えたかった。
今ではもう知っているのかな。

一緒に過ごしたあなたの夜明けに、私は思いを馳せる。
もうあなたに、自分を抱きしめてあげて、なんてえらそうなこと言えないけど、いつでも連絡を待ってる。

friend 

December 15 [Thu], 2011, 12:22

Why am I always your toy?
I am your ball toy, so rolling, no talking.
You don't say anything about me, just about you.
I'm laughing, but I think it's not my business.
I'm watching you from the ceiling, every moment.
Don't you think you'd be at a loss if I'm furious?
So I don't say anything, don't you sense?
I don't scold you, just let you understand me.
I'm so tired from listening.
Everything is boring.

Night is falling.
With my eyes closed, so I don't care turning the lights off.
I want to melt into the darkness, not to sleep.
Do you remember that night?
No, I expect the answer.