申告な英会話

April 21 [Thu], 2016, 22:16
顔まで15センチくらいしかないところでだ。
彼女の眼鏡に反射した光が、かろうじて老人の顔を照らした。
ものすごく気の強そうな、意地の悪そうな顔相だった。
口調といい、光の当て方といい、
刑事ドラマの見すぎじゃないのかと思った。
「あんたこそ何してるんですか!」
頭にきて言い返すと、また光を向けられた。また真っ白だ。
「あん?何って俺は防犯だよ!」
「なんで(いちいち懐中電灯の光を)向けるのって・・・」
言いかけた彼女にまたカッ!と照らす老人。
すっかり気圧されて、その老人の
「帰れ!」という怒鳴り声に追い出されてしまった。

三保灯台の根元まで移動したところで、俺たちの怒りは爆発した。
「なーによ、あの爺い!偉そうに!」
「なあ!取調べ室かよっ!」
正直に言うと、英会話で俺はもちろんバカだったが、
彼女もわりとバカだった(笑)
だから話が合ったのだが・・・それはさておく。

とにかく、
観光地とはいえ夜半に勝手に敷地内に入った事や、
特に利用者の制限は記述されていないけど
トイレを使っちゃった事など、
自分達のやった悪さは棚に上げて、
夜明け前の砂浜でぎゃいぎゃい喚いていたのが
2人居たのは確かだった。
P R
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