LE MEPRIS

MONSIEUR IBRAHIM ET LES FLEURS DU CORAN
2004年11月30日(火)
「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」 おすすめ度 3.8 (5点満点)
月曜の朝から見に行きましたが、なかなかの盛況。
この映画は、パリ20区に住むユダヤ少年モモ(本名モイーズ=モーゼ)と、近所で小さな食料品店(通称:アラブ屋)を営むイスラム教神秘主義宗派スーフィー派のトルコ移民のムッシィウ・イブライムが、心を通わせる様を描いている。
個人的に、パリ18、19、20区周辺における移民と宗教、文化とその問題に興味があったので、とても楽しみにしていました。
印象を一言で言えば、「もの足りない」。
「アラビアのロレンス」の名優オマー・シャリフ演じるイブライム氏について、謎が多すぎるというか…。たとえばなぜモモにあんなに入れ込むのか、いまいち納得できなかった。なぜ、"モモ"なのか。おちゃめな人ってこと、宗教的な人格者ってことはわかるけど、もっともっといろいろあるはず…家族についてのコンプレックスを、ラストに語りますが、唐突感があり、ちょっとわかりにくいかも。
よかったのは、パリ20区におけるモモの風景。
60年代の設定ですが、娼婦たちが公然と通りに立っていたり、ラジオから流れる音楽、パリの光もいい感じです。モモはイブライムおじさんと遊んでばかりいるわけでなく、性の葛藤、恋の悩み、お金のこと、家族の問題、、、とくに父親の描き方はとてもよかった。あくまで脇役でありながら、彼なりの苦悩を適切にほとばらせており、もっとも感情移入できた登場人物かもしれない。それから、イブライムの故郷へと旅する2人、そのトルコの原風景、スーフィーダンスは美しかったです。

私としては、もっと人種に固有の心模様がわかりやすく滲み出ていればなあ…という欲張りな希望が残りました。
もっとも、この程度でよいのかもしれない、という気もします。人種はひとくくりでいえるものではないし、自分のオリジンを「足かせでしかない」と思っているユダヤ人のモモもコーランを読み始めたばかり。まだ他の世界に目を向け始めたばかりなのだ、と。

結局、「移民事情を簡単に勉強できれば」なんて下心のあった私に与えられた情報は、ほんの触り程度。一般的なあの周辺の背景は、やっぱり自分で調べなきゃなりませんなあ。
映画は純粋に楽しみましょう、の教訓が残った。
   

Posted at 12:22 / film / この記事のURL
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今日のフランス語
2004年11月28日(日)
JE SUIS FATIGUE(E).
じゅすぅいふぁちげ
「私、疲れた」

*(E)は話し手が女性の場合。発音は同じ。
*アクサンを割愛しました。残念。
   
テレビ派
2004年11月26日(金)
昨日、サッカーワールドカップヨーロッパ予選グループ3の1試合を流し見した。
グループ1位のポルトガル対グループ最下位のルクセンブルク戦。
残念ながら見る前から実力の差は明らかです。
流し見であまり見てないけど、私は実況の人がしこしこと用意したネタを披露してくれるのをとても楽しみにしているテレビ観戦派です。
今回、私が実況によって得た小ネタは、ルクセンブルクが神奈川県サイズだってことです。
場所はフランスやドイツやベルギーの狭間。知らなかった。それに、一生懸命なサッカーをする国です。
こうして地理的知識をも授けてくれる実況サッカーって素晴らしいと思います。
ちなみに結果は0−5で今年6月に開催されたEURO準優勝のポルトガルが勝ちました。
ところで実況の人も言ってましたが、ポルトガルに7点入れられて負けたロシアが心配です。
前回ワールドカップで日本に負けて以来やさぐれてる感じがするのは私だけでしょうか。
スイスやらの狭間にあるやはり小さな国リヒテンシュタインは、グループ最下位から2番目だけど2−2でポルトガルに引き分けるという健闘を見せています。
   

Posted at 23:04 / foot / この記事のURL
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WEST SIDE STORY
2004年11月04日(木)
昨日、名ミュージカル映画『WEST SIDE STORY』が放映されていたので、観た。
私が見始めたとき、すでにマンボは終わっていた。

私にとって、この映画は、音楽やダンスの素晴らしさがすべて。
ビデオが我が家にあったが、何分にどのダンスがあるのかチェックし、そのシーンだけでいいと思っていた。この映画にストーリーは求めてない、一部には理解できない、いきなり歌い出すミュージカルだし、と乱暴にも思っていたものである。
「シンデレラストーリー」の次に「ロミオとジュリエットストーリー」がキライだった。恋愛映画全般と悲劇が苦手だ…しゃらくせえ!
オープニング、摩天楼が映し出されるまでの間に号泣するくらい、バーンスタインの曲には狂っていても、マンボ以降はたいして見所ないな、などと思う不届き者であった私が

真髄はやっぱラストだな…。メッセージもバシバシ伝わってきます。
私も大人になってってことでしょうか。
   

Posted at 19:49 / film / この記事のURL
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東京の山賊
2004年10月18日(月)
2週間ほど前にNHKアーカイブスで放送された「東京の山賊」を録画したものを借りたので、見てみた。
永六輔作1970年放送の30分のフィクション番組である。
虫プロによるアニメーションと実写を組み合わせているのだが、制作方法よりも面白いのはその内容である。
大筋を言えば、アニメーションで表現される“東京の山賊”が、次々と自動車をひっくり返したり、ひっくり返したり、どうしても出発地に戻ってきてしまう道路標識を作ったり、その他、よくこれだけ思いつくなあと感心するくらい自動車利用者を困らせる、車社会を混乱に陥らせるという話。山賊がこれでもかってくらい、車をひっくり返してるよ…。すっごく可笑しいけど、永六輔は、当時急増した自動車による交通事故、死亡事故が憎くて憎くて憎くて仕方がなかったのが、よくわかる。

さらに、小テーマとして、「水虫」と、「サービス的ラブストーリー」が挙げられる。
本テーマとこれらの関連は、ほとんど、ないといえる。
谷幹一演じる「水虫線香」キャラクター“東京の山賊”生みの親と、「自動車ひっくり返り事件」を調べる制服刑事・関口宏は水虫を持っていて、発作的にかゆみに襲われている。そして水虫線香は効かない。由美かおるはまず、「関口宏の水虫」とお付き合いを始める。
水虫も、社会人にとって深刻な問題だってことかな。
由美かおるは、超ミニのスカートでガンガン関口宏に迫ってます。が、並外れたオクテの関口宏はそれでも行動しない。仕舞いには、なぜか山賊の手助けでようやく恋愛を成就する。
自分では行動しないくせに、女の子には迫ってほしいというのは、いつも日本人男の夢なんでしょうなあ。山賊生みの親も、追突事故で入院した先でなぜか美人のナースにくどかれてるし。
よかったね、男性諸君、みたいな。

これだけの内容を、30分に詰め込んでいるわけだから、それはそれは、まとまりのない…、いや、盛りだくさん!
ラストは、関口宏と由美かおるの結婚式に、トラックが突っ込んで、その事故に乗じて、とうとうキスできたと関口宏がバンザイしている。
そして、山賊が泣く。なぜ泣いているのかは、はっきりはわからない。
そこに、車社会へのあきらめのようなものを感じるのは、私だけだろうか。
   

Posted at 23:33 / tele / この記事のURL
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特攻野郎!Aチーム!?
2004年10月17日(日)
珍しく民放番組を見ていて目に留まった。

ブッシュの対イラク政策を皮肉たっぷりに描いた「チーム・アメリカ」がアメリカで公開されたというニュース。
よしよし、トレイ、よく働いてるな。マットも、一応いるな?
コロラド大学コンビの彼らが一発屋でなくて、私は相当嬉しい。
このたびは、「サンダーバード」みたいなリアルなセット(はCGだけど)、立派な操り人形を使っている。
そして彼ら制作の「サウス・パーク」のように、もちろん、ミュージカル調だ。
日本では来春公開。同じことを繰り返す人々の話とはいえ、時事ネタなのに、公開が遅いのはちょっと残念(もしもブッシュが選挙で負けたら!?)。
それでも、とっても楽しみだ。
   

Posted at 09:03 / film / この記事のURL
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