メンズ ファッション日本のゆるふわ女子がウケない訳

August 24 [Wed], 2011, 17:23
 日本ではメンズ ファッション今、「AKB48」が大人気です。
 6月に行われた「第3回 選抜総選挙」はテレビ以外にも83カ所の映画館、香港、台湾、韓国などの海外でも生中継されるなど一大ブームになっていますが、実は中国でも数年前、AKBのように多くの人々から注目され、今日にいたるまで社会現象になっている女性たちがいます。

 それは「超女」です。

 そう聞くと、「KARA」や「少女時代」のようなガールズグループのようなものをイメージするかもしれませんが、そうではありません。中国湖南省衛星テレビ局で放映された人気オーディション番組『超級女声』(2004年〜2006年。2009年に『快楽女声』に改題して放映)に参加した女性たちの総称なのです。

 米国の人気オーディション番組『アメリカンアイドル』を参考に制作された『超級女声』は18歳以上の中国人女性ならば誰でも応募できました。各地区での予選を勝ち抜き、湖南省で行われる決戦大会に臨むという流れで、視聴者のメール投票によって優勝者が決まるというAKB総選挙に勝るとも劣らない「ガチ」のオーディションです。

 そんな中国版「スター誕生」に参加したいという「超女」は2004年は8万人、2006年は15万人にも及んだそうです。

 今年の春に行われたAKBの12期生オーディションの応募者がおよそ1万人だそうなので、中国における「超女」の数がいかに多いか分かっていただけると思います。

 また、成都市予選試合のとき、予選に参加するため、数万人の学生が授業をサボったとメディアが報道しました。

 かつて日本では、超人気ゲームソフト「ドラクエ」を買うために小中学生が学校を休んだことが問題視されましたが、「超女」もそれと同じぐらいのインパクトを与えた社会現象だったということです。

 このような“超女ブーム”が起きれば、「関連ビジネス」も盛んになるのは自明の理です。

 AKBの曲がミリオンを連発し、メンバーをテレビや雑誌で見ない日がないというのと同様、この「超女」たちの関連商品もバカ売れとなりました。

 『超級女声』番組は約4億人の中国人が見ていましたから、投票をするための携帯メールが生み出す収入は約150万ドル(1億1500万円)、関連商品や「超女」に結びつくビジネスは数千万ドルを超えると試算されています。「超女産業」とも呼ぶべき巨大マーケットを形成したのです。

 しかし「超女」は、有名な学者や文化評論家などから「俗悪番組」「若い人たちの人生観を悪い方向に導く」など批判を受けてほどなくブームは去りました。その後、『キラキラ女』『超男』『美男』といった数多くの類似番組を生み出しましたが、どれも「超女」ほどの社会現象にはなりませんでした。

●私は、私! 歌いたいなら、歌う! やりたいなら、やる!

 では、「超女」とは具体的にどのような女性たちなのでしょう。

 10万人もの女性の中からスターを目指すのだから、やっぱり美人なんだろうなとか、AKBのようなかわいい女の子たちなのかなと思うかもしれませんが、一般ウケするような容姿だったり、女の子らしい雰囲気をもっていたりという女性はだいたい落選しています。

 もちろん、歌手のオーディションなので「歌唱力」に注目が集まるのは当然ですが、優勝者をはじめ人気を集めた「超女」の多くには共通の特徴がありました。

 それは言葉で言い表すとズバリ、「中性的」「個性的」「クール」です。

 例えば、2005年300万人の投票で優勝した女性はメガネにショートヘアというのがトレードマークで、いわゆる美人ではありませんが、そのクールな立ち振る舞いや生き方が多くの中国人女性からも支持されました。

 先ほどもお話したように「超女」のブーム自体はすでに過去のものですが、このような「中性的」「個性的」「クール」という「超女」の要素は、いまだに若い女性たちの心をつかんでいるのです。

 例えば、北京や上海に行ったことがある方はお分かりになると思いますが、大きなデパートやショッピングセンターには「個性」や「クール」という言葉がピッタリくる欧米系の化粧品やファッションブランドが圧倒的に多いのです。

 なぜこのように欧米ブランドが多いのかというと、今最も消費活動をしている20代後半〜30代の中国人女性たちが支持しているからです。

 彼女たちはかつて『超級女声』を見て「超女」に憧れの眼差しを向けていた世代。なので「かわいい女性」よりも「かっこいい女性」を目指しています。

 もちろん、日本の化粧品や服のブランドが好きな人もいますが、残念ながらどちらかといえば少数派。日本の女の子たちの間で人気の「ゆるふわ女子」に代表されるふわふわとウェーブした髪や、レースや刺しゅうがほどこされたガーリーな洋服はあまりウケないのです。

 このような「超女」世代の志向をもっともよく言い表しているのが、『超級女声』の宣伝スローガンではないでしょうか。

 「私は、私! 歌いたいなら、歌う! やりたいなら、やる!」――。

 とにかく「私は私なんだ」という「個性」を大切にし、男勝りと言っていいほどのサバサバとした性格。そんな「超女」のDNAは、番組が終了して数年が経過した今も、中国の若い女性たちの間に脈々と受け継がれているのです。

●「結婚か?就職か?」という悩みは中国人女性には存在しない

 そんな「超女」世代の性格をよく表しているような出来事が、つい先日、私の周りで起こりました。

 お盆休みの前、日本にいる女の子の友だちから久しぶりに電話がかかってきました。

 「今週の金曜日に中国に帰ることに決めたよ。もう、中国でしか会えないかも」

 3・11の後、日本にいる友人がどんどん仕事を辞めて、帰国したり他の国へと移ったりしているので、それほど驚きはしませんでした。

 ただ、彼女は私と違って日本の大学と大学院を卒業し、日本企業に入社するなど10年以上も日本で過ごしているのに、こうもあっさりと帰国してしまうというのが、私には不思議で理由を尋ねました。すると、彼女はこのように答えました。

 「今までの10年間を振り返って、日本は旅行に来るにはいいが、外国人が住むには適切な国ではないと感じたの。周りはあまりにも落ち着きすぎて、元気がない。今回の3・11の後、さらに元気がなくなった気がするので、あまり好きではないわ」

 私は「そうかな?」と思った反面、彼女の言いたいことも分かりました。

 日本は平和で幸せな国だと思ってますが、たまに「平和すぎて何とかして〜」と思うことがあるからです。「私は私!」という主張で、「個性」に重きを置く生き方を貫く「超女」にとって、集団や規律を重んじる日本社会はちょっと息苦しいのかもしれませんね。

 そんな彼女の話を聞いているうち、ある日本女性のことを思い出しました。

 まだ私が大学に通っていたころ、授業で1人の女性が教授に質問しました。「ゆるふわ女子」ではないですが、私が見ても「かわいいなあ」と思うような女の子らしい外見でした。

 当時はリーマンショックの直後で、卒業後の進路について悩んでいるというようなことを告げ、彼女は続けました。

 「今、付き合っている彼氏がいるんですが、結婚すべきか就職すべきか悩んでいます。リーマンショックで今後、彼1人の給料では生活が厳しいでしょうし、リストラされるかもしれませんし……」

 私は驚きました。中国では「結婚か? 仕事か?」という選択そのものが存在しないからです。中国人女性は男性と同じく定年まで働くのが一般的で、むしろ、女性のほうが多く稼ぐ夫婦も多いので、家事や料理が出来ない女性も多いのです。

 まだ日本にきて日の浅かった私は、このかわいらしい女の子の質問で、改めて日本と中国のカルチャーには大きな溝があるなと思ったものです。

 10年暮らしても合わない国だと感じれば、後ろ髪ひかれることなく新天地を目指す「超女」はもちろん結婚に対しても「自分は自分」という考えがあります。恋人の仕事も考慮にいれて、自分の将来を悩みぬく「ゆるふわ女子」。どちらが良くて、どちらが悪いというものではありませんが、日本の男性からするとやはり「ゆるふわ女子」の方に軍配があがるのではないでしょうか。

 ただ、中国人女性を代表して言わせていただけば、「超女」だってかわいいところはありますよ。

 もしあなたが20〜30代の中国人女性と付き合うことがあったら、「自己主張が強い」ということを理解してあげれば、きっといい部分がたくさん出てくるはずです。

 自分のスタイルに合うか合わないかを考える前に、まず相手のことを理解する――。恋愛でも、ビジネスでも幸せな結末のために必要なことは、そう変わらないのではないでしょうか。

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