Rain Drop 

July 18 [Tue], 2006, 22:05
足音がした。
音は、どんどんと近づいて、通り過ぎてしまった。
こんな所、誰にもみられたくないけれど、自分が一人ぼっちのようで寂しかった。




「また泣いてんの?」
あゆみが一心不乱にろくろに向かっていると、唐突に声がかけられた。誰かと思って、背中を向けていたドアに向きなおった。
「いつも泣いてたら、泣き顔になっちまうぞー」
声の主は半開きのドアに凭れ掛かった森田だった。そのままトコトコと、その大柄な体に似合わぬ軽さであゆみの側にやってきた。近くにある手ごろな椅子を引き寄せて、あゆみの隣に座った。
「ほっといてください」
「そー、つんけんしない。まあまあ、泣き止んでよ、ね」
ぶすっとするあゆみに、森田は苦笑いを浮かべながら手持ち無沙汰にあゆみの頭を撫でた。
「子供じゃないんですけど」
「恋してたら子供っていうだろー。泣いてるしさ。ほら、いいから泣ききっちゃいなよ」


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森田くんは優しいのであゆみちゃんが気になるのです。
すまない。妄想200%。
森あゆがすきなんだよぉぉぉ!

相対セカイ 

July 11 [Tue], 2006, 15:50
「コレットちゃんは、この後どーするワケ?」

ポリポリと頭を掻きながらゼロスは言った。完璧な男の代名詞である彼が虚構を張っているのだと知れたときから、彼は嘘を吐くことをやめた。その代わりに、曖昧なものいいで、自分の意見を口にしなくなった。

「私は、イセリアへ帰るよ」
「ロイドくんと一緒に?」
「うん。ジーニアスと先生もね」
「ふーん」

大して事も無げにゼロスは言った。コレットは可憐に笑みを咲かせた。彼を最も理解している大人の男性、リーガルはアルタミラへの帰路を取り、今はロイドが彼の手枷を外している。

「いいねぇ、待ってくれてる人がいて」

辛辣に、だが抉るような冷たさで呟かれた言葉にコレットの胸が痛くなる。同じ神子のはずなのに、その境遇は違いすぎていて。信頼という言葉を信じれなかった彼が自分を必要としてもらえると思えないのは当然だった。

「神子じゃない、コレット・ブルーネルを待ってくれてるヤツがいんだろ?・・・俺には、いねぇや。ゼロスは、あくまでも神子のワイルダー家だから」

利用される前に利用する。裏切られる前に裏切る。そんな生活が幼き頃より続いていたのだと、彼の執事に教えられた時は涙が出た。

「ちゃんと、いるよ」
「へへっ。いる訳ねーって、そんなもの好き」

その視線の向く先は、分からない。ただ寂しげに揺れる瞳。
コレットは彼の顔をやさしくなでる。

「最低でも、ここに、ひとり。ロイドがひとり」

優しく慈しむようにコレットは彼の髪をなでる。

「大好きなお兄さんの帰りを帰りを待つ子が、ひとり」

ねぇ、たくさんいるでしょう?
コレットはゆるく微笑んで、彼の額にキスを落とした。

「大好きよ、ゼロス」


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ゼロスが好 き だ!
テイルズオブシンフォニアです。
ぶっちゃけみこみこはアスラク並です。

終わりました。 

July 09 [Sun], 2006, 2:05
お種で戦争十題しました。

書いている途中に苦しかったです。
とってもとっても悲しくて。
潤む涙を堪えて書きました。

奪われ方は、哀しい。
奪ってしまって、哀しい。
奪われてしまって、哀しい。

本当に、平和が欲しいです。


理不尽なのに筋が通っていて、
どこかで納得してしまうのに、涙が零れて。

戦争は、本当に哀しいですね。

そんな想いを込めてみました。


Thanks!
街中で戦争反対活動を行っていた皆様。
反対の感情を持っている皆様。

戦場に響く君の声 

July 09 [Sun], 2006, 1:55

「世界はもっと優しくて、綺麗で。
暖かくて、生きている存在が何よりも幸せで。」

貴方の言葉は戯言だと言われた。
知っていますわ。
叶えたい願い。叶えられない願い。

「何故か笑えてしまって。
不意に寂しくなって、相手の存在を感じます。」

でも、戯言でも言わないと始まりませんの。
皆、戯言が大好きですわ。

「隣にある温かさが、生きている心地そのものでしょう。」

私には、もう感じることはできないけれど。

「なぜ、奪うような真似をするのですか。」

あの、藍色の髪が、頭にチラついて。
優しい声も、瞳も。
私にはもう感じられなくて。

「哀しいのです。奪っても奪われても。
どうしようもなく、哀しくて仕方がないのです。」

だって、連鎖は断ち切らないといけないのですものね。
貴方が口癖のように言っていました。
耐えろ、と。

「幸せなら、自然に世界の幸せを願ってしまいます。」

ねえ。
私は本当に世界の幸せを願っているのでしょうか。

ええ、願っていますとも。

胸がハチ切れそうなくらい痛くて、苦しくて。
勝手に涙が零れてしまうのに。

それでも、私は。

「世界が、平和であって欲しいのです。」

だって、貴方が笑っているのは。
平和で幸せな時ですもの。
私は、もう一度貴方が見たい。

ねえ、


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アースーラークー

生きろ生きろ生きろ 

July 09 [Sun], 2006, 1:52
君の胸から、腹から、
血が流れてきて。

僕の手をみるみる間に真っ赤にしていく。
これだけ、血があるもんなんだね。
違う事にビックリした。

ねえ、きっと僕はもう諦めているのかもしれない。
だって僕は落ち着いているんだ。
でも、立ち上がれないよ。

必死で思ってる。

生きろ生きろ生きろ


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キラアス。

倒れる瞬間に思ったこと 

July 09 [Sun], 2006, 1:47
僕は、幸せだったんですよ。

信じてくれますか?
そう、願いますね。

ピアノを思う存分弾けました。
いろいろな人に拍手をいただきました。
たくさんの愛をいただきました。
大好きな人達とおしゃべりできました。

遣り残したことはあるけれども、僕は満足なんですよ。
だって、貴方が生きているから。

僕は、嬉しいんですよ。
だって、貴方が怒ってくれているから。


僕の願いを叶えてくれるならば、どうか。

世界を平和にしてください。
皆が幸せに暮らせるように。


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ニコルン。

青空と鮮血に、君が舞う。 

July 09 [Sun], 2006, 1:43
待って
動くな
死ぬな
生きろ

想いは言葉にならない。
小さな切れ端が浮かんで、消える。


君の体が宙を舞った
僕は動けない

僕は怖くて
申し訳なくて

護れなかった君と
護るための犠牲に

待って


許してください。
ならば、ただ一言話すだけで、いいですから。

僕は君に詫びなくちゃいけない。
罪として生き地獄を味わうから。

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キラフレありえん。哀しい。

然るべき罪悪 

July 09 [Sun], 2006, 1:37
「ま、当たり前だよな」
「何がです」
「俺達が今日眠れない事が」

小さく輝く惑星を窓越しに眺める。
宇宙人という存在が昔は信じられていたらしい。
何だ、ソレ。と思う。

「当たり前です」
「言うなよ。今の今までそう思ってたか?」
「・・・思っていませんでしたよ」

幻想を見ることすら許されない俺達。
だって幻想を見るヒマがないんだ。
そんな余裕がないんだ。


銃は枕元に置いてある。
眠れないんだ。


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可哀想な世界だと思ってしまいます(ちなみにディとニコです)

無傷を嘆く 

July 09 [Sun], 2006, 1:33
キラが
俺を護ったんだ

知ってるさ


俺のためにどれだけの命が懸かっているかなんて
毎日の体の重さが
心の苦しさが知ってる


でも、何故かな
バラバラになった青と白の機体を見て

涙が出たのは初めてなんだ


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恥ずかしい言葉が多くて噴きそうでした

弾丸にキスをこめて 

July 09 [Sun], 2006, 1:26
母上。
俺は、貴方の力になりたいと思いました。
子供だからと何も出来ない自分が嫌でした。

力になれているかは分かりませんが、
俺はプラントのために役立っているでしょう。


この汚いくらいに力のついた手を。
指を少し曲げただけで簡単に終わってしまうものなのです。

戦争って、そんなものじゃないと思います。
命を減らす行為を戦争と言うのですか。
違うはずです。

でも、今の俺にはこれしかできません。
それが間接的にでも俺達の故郷を守っている事は事実だと思っています。


俺のために、また命が減ってしまうのです。

母上。
こんなに苦しいことはありません。


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イザが好きです。
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