花の守人[1]

September 03 [Sat], 2011, 14:37
あなたは、花の守人を見た事がありますか? それはとても小さく、心を癒やしてくれます。 ですが最近、花の守人が姿を消しつつあります。 一輪の花と花の守人は一心同体。 同じ朝日を浴びて産まれます。

ーあれはある朝、俺が柄にもなく花の水かけ当番をやっていた時だった。

「お花さん、お花さん!僕ね、最近やっと飛ぶのが上手くなったよ!!」

小さな声のする方を見た時だった。 緑色の髪をした、小指程しかない可愛い男の子が花に話しかけていた。

「うんうん!そうなの。僕もっと頑張って、君を、お花さんをうーんと遠いもっと陽のあたる所へ連れて行ってあげるの!!」

俺に、今妖精が見えています。 しかも花に話しかけている!?

『嘘……だろ!?』

目の前で起きてる事が信じられず、今日は疲れているんだと自分に言い聞かせた。

「ねぇねぇ、お兄さん!もしかして、僕のコトが見えるの?」

どうやら俺に話しかけているようだ。 でも俺はどうすればいいのか分からず、ただ黙り込んでいた。

「あれ〜?僕の勘違いか。お花さん!そんなに笑わないでよ!僕だって恥ずかしがったんだから! ……お花さん。誰も僕とお花さんに気がついてくれないね〜 誰かお水かけてくれないかなぁ?」

俺に花の声は聞こえないようだ。 気がついていないフリをしながら、花に水をかけてやった。

「わーい!お花さん、お水かけてもらえたね!!僕、お兄さんにお礼をして来るね!」

そう言いながら、小さな妖精が俺の方へフラフラしながら飛んで来た。

「お兄さん、ありがとう!!」 チュッ

小さな妖精が俺の鼻にキスをした。

この日から、俺と妖精の不思議な日々が始まった。
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