
昨日は小学校の図書ボランティアの日。
朝の読書タイムによみきかせで2年生のクラスへ。
昨日読んだのは
*「しりとりのだいすきなおうさま」 中村祥子作 はたこうしろう絵
*「おじさんのかさ」 佐野洋子作・絵
ちょっと軽くてポップで楽しい内容の「しりとり…」が前菜、
名作でもあり、味わい深い「おじさん…」がメインディッシュって
そんな感じのチョイスのつもり。
「しりとりのだいすきなおうさま」は、
なんでもしりとりに並んでいないと気のすまない王様の話。
それは食事のサーブの順番も。
しかもシメは必ずプリンと決まっているからややこしい。
家来達は大変。
ある日の夕食は、サンドイッチ→ちくわ→わかめ→めだまやき→
きのこ→ココア→アスパラ→ラーメン…えっ?
ラーメンで終わっちゃったから王様はカンカン。
そこで困った家来達がある企てを。
翌日の朝食に先ずもぎたてのトマト。
で、トースト、またトマト、そしてトースト…を延々繰り返します。
「あぁもういい!しりとりはごめんだ!」と王様。
もうしりとりでみんなを困らせることはなくなりましたとさ、って話。
子ども達の好きなしりとりが題材で、ページの先にワクワクする子ども達。
それを見ているこちらが楽しかったです。
「おじさんのかさ」は、黒くて細くてぴかぴか光った杖のような
とっても立派な傘を持っているおじさんの話。
出かける時はいつもこの傘と一緒。
でも少しくらいの雨なら濡れたまま歩き、
もう少したくさん雨が降ると、ささないで雨宿り。
だって大事な傘が濡れるからね。
急ぐときはしっかり抱いて走り、知らない人の傘にも入れてもらい、
大降りの日は出かけないという徹底ぶり。
ある日の公園で、いつものように傘の上に手をのっけて
うっとりしながら休んでいたおじさん。
雨が少し降ってきて、小さな男の子と女の子が二人で傘に入り
「あめがふったらポンポロロン あめがふったらピッチャンチャン」と
歌いながら楽しそうにしているのを見て、
おじさんは、ほんとかなぁ…と、とうとう傘を開きます。
「ほんとだほんとだ、あめがふったらポンポロロンだぁ」
「ほんとだほんとだ、あめがふったらピッチャンチャンだぁー」と
すっかりおじさんは嬉しくなります。
元気よくうちに帰って傘をつぼめてうっとり眺めながら言う
おじさんの一言がいい。
「ぐっしょりぬれたかさもいいもんだなぁ。
だいいちかさらしいじゃないか。」
ふふ、おじさんったら。いいなぁ。いいなぁ。
≪こだわるも楽し、あっさり方向転換もまたよし。
やわらかいココロでいると、いろんな楽しみが味わえる。≫
おじさんに教わったそんなこと…。
私より豊かさに富んだ子ども達も、きっと感じとっていたはず。