主役機 

2006年09月05日(火) 21時49分
主人公、風見 春が搭乗することになる新型機。


FD3S ”RX-7”

射撃


抜剣


剣・構え


連邦・日本国防両軍が共同で開発した対メタトロン用のスーパーウェポン。
その性能は通常のHMTを遙かに凌駕する。

連邦軍メビウス中隊に試験的に配備されているCP9Aランサーとのキルレートも5対1という
驚異的な性能を誇る。



第二話(2) 

2006年07月17日(月) 23時57分
5月21日 午前6時 大洗海岸メビウス中隊指揮車―

夢で伝えられた事を大和に話し、恐らく本当にメタトロンが攻めてくるだろうと踏んだ奴は百里基地に駐屯している連邦軍、メビウス中隊を出撃させた。

あの模擬戦の後、HMTが扱える俺を大和はメビウス中隊編入させ、現在俺はその中隊の指揮車に座っている。

「・・・凪、いや春口軍曹」

「なんでしょうか?」

ちなみのこの指揮車、HMT一機を運用出来る大きさで今現在も荷台に予備機だろうか、一機積載している。

「奴らは・・・メタトロンは来ると思うか?」

「十中八九上陸してくるでしょう・・・予兆は数日前からあったし・・・」

”十中八九”か。
大和が俺の話を簡単に聞いたのも予兆があったからなんだな・・・。

「そか・・・じゃぁ、後ろの機体はなんでシートを被せたままなんだ?」

「”予備機”としか聞いていませんが・・・仮に稼動させるにしても誰が・・・」

言いかけて俺の顔をみる。
しかし直ぐに指揮車のコンソールに視線を移した。

「”記憶喪失”の風見少尉をなんの処置もないまま実戦に出すことはありません・・・」

「・・・凪、お前は分かってるんだろ?俺が”記憶喪失”じゃなくて・・・」

ビィー!

=敵機接近=

接敵!?まだ6時40分なのに!
予定より大分早い・・・あの夢を見なかったら百里基地は・・・。

「<メビウス1よりメビウス・マム。敵機を視認した・・・機種は戦闘機級5、攻撃機級8>」

「こちらメビウス・マム。こちらでも確認しました、射程内まで2300」

レーダーにメビウス中隊と敵機のマーカーが表示される。
攻撃機級って言っても十分HMT相手に戦闘出来るはずだ・・・そうなると6対13と数の上では不利だ。

「<メビウス1、エンゲージ>」
「<メビウス5、エンゲージ!>」

メルビース少佐とハルナ先輩・・・いや、中尉の声が同時に交戦に入った事を告げる。
それと同時にレーダー上の敵マーカーが2つ消える。

「すげぇ・・・あっと言う間に2機落としたのか・・・!」

「・・・でも妙ね、メタトロンの戦略的に数が少なすぎる」

ドクン

凪の”少なすぎる”と言う言葉を聞いて強烈なデジャブを感じる。
前にも聞いたことがある・・・?

弟二話(1) 

2006年06月06日(火) 23時47分
(・・・い・・・おい)

白い霧が掛かった様な意識の中、微かに声が聞こえる。
誰の声だろうか・・・聞き覚えがあるような気がする。

(おい・・・風見春・・・)

徐々に霧が掛かったような感覚が薄れ、はっきりと声が聞こえる。
よくよく回りを見渡してみると真っ白い床にこれ以上無い、と言うくらいの青空が広がっていた。

「・・・あんたは?」

(誰でもいい・・・今は)

声の方向を見るとこれだけ良好な視界の中、声の主だけ黒いシルエットになって見える。
声からして男の様だが・・・なぜこんなに聞き覚えがあるのか。

「今は・・・?」

(今は・・・な、それより気をつけろ・・・奴らが来る・・・いや、来る頃だ・・・)

影の男がそう言うや否や俺の頭に映像が走る。
戦闘するHMT、破壊される百里基地・・・これはここが攻撃を受けている?

(伝えろ・・・大和に・・・大洗海岸・・・ポイント236.9・・・0070・・・)

「え?どういうことだよ!?」

大洗海岸にポイント236.9、0070・・・午前7時?
それをあいつに伝えてどうなるって言うんだ・・・、さっきの映像と関係があるのか?

(伝えろ・・・歴史を変えたければ・・・お前もそろそろ覚醒する・・・)

歴史を変える?俺が覚醒?
一体なんの事なんのだろう・・・問い詰めたいが言葉が発せられなくなっていた。

(・・・また会おう・・・も・・・とり・・・俺・・・)

再び薄れ行く意識の中、俺は微かにその言葉を聞いた気がする。
また会おうとはどう言う事なのか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・・!」

意識が覚醒し、目が覚める。
さっきのはどうやら夢だったらしい・・・やけにリアルだったけど・・・。

「・・・ここは」

辺りを見回すとコンクリート造りの生活感の無い部屋だった。
あぁ、そうか、俺は”別の世界”にいるんだっけ。

(大洗海岸、ポイント236.9、午前7時・・・)

「・・・今、何時だ!?」

慌てて時計を見る。
午前2時・・・あと5時間しかない。

「(とりあえず、大和に伝えないと・・・!)」

俺の足は自然と大和の研究室に向いていた。
・・・そう、まるで何度も通ったかのように。



―午前4時、百里基地「メビウス中隊」ブリーフィングルーム

「―以上が招集の詳細だ」

登場人物その2 

2006年06月03日(土) 2時31分
今回は主人公+日本国防衛軍のメンバー。(国防軍はまだ描いてません)

風見 春
 元々は普通の世界の普通の学生だが、ある時に時空震に巻き込まれ”異星人”メタトロンと人類が戦うパラレルワールドに飛ばされてしまう。
飛ばされて直ぐは現状が飲み込めずただ翻弄されるだけであったが、「春」の世界のメカアクションゲームの話を大和にしたことでHMT「ランサー」に搭乗し類まれなる操縦技術を見せる。
 実は本人は気づいていないがパラレルワールドの「春」は軍人でその肉体に精神だけこちらの「春」が転移しているため、体力やHMTの操縦は動作記憶をして体が覚えている。
パラレルワールドの肉体から記憶を徐々に引き出し、こちらの世界で戦士として成長していった。
コールサインは「メビウス7」。








メビウス・クルセイダーズ専用HMT(人型機動戦車)

CT9A ”ランサー” 



連邦軍メビウス中隊にのみ配備されている”ランサー”シリーズの次世代試作機。7代目となる本機は従来の”ランサー”から飛躍的な進化を遂げ、機動性が大幅に上がり愛称で”エボリューション7”とも呼ばれている。現在は7機のみ生産。

武装

37mmケースレスライフル

接近戦用短刀”タマハガネ”

地対地ミサイル”ホットショット”

04式接近戦長刀”ツヴァイハンダー”

45mm滑腔砲”サンダーボルト”

00式特殊兵装 F7”フォトンボム”

全長 16m 重量(装備無し) 52t
搭乗員 1名 
連続作戦時間 170時間
製造元 菱光インダストリー

Wind of Hope 第一話(1) 

2006年05月23日(火) 21時10分
第一話(1)


 2110年、月。

 軽快な機械音を立てながら月の”大地を歩く”2人の―いや、2機の機動歩兵が見える。そのフォルムは戦闘機のパイロットがヘルメットを被った様な頭部と航空機を思わせるような風貌の胴体である。

―HMT、人型機動戦車(ヒューマノイド・モビル・タンク)と呼ばれる2機は人類が宇宙探査に乗り出す様になってから様々な惑星を探査する際に通常のシャトルや車等より人の形をしていた方が汎用性に優れ、様々な局面に対応出来るため、この様な形になった”探査用”の機械である。

 しかし16m程の”探査用の機械”はとても探査をする様な物には見えない。なぜならその2機は”武装”しているのだ。丁度、歩兵が持つ様なアサルトライフルに各爆薬、それに頭部にはバルカン砲が装備されていた。

「CP(コマンドポスト)、ヘイロー01、02ポジションに着いた」

「<CP了解、ヘイロー01周囲の状況を知らせよ>」

 火器を装備した2機のHMTが屈んで様子を伺うように辺りを見回す。辺りを見回せばそこには巨大な隕石の様なものが大地に突き刺さっている。

「こちらヘイロー01、これは酷い・・・」

「<こちらCP、ヘイロー01何が酷いのだ?>」

 ”ヘイロー01”と呼ばれたHMTが後方に付けていたもう一機のHMTに腕を振って前を見るように促す。”ヘイロー02”は指定された位置に向かって歩きはじめた。

「ヘイロー01からCP、酷いと言ったのはこの状況だからだ。映像データを送る」

 巨大な隕石が、月面都市―、いやかつては都市だった場所に大きく突き刺さっている。一体、この都市には何万人が住んでいたのだろうか?

「<CPよりヘイロー小隊、・・・生命反応はあるか?>」

 

第一話(2) 

2006年05月21日(日) 22時11分
先程送られた映像を見たのだろう、通信の兵士にも焦りが感じられる。

「ヘイロー01より、CP。02を待機させて都市に接近する。磁気が酷くてスキャン出来ない」

「<ヘイロー01、危険だ!自分も・・・>」

 ”ヘイロー02”が僚機の判断に反論する。しかし”ヘイロー01”はその言葉が終わる前に告げた。

「ヘイロー02、アーサー。お前はこの任務が終わったら結婚式だろう?無理して怪我でもして、花嫁
に怨まれたら敵わん、待機しろ」

「<小隊長・・・了解しました。>」

 モニター越しに手を軽く振って”ヘイロー01”は通信を切る。

「ヘイロー01、接近する」

 遠ざかっていく僚機。都市がある窪みに到達したのだろうか、ヘイロー01の姿が見えなくなる。

「小隊長、聞こえますか?」

 ヘイロー02は僚機に呼びかけるが返ってくるのはノイズだけである。

「ヘイロー01?・・・くそっ通信が使えない」

「<こちらCP、ヘイロー02どうした>」

 ヘイロー02は必死に僚機を通信しようとするが、繋がらない。僚機に何かあったのか?焦る思いが募るだけである。

「ヘイロー01と連絡が取れない・・・隕石に接近する」

 機体を進めると、”月面”なのにも関わらず煙のような物が上がっていた。その煙は良く見覚えがある・・・。ヘイロー02は焦る気持ちを抑えながらさらに接近する。

「<ヘイ・・・02・・・ど・・・した・・・感度・・・い・・・>」

 接近して、煙の正体を見たヘイロー02は驚きと、深い悲しみに襲われCPからの感度が落ちていることに気がつかない。

「ヘイロー01!応答してくれ!小隊長ぉぉぉ!!」

見慣れた煙・・・それはHMTの機関から発生する、プラズマスモークが原因だった。

「<ヘイ・・・02・・・状況を・・・しら・・・>」

 目の前で大破したHMTにさらに接近するが、急に機体が動かなくなってしまう。不思議に思い、
後方カメラを確認すると、そこには見慣れぬHMTの様なものが自分の機体を押さえていた。

「こいつは・・・インベーダー・・・!?」

「<CP・・・ヘイロー02、どうした!!>」

 一瞬、CPとの感度が戻る。

「こいつは・・・こいつはインベーダーだ!!!」

 それがヘイロー02の最後の交信だった。 

第一話(3) 

2006年05月20日(土) 22時01分
2006年―東京。

 日差しも段々と暖かくなり始めた3月。俺、「風見 春」も晴れて2年生の期末テストを終えて無事に春休みに入る事が出来た。

 そんなギリギリの戦いを生き抜いた俺が休みに何をしてるのかと言うと・・・。

「ここでヘイロー2がインベーダー無抵抗でやられるのが納得がいかんのだよ」

 映画の冒頭部分にツッコミを入れる友人と共に人気SF映画「ALCEALL」シリーズを見ていたりするのだ。

「あのなぁ・・・俺、この映画見るの初めてなんだよ」

「それは問題ではないな、マイ・フレンド春よ」

 何が問題じゃないんだよ、とツッコミを入れたくなるが後々ややこしくなるのが面倒なので流す事にしよう・・

・。こういう奴なんだ、隣の友人(?)、霞ヶ浦大和は・・・。

「お前なぁ・・・微妙に見たかった映画をネタばれさ・・・!?」

 ネタばれされたら、と言おうとした時、突然家が揺れ始めた。

「地震か・・・結構デカイぞ」

「・・・これは地震か・・・?」

 こんな時に何言ってんだ、こいつは・・・。これの揺れは地震以外に何があるって言うんだ。

「む・・・空が妙に明るいな」

「・・・え?」

 大和に言われて窓を見てみる。
・・・なるほど確かに異常に明るい。今は夕方だと言うのに真昼間の様に・・・いや、それ以上に明るい。

「なぁ、大和、これ一体・・・!!」

 な・・・なんだこれ、急に景色が歪んで見える・・・。すぐ近くの大和まで歪んで見える・・・立眩みか?
思わず俺は片膝をついてしまう。

「・・・い!・・・・春・・・・どうし・・・」

 あぁ・・・声まで遠く聞こえる・・・。
今思えば、これがここから始まる、長い、長い旅の始まりだと言うことをこの時の俺は知らなかったんだ。






第一話(4) 

2006年05月19日(金) 17時46分
「うっ・・・・」

なんだ・・・俺はどうなったんだ?
突然地震が起きて、空が妙に明るくて・・・・。

気が付くと自分がベッドに寝ていることに気づく。
大和が気を利かせてくれたのだろうか?

「っつーか、なんで寝てんだ、俺は?」

あぁ、そうだ。急に目眩がして倒れたんだっけ・・・。
映画を連続で見てたから目にキタのかな?

部屋を見回すと大和の姿は無い。下かな?
俺はむくっっと起き上がって階段を降りた。



「おーい、大和ー?」

しーん・・・・。

返事は返ってこない。
大和の奴帰っちまったのかな?

そう言えばさっきの地震、結構デカかったよな・・・。
さすがの大和も家が気になって帰ったのかもしれない。

凪の奴は無事だろうか?
いや、まぁさすがにデカいと言ってもあの規模の地震で
どうこうって事は無いと思うが。

「まぁ、電話してみるか」

ポケットから携帯電話を取り出し、短縮ダイアル「春口 凪」
をプッシュする。

プルルル・・・・プルルル・・・・

中々出ないな・・・部活中なのかもしれん。
あいつは吹奏楽部期待のホープだからなぁ。

春口 凪―、家が隣通しで小さいときからの知り合いだ。
・・・知り合いって感じじゃ無いな・・・、俺と凪の両親が幼馴染
同士で尚且つ親友だった事から家もお隣さんらしいし・・・。

俺達の場合、幼馴染、と言うより兄妹(姉弟?)に近いのかもしれない。

第一話(5) 

2006年05月18日(木) 17時49分
プルルル・・・プルルル・・・ガチャッ

「もしもし、凪―」

「<お客様のお掛けになった電話番号は電源が入っていないか・・・>」

あれ・・・?
あぁ、部活中だから電源切ってるのか?

「真面目な奴だ・・・」

どっかの霞ヶ浦様とは違うな、ホントに。

何気なく携帯の画面を見ていると電波が「圏外」になっている事に
気付いた。

「あれ、圏外じゃんか・・・地震でアンテナでも潰れたか?」

携帯の位置を変えたり振ってみたりしても感度は変わらない。
まぁ、F○MAだしなぁ。

ピーンポーン

ん、お客さんか?
はいはい、今出ますよっと。

「はーい、どちら様です――」

ドアを開けるとそこには見慣れて居るはずの顔があった。

「・・・凪?」

名前を呼ぶと、目の前の少女はビシッっと敬礼をした。

「はい、風見少尉。お迎えに上がりました」

良く見ると見慣れたはずの少女が着ているのは・・・。

「風見・・・少尉ってお前何言ってるの?」

「ご冗談を少尉、休暇中に招集は残念な事ですが・・・」

凪が着ているのは・・・緑色の軍服だった。

第一話(6) 

2006年05月17日(水) 18時45分
「お迎えに参りました、風見少尉」

風見・・・少尉?
何を言っているんだ、凪は?ひょっとして新手のギャグだろうか?

「えーっと、凪さん?」

俺の呼びかけに、凪は引き締まった表情を見せた。
・・・こいつ、こんな顔する奴だっけか?

「風見少尉がお望みであるのならば、”凪さん”でも構いませんが、便宜上あなたは私の上官ですので…、その…”春口曹長”と呼んで頂ければ幸いです」

は?”春口曹長”?
ちょっと待て…なんだこれは…凪が軍服を着て現れて俺が少尉。
そして凪が曹長だって?

「よく状況が分からんのだが…今日って何かイベントでもあったっけ?」

”イベント”の言葉に凪は眉を少し上に上げた。

「イベント…確かにイベントですね…」

成る程、コ○ケかなんかのイベントだったか…大方、大和辺りに騙されて
こんな事をやらされているんだろう。

「ほう、どんな”イベント”かね、曹長」

そうと分かれば俺もノッてやる。
俺だけシラフじゃ馬鹿見たいだからな。

「…少尉、おふざけになっている場合ではありません。本日は0930より”新型HMT”と旧採用機のトライアル演習です」

HMT?
確かそれって大和が良く見てる「ALCEALL」のロボットだよな…。
なるほど、読めた、昨日「ALCEALL」のゲームが発売されたらしいから対戦相手になって欲しいって事かな…全く、素直に「遊びに来ないか」で良いじゃないか。

「ふむ、大和の所に行くと言うことかね、春口くん」

「はっ、そういう事になります。ではこちらにお乗りください」

おいおい…なんか大袈裟すぎないか?
大和の奴、ゲームの対戦に誘うのに運転手つきでジープをチャーターしたのか?
おまけに凪にコスプレまでさせて…災難だな、凪。

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