とんび

2009年01月20日(火) 21時47分

部屋に夕日が射す頃に、網戸からすり抜けてきた春風によって猫の尾がなびく。



オレンジに染まったソファの上で本を開けば、夢の世界へ導く空中ブランコへと変わる。



ハッピーエンドで夢から戻れば、いつの間にか空は明日色に染まり、猫は舌を出して背伸びをする。



明日色にどっしりと浮かぶ月の信号機は、いつでも僕に青色を照らしてくれる。



青色に見える限り、僕はおへその向いた方向を前と呼ぶだろう。


くしゃみをするときの掛け声も「フィクション!」でありたい。

2008年07月05日(土) 4時02分


○東京タワー・全景(夜)
   タワーが赤く光っている。

○同・展望台(夜)
   松田俊政(25)が売店のレジでお金を払っている。  
   ガラス張りの窓から綺麗な夜景が見える。
   数組のカップル達が夜景を楽しんでいる。
松田「(店員に)ありがとう」
   松田が近づいてくる。
   手にはお土産袋。
   お土産袋を開けるとお守り。
   お守りには『夢』と書かれている。
松田「(ガラスに平行して歩きながら)0時10分になると、私の住むアパートの廊下を全速力で走るヤツがいます。足音が聞こえた瞬間、私はモニターのスイッチをつけます。しかし、モニターにヤツを映し出すことができないのです。……なぜでしょう?……スピードが速すぎるから?それとも……」
   窓ガラスの下から上に白い服を着た女が幽霊ポーズをとって上昇していく。
   松田、一瞬、窓ガラスを見るがもう女はいない。
松田「お世話になっている先輩に相談すると、もしかするとヤツはモニターのカメラよりも下の部分で走っているのではないか……つまり『背が小さい』=『座敷わらしではないのか説』が急浮上してきたのでありました。そうなると、『私は幸せになれる説』も同時に浮上してくるわけあり、私はあの足音を聞く度に「ゴ〜ルドもみじ……ゴ〜ルドもみじ……」と手を合わせて願うのが習慣に……(咳払いをして)失礼。「ゴ〜ルドもみじ」はご存知ないですよね?……いえいえ、気にしないでください。私が小さい頃、よく広島で流れていたローカルCMの名台詞なんですよ。夜空を見上げる度によく口にしていたものです」
   カップルがこちらに背中を向けて夜景を見ている。
松田「彼らは何を見ているのでしょうか?」
   女の子のスカートをめくる松田。
   白いパンツがむき出しになる。
   女性はむくられたことに気付かない。
   パンツには黄色く『夢』と書かれている。
松田「このように、見えないモノが見えるからこそ嬉しいものです。しかし、最初から見えているモノに対して、もしくは、見えてしまったモノに対して込み上げてくるこの空しい気持ちは一体何なんでしょう」
   下着姿の女性と男性とすれ違う。
松田「(それを目で追い)とても残念です」
   松田、望遠鏡の前で立ち止まる。
   ポケットから小銭を取り出す。
   望遠鏡の小銭を投入する。
松田「オトナになって何が変わってしまったのか。それは、背が大きくなってしまったということです。それによって、色々なモノが見えるようになってしまった。知りたくもないことも見えてしまうようになってしまった。……残念だ。実に残念だ。しかし、それでも信じ続けられる子供の目であり続けたい。嘘のように野犬とすれ違った夜でさえも……」
   松田、望遠鏡を覗く。
   望遠鏡のレンズ越しから住宅街が見える。
   視点はある路地に近づいていく。
   路地には自転車に乗った松田。
   カゴには買い物袋。

○路地(夜)
   自転車に乗っている松田。
   カゴには買い物袋。
   路地は暗く人通りはない。
   路地の向かうから鬼走りしてくる黒い犬。
   犬の口には赤いボール。
松田「(野犬??)」
   松田、自転車をこぎながらマルクポジションになる。
   (マルクポジションとは小さく丸くなること。
   そうすることで「最悪な事態」に備えることができる)
   犬の息切れが段々と大きく聞こえてくる。
   目が合う松田と犬。
   目を閉じる松田。
   犬の息切れが段々と小さくなっていく。
   後ろを振り向く松田。
   犬は鬼走りで路地の暗闇に消えていく。
   ホッとする松田。

○アパート・全景(夜)
   ベランダが10個ほどある。
   手前に駐輪場。
   松田が自転車を停めている。

○同・アパート・2F廊下
   階段をのぼってくる松田。
   手には買い物袋。
   凄い勢いで走ってくる足音が聞こえてくる。
   松田、階段をのぼりきり、恐る恐る廊下を覗く。
   ジャージ姿の男(22?)が凄い勢いで走ってくる。
   松田とジャージ男、目が合う。
   ジャージ男、急ブレーキし、来た道を走り帰る。
   凄い勢いで足音が小さくなっていく。
   一番奥のドアを開け、中に入っていくジャージ男。
   ドアが閉まる音。
   ドアをロックする音が響く。
   松田、口を開けている。
   買い物袋の中からと本が落ちる。
   それに気付かない。
   本の表紙には『日本の妖怪』と書かれている。
   松田、ポケットから携帯電話を取り出す。
   携帯電話をイジリ、耳に当てる。
   落ちた本を残して廊下を歩いていく。
松田「……あっ、もしもし?今、大丈夫ですか?……あっ、あのう、この前、相談に乗ってもらった件なんですけど……ええ。あっ、はい。……あれ、座敷わらしじゃなかったです」
   松田、電話しながら廊下の奥へと歩いていく。
   ポケットから取り出した鍵でドアを開ける。  
   入っていく。
   ドアが閉まる。
   鍵を閉める音が響く。
   何も聞こえなくなる。
   本が風でパラパラと開く。
   『座敷わらし』と書かれているページ。
   文字の下には『布の服を着た子供の絵』。
   一番奥のドアが開く。
   さっきのジャージ男が恐る恐る顔を出す。 
   恐る恐る出てくる。
   こちらに走り出すジャージ姿の男。
   凄い勢いで走ってくる。
   足音が大きくなってくる。
   ジャージ姿の男が段々と子供に化けていく。
   ジャージが布の服に変わる。
   本に書かれている『布の服を着た子供の絵』そっくり。
   松田が入っていったドアが開く。
   受話器を耳に当てた松田が顔を出す。
松田「おい!うるせえ……(座敷わらしに気付いて)ああ!」
   座敷わらし(5)走りながら消えていく。
   その風で本のページがパラパラとめくれる。
   『目で見えるモノが真実ではない』と書かれている。
松田「(電話に)うるせえ!座敷わらしはいるんすよ!」
   松田、電話を放り投げ、こちらに走ってくる。
   段々と子供の姿になっていく。
   裸になったところで段々と姿が消えていく。
   その風で本がめくれる。
   開いたページには『信じる者は救われる』と書かれている。




【食い逃げ犯人を捕まえるために・・・・】の巻

2008年04月01日(火) 1時06分


今日、バイト中に団体様の会計をレジで対応していたら、その団体様の間を忍者のようにすり抜けていく若者3人組を目撃しました。


記憶力のいい僕は、すぐにこの団体様とは別のお客様グループだと分かり、対応していたお客様を放り出して(しまい)、その食い逃げギャングを追いかけるために、団体様の隙間を忍者のようにすり抜けて後を追いました。


僕のただならぬ足音にKG(食い逃げギャング)たちは「逃げろ!」とエスカレーターを滑るように、というか、本当に銀のレールに両足を乗せてスキージャンプの助走のように凄い勢いで滑り降りて行きました。


香港アクションみたいだ!と興奮した僕は、KG(食い逃げギャングね)たちと同様、エスカレーターの銀のレールに両足を乗せて、追跡エースコンバットのように発進っ!・・・・するつもりが、僕のグルメくん(バイト靴)はまったく滑らず「きゅっ!」という音とともに急ブレーキが作動!


それを見ていたのか「ファッキューっ!」とか「死ねや!」とか発狂しながら視界から消えていくギャング(KG)たち。


待つはずもない人達に向けてベターに「待てや!」と叫ぶと、なんと嘘のようにギャングたちは立ち止まり、「すいませんでした!」と頭を下げて・・・・くることもなく、僕は久しぶりに2段抜かしでエスカレーターを駆け降りていきました。


なんとかビルを出る前に捕まえたかったのですが・・・・
ギャングたちは背中に大きく『カニ』と書かれた赤いジャージをシャカシャカいわせながら、日曜日の商店街色に同化していきました。


遅れて地上へと舞い降りた僕は、息を整えながらあたりを見渡してみましたが、なにせ日曜日の大通りです。森の中から一枚の木の葉を探すようなものでした。


ポケットに入れていた携帯電話がバイブしていましたのでディスプレイを見ると『非通知』と表示されていました。


こんなときに誰だ!?と思いましたが、直感で出なければいけないと思い、恐る恐る電話に出ると・・・・


受話器から「目で見るな・・・」という謎のジジイの声が聞こえてきました。


「え?もしもし?」と言い返すと、受話器からは「ツーツー・・」と規則的に返事をするだけ。


僕は騙されたように、平井堅のように瞳をとじることなく、とりあえず商店街の人波に入ろうとしたとき、急にめまいがしてその場に倒れこみました。


すると、わずかに「・・・・シャカ・・・・シャカ・・・・」という音が聞こえてきました。


・・・・嘘だろ??


(・・・・シャカ・・・・シャカ・・・・)・・・・左からだ!


僕は音がする方向へ走り出しました。


次々とぶつかりそうになる通行人の顔が僕を見ている。


次々とぶつかりそうになる通行人の声が聞こえてくる。


(お前に捕まえられんのか?)


(お前じゃ無理だ)


(せいぜい頑張れよ)


僕は自分に気合いを入れるために「らああああああああ!」と大声を上げながら更に加速しました。


信号が赤になると同時に「カニ」と書かれたジャージが横断歩道を走り渡るのが見えました。


遅れること10秒強・・・・


横断歩道の小川では車やバイクが次々と魚のように泳いでいる。


青になるまで待つなんて選択肢は考えらない僕は、右手を大きくあげながらタクシーなどに会釈をしながら横断。


3人の内、2人が『宮城プラザ』の路地を右に曲がるのが見えましたが、僕の心の中に聞こえてくる(・・・・シャカ・・・・シャカ・・・・)の源、『カニ』と書かれた赤いジャージにターゲットを絞り、駅へと向かって逃げる赤カニを追跡しました。


赤カニはターゲットに絞られたのが分かったのか、混雑するビッグカメラの中へと入っていく。


階段を登っていく赤カニを追いかける僕は横腹が痛くなってきました。


こんなことなら昼ごはんにハンバーグ600グラムを食べるんじゃなかった、と後悔しながら2段抜かしで階段を登っていきました。


家電製品フロアに逃げ込んだ赤カニを発見!


「らああ!もう逃げ場はねえぞ!」と叫ぶ僕をビックカメラの店員が一斉に僕を見る。


赤カニが「店員さん!アイツです!」と叫んでいる。


赤カニは、サンプル商品の髭剃りシェーバーを作動させながら銃のように僕に向けている。


もちろん警察手帳もない僕は、胸ポケットに入れてあるしゃぶしゃぶ屋のパンフレットを店員たちに大きく見せて「ウェイターだ!」と叫びました。


そして赤カニに向かって一応「撃つな!」と叫びました。


店員たちは「とにかく両手を床につけてください!」と叫んでくる。


僕は言われるままに両手を床につけ、ひざまつきました。


ジャックバウアーのように僕を取り押さえる店員たち・・・・


店員の一人が僕の財布を取り上げる。


財布の中からビックカメラのポイントカードを取り出す。


『フロアリーダー』と書かれた名札を胸につけている店員が「調べろ!」と叫ぶ。


僕のポイントカードをレジでチェックする若手店員。


若手店員「・・・・主任!62ポイントです!」


フロアリーダー店員「貴様、ヤマダ派か!?」


僕「・・・・だったらどうなる」


フロアリーダー店員「申し訳ございませんが、生きてここを出すわけにはいきません」


僕「・・・・らあああああ!」


と、発狂すると同時に、僕の財布の中に入っているヤマダ電機のポイントカードがまぶしいくらいに光り出す。


視界が真っ白になる。


店員一同「があああああああああああ!!!」


砂のように消えていく店員たち。


あまりの光に目が開けられない僕。


ポケットの中の携帯がバイブしている。






ゆっくりと目を開けると・・・・真っ白な世界に僕とヤマダのポイントカードだけが存在している。


ポケットでは携帯電話がバイブしている。


僕は携帯電話を取り出し、ディスプレイを確認した。


『非通知』と表示されている。


僕は電話に出た。


僕「・・・・誰ですか?」


男の声「・・・・山田です」


僕「・・・・ヤマダ??」


男の声「・・・・いつもありがとう」


僕「・・・・誰ですか?」


男の声「・・・・山ちゃんでいいよ」


僕「・・・・」


男の声「・・・・時間がないから簡単に説明するね。とにかくカードを拾って外に出て」


僕「・・・・カード??・・・・あっ!」


目の前に落ちているヤマダのポイントカードを拾う僕。


カードを確認すると、ポイントの表示欄が『∞』と表示されている。


男の声「見た?」


僕「どういうことですか?」


男の声「説明してる時間がないよ。とにかく任せたよ」


僕「え??」


電話が切れると同時に、真っ白な世界から現実の世界へと戻る。


ビックカメラのフロアには誰もいない。


作動された髭剃りシェーバーが床をもがいている。


僕「・・・ヤツがいない!」


ビルの外から爆弾が落ちたような爆音が聞こえる。


揺れるビル。


僕「なんだ!?」


窓から外をみる僕。


通行人は一人もいない。


池袋東口の前にガンダムみたいなロボットが仁王立ちしている。


真下から「ファッキュー!」と声が聞こえる。


下を見ると赤カニが立っている。


持っていたヤマダカードが激しく発光する。


すると、窓ガラスが一斉に割れる。


僕の目の中にガラスの破片が入る。


僕「ぐあっ!」


ジジイの声「目でモノを見るな・・・・」


僕「誰なんだ!」


ジジイの声「誰であっても事態は変わらん」


僕「じゃあ、あのロボットは何だ!?」


ジジイの声「お前が倒さなくてはならない標的じゃ」


僕「らああああああああ!!!」


ジジイの声「や〜かましいっ!鼓膜が破けるわい!」


僕「意味が分かんねえよ!」


ジジイの声「とにかく目を開けなさい」


僕「ガラスが入ったんだ!開けられるわけねえだろ!」


ジジイの声「誰も眼球とは言っとらん。心の目を開けるんじゃ」


僕「意味が分かんねえよ!」


ジジイの声「黙れ!とにかく目を閉じたまま目を開けてみい!」


僕「・・・・・」


ジジイの声「そうじゃ。そのままどうにかしたいことだけを見ようとするんじゃ」


僕「・・・・・」


ジジイの声「・・・・・今じゃ!開けろ!」


僕「(クワっ!)」


真っ白な世界に、大きなロボットとKG(食い逃げギャング)が遠くにいる。


僕の足元には、じゅうたんが落ちている。


よく見るとヤマダカードだ。


ポイントの表示が『0』になっている。


僕「あれ?ヤマダカードのじゅうたん??」


ジジイの声「乗りなさい」


僕「・・・・」


ロボットに搭乗しようとしているKG(食い逃げギャング)たち。


恐る恐るカードに乗る僕。


僕を乗せて浮かぶヤマダカード。


僕「うわっ!」


動き出すヤマダカード。


ポイントの表示が『1km』、『5km』と上昇していく。


僕「なんだなんだ!?」


振り落とされなようにカードにしがみ付く僕。


遠くに見えるロボットの目が青く光る。


ジジイの声「待て!ブレーキじゃ!」


僕「どうやんだよ!」


赤カニの声「ファッキュー!」


ロボットの口が「ガバっ!」と開く。


僕「ちょっ!!」


ヤマダカードのポイント表示が『102km』と表示されている。


カードにしがみ付いている僕の両指から血が出ている。


ロボットの口から度デカイビームが僕に向けて発射される。


ジジイの声「よけるんじゃ!!!!」


僕「うわああああああああああ!!!!」


ジジイの声「鼓膜があああああああああ!!!!!」


ビームの光と爆音の中に消えていく僕。


激しい衝撃音。


激しい地鳴りがする。










































口内宇宙戦争

2008年03月29日(土) 23時31分




★「センガー、今日の試合は落とせんぞ!」


☆「監督さま、重々分かっておりますがな」


★「今日も、松田のお口に洗顔を喰らわしてやるぞ・・・・くっくっく・・・・」


☆「監督さま、そう興奮なさらないでください。私が見事、あの歯磨き粉の野郎を抑えてやりますがな」


★「頼んだぞ」


☆「はっ!」
 




○「!?せ・センガー!?なぜ貴様がここに!?」


☆「ガッキー、久しぶりですがな。でもでも質問は無駄ですがな」


○「・・・・貴様のことだ、大体は想像がつく。・・・・しかし前回のようにはいかんぞ!」


☆「ふん。また松田の口に俺のザラザラを喰らわせるまでですがな!」


○「そうはさせるか!」




○「く・・・・ちくしょう・・・・・」


☆「どうしたどうしたどうしたですがな!?」


○「くっ!このままでは・・・・松田さまのお口が・・・・に・逃げてくださ・・・い・・・・・」


☆「逃がすかですがな!!くらえええええええええ!!!」


○「!?」


☆「スラ〜ム・・・・」












「ダぁぁぁぁーーーーンクっ!」


































































春ランマン

2008年03月29日(土) 1時54分
皆様、ご心配おかけしました。


2日も寝たら、痛いのどっか行きました。


左スペアリブに違和感はありますが、もうたぶんケンチャナヨです。





今日はリハビリがてらに近くの公園に桜を見に行きました。




あまりにも綺麗な桜を見てごきげんな僕は、リハビリ中だということをすっかりと忘れておられたのでしょう。


(僕の座っていたベンチに)転がってきたサッカーボールを、少年たちに向かって(ご丁寧にカーブをかけて)蹴り返したら、僕の左スペアリブが「アホかっ!」と叫びました。


お陰様で、せっかく全回復まで3歩進んだものが、謙虚に2歩さがった次第であります。


2歩さがったとはいえ、あれから6時間ほど爆睡しましたので、大きく1歩は進んだと思います。


ですから、もうケンチャナヨです。





この2日間、何もしないで過ごした時間は、僕にとって大きな大きな2日間となりました。


この闘病生活も、きっといい方向に向かう為の春のイベント祭りだったのでしょう。





早く外に出たい僕は(気持ちは)靴を履いて布団に入っております。



すでにマリオカートのキノコはモグレ(食べる)しました。


ロケットダッシュで明日を出発したいと思います。

ゲド戦記

2008年03月21日(金) 13時18分


お世話になっております「ウルトラのチチ」に魔物退治のお誘いをいただきました。



『雨の降る16時の六本木』というダイニングメッセージ・・・・

・・・・昨日、ついに運命の雨が舞い降りてきました・・・・




僕は、透き透るような傘(ビニール傘だけど)を雲を突き刺すように天にかざしながら『雨の降る16時の六本木』へと向かいました。


「父さん・・・・一体、今日はどんな魔物が相手なんだい??・・・・」



冷たい雨が道を開ける。

冷たい風が僕らの背中を押していく。




冷たい雨と、冷たい風が交わるところ。

そこに待ち受けていたのは・・・











なんと、中学の時の先輩・バーガーキング橋本さんでした。

松田「なんでここにいるんすか?」

橋本「お前、俺のバッシュ捨てたろ」

松田「えっ?・・・・すいません、覚えてないです・・・・」

橋本「こっちは覚えるんだよ!今日という今日は借りを返してもらうぜ。ぐえっへっへ!」

松田「・・・・はしもっさん、昔のままの俺と思ったら怪我しますよ」

橋本「ぬかせえ〜!

凄い形相で襲い掛かってくる橋本さん。

思わず僕は持っていた透き透るような傘(ビニール傘)で、橋本さんを「め〜んっ!」しました。



すると、なんと橋本さんのお顔が真っ二つに!

橋本「ぐわああああああ!!!!」

松田「はしもっさん!」

僕は橋本さんを抱き上げました。

橋本「まっちゃん・・・・お前、強くなったな・・・」

松田「しゃべらなくていいです!とにかく近くのロッテリアに!」

橋本「まっちゃん・・・・無駄だ・・・・。俺はもう助からねえ・・・・。最後にひとつだけ言いたいことがある・・・・」

松田「・・・・なんですか?」

橋本「・・・・これで終わった気になるなよ!」

その瞬間、橋本さんの目が「くわっ!」っとなり、体中から肉片が飛び散る!

松田「な・・・なんだ!?」

ウルトラの父「俊ちゃん!後ろっ!」



振り向くと、中学の時の橋本さん一味がそこに!!

松田「!?」

橋本「これでお前も終わりだ!」

松田「ちくしょおおおお!!!」

ウルトラの父「俊ちゃん!俺も手伝うから諦めるんじゃない!」

と、ウルトラの父は橋本の顔を踏み潰す。

橋本「グフっ。。」

松田「父さん、俺一人で十分です。母さんに宜しくお伝え下さい」

ウルトラの父「・・・・!?俊ちゃん、まさか!?」

松田「大丈夫です。朝メシも昼メシも食べてきてないので一人で全部食べれます。というか、全部、僕一人で食べたいです。邪魔しないでください」

ウルトラの父「俊ちゃん!それは無謀じゃ!店員のお姉さんもあざ笑ってるぞ!」

松田「いいから早く行ってください!あなたは生きるべきです!さあ早く!俺の理性のある内に・・・・」

ウルトラの父「・・・・分かった。俊ちゃん・・・・無事でな・・・」

松田「・・・・お父さん待ってください!」

ウルトラの父「ん?」

松田「一つだけお願いがあります!」

ウルトラの父「なんじゃ?」

松田「お会計だけは済ましてから行ってください」

ウルトラの父「・・・・・・・・」








松田「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」


























飢流

2007年12月26日(水) 16時35分


神様に「来年1月のお願い」を前借りして治してもらった肩をかばいながら・・・

NODAMAP『キル』を観てきました。



終演後に「えっ?ちょっとみんなコレ分かったの??」という感じで足早に帰る観客の顔をただただ眺めていました。

劇場に「この演劇、最高だと思った人はスイッチオン」みたいなスイッチがあればどれだけの人が満足したのか、あの時は知りたいと思いました。



確かにキャストは豪華です。

しかし、何をもって豪華というのでしょうか。

「この俳優、女優じゃないといけない」という必要性が僕には見えなかったです。




僕は役者として大未熟です。

偉そうなことは言えたもんじゃありません。

しかし、「高い金を出して観に行ったお客」としてはもうひとつ何かほしかったです。

とは言っても、こういった変化球的なお芝居は、自分の中のあらゆる引き出しを引っ張り出し、終演までに提供してくださるいくつもの「発信」をどれだけ「発見」や「受信」できるかによって、そのお芝居のスケールが決められる思います。

そういった意味では、僕の人間としての未熟が故の物足りなさだったとも思います。




それにしても、野田秀樹さんの演技力には脱帽してもまだ脱ぎ足りないくらいでした。

「誰にやらされてるわけじゃなくて、自分が好きで楽しくてやってるんだよ」という僕が求めているモノがそこにはありました。

そういった意味では、僕にとって今まで観て来たどの景色よりも綺麗に見えた光景でした。

こういった「スケールノデカイ」作品の中で生きることができたとき、日常生活の中にある「スケールノデカイモノ」に気付けるような気がします。

僕も1回観ただけで理解でき、そのセカイカンに共存できる価値観を手に入れたいです。












何なんだろう。

この演劇を観て思ったんだ。

いま、この世で生きている人は、一人ひとりが「蒼き狼」であって、生まれてくる前の世界では無二の英雄だったのかもしれない。

今日、電車でぶつかってきたサラリーマンのおじさんもきっと凄い人なんだ。

この世界に生まれてこれた人はみんな選ばれた英雄たちなんだ。

きっと僕だって。

それはトカゲや蜘蛛の世界でもそうなのかもしれない。

ブランドに頼らない動物たち。

「血統証」という付加価値をつけたのは誰だ?

そうだ、人間だ。

中国がアイポットのデザインを盗んだらしい。

そんなの関係ねえ。

それを使うかどうかはテメエ次第だろ。

あいつが俺の髪型真似したんだ。

そいつはお前に魅力を感じたからそうしたんだ。

そんなに悪く言うなよ。

今日の野郎が昨日そっくりに真似するんだ。

明日も真似させてやればいいさ。

だけど明後日はお前が決めろ。

そうだ。

全部、自分が決めろ。

全部、自分が決めていくんだ。

何をやってもいいんだね?

この皮膚の上に何を着させようが。

この無色の今日に、何色をのせようが。

僕が何色をのせようが、誰も文句を言わないんだね?

そうだよ。お前の自由だ。

僕がすること成すこと、誰の真似にもならないんだね?

そうだよ。お前がしたくてしたことだ。

真似なんて存在しない。

したかどうかは己の中にある。

例え、真似をしたとしても全く同じ結果にはならない。

言ってみれば、真似することさえもオリジナルティなんだ。

だけどな、真似をしてもいいとは言わねえ。

だけどな、真似するなとも言わねえ。

ルールを守れとも言わねえ。

ルールを守るなとも言わねえ。

え?どういうこと?

俺もお前も自由なんだ。

自由ってのはスケールがデカ過ぎて迷うこともある。

自由ってのは素晴らしいモノであって恐ろしい化け物なんだ。

そんな恐ろしい世界で生き抜く為には自由の意味を履き違えるな。

自由を求めすぎて他人に迷惑をかけることもあるだろう。

だけどな、誰かを傷つける権利は誰にもねえ。

誰にもねえんだ。

ルールを守れ、ってことだね?

いや、ルールなんていらねえ。

いるのは道徳だ。

相手を思いやる気持ちだ。

その思いやり一つ一つがお前の本当の「ブランド」になるんだ。

「ブランド」とは金で買うもんじゃねえ。

「豪華」とは誰かが決めるもんじゃねえ。

テメエで決めて、テメエで作っていくもんなんだ。

わかったか?

うん。

いや、返事なんていらねえよ。

どっちだよ。

うるせえ。もう行けよ。

・・・そんな顔するな。

よし、3つ数えたら俺に背中を向けろ。

それから3つ数えたら前へ進むんだ。

振り向くなよ。

ちょっと待ってよ。

1・・

2・・

さようなら。

3・・・

振り向くなよ。

・・・

1・・・

2・・・

おい。

・・・

さっきよりも背中が広くなったような気がするぜ。

・・・

振り向くなって言ったろ。

・・・振り向くも振り向かないも自由なんでしょ?

・・・そうだ。自由だ。

・・・

・・・3
























なんだこれ。

小さな兵隊

2007年11月23日(金) 13時57分


視線を感じたんだ。


誰もいるはずもない夜なのに。


彼だった。


雲に乗った彼が黙って僕を見てたんだ。


ちょっと待てよ。いつから見てたんだよ。


彼と目が合ったとき、彼は少し会釈したように見えた。


僕も目で会釈した。







こんなにも「まあるい」なんて。


こんなにも「まぶしい」なんて。


ずるいよ。


何日か前まで欠けてたくせに。








彼は昼をつくり出せるようなチカラはないけど、
決して卑屈にはならないんだってさ。


「僕は夜をつくってるんだから」


そう言ってた。


「別にここにいなくてもいいんだけどさ、ここにいないと狼たちが鳴けないでしょ?」


「彼らは太陽には吠えられなんだ。夜の僕を必要としているんだよ」





狼はまだいるんだってさ。


恐竜も宇宙人も人面魚も、みんなみんないるんだってさ。


あそこから全部見えてるんだってさ。





僕が昨日、野菜を食べ残してしまったことも、


温かいタクシーの中から、路上で車にひかれた猫を見て「かわいそうに・・・」と思いながらもタクシーの運転手さんとステーキの話をしていたことも、


スタバで、燃えないゴミのところに燃えるゴミを入れてしまって「あっ」という一言で終わらせてしまったことも、


本当の自分よりも強がって大きく見せて後でむなしくなることも、


・・・全部ぜんぶ見てたんだってさ。





「正月に実家に帰ったときにお金がないから弟にお年玉をあげられなくて寂しそうにお正月番組を見ていた君も知っているよ」


「誰かに優しくされた夜は、一駅前で降りて歩いて帰る君の顔も」


「全部ぜんぶ知っているよ」






嗚呼、そうなんだ。


全部見てるんだ。


全部そこから勝手に見てるんだ。


ちくしょうだな。


だっさいな俺。





ありがとう。




全部、見てくれててありがとう。


















そしたら狼みたいに泣いてた。








「まあるい」かったあいつが、僕の涙でいびつな形になってしまった。



せっかく「まあるい」かったのにね。



ごめんね。



そして、ざまあみろ。












いつか黒い夜に、三日月の君を見かけることがあったら


高層ビルの屋上から青い画用紙を1枚


君の横に貼り付けてあげるよ。

誰にでも秘密はある。

2007年11月15日(木) 0時32分



えっ?ちょっと待って。


なんか宇宙のことを考えたらもの凄く不安になるのは俺だけ?








夜空を見上げたら月みたいなのがあるじゃん?(まぁ月なんだろうけど・・・)



アレを最初に発見した人ってバリビビったと思うんよ。



「は?何あれ・・・」って。



ん?誰が??って、まぁタケルよ。最初に生まれたやつ。



タケルが「おいっ!ヒミコっ!アレ見てみぃや!」って。(たぶん嫁ね)



それ見たヒミコが「きやああああああああ!!」って。



その悲鳴でタケルとヒミコの子供のジャックが起きてしまうの。(ジャックはたぶん外人)



タケル「・・・なんやあれ?」



ヒミコ「・・・・・」



加藤「・・丸いッスね」(タケルの後輩ね)



タケル「なんじゃろあれ・・・えっ、ちょっ待って、昨日あんなんあったっけ?」



加藤「いや〜、昨日はオールしてたんで外見てないッスね〜」



ヒミコ「・・・あなた・・・なんだか恐いわ・・・」



タケル「・・・あっ、アレなんかウサギに見えん??」



加藤「・・・あっ、マジっすね!なんか餅ついてませんか??」



タケル「・・・・・あっ、マジじゃ!バリうける!なんなんアレっ!」



加藤「(爆笑)・・・あっ、桂木さん(タケルの苗字ね)、写メしていいッスか?」



タケル「あっ、俺もしよっと・・・(作業着から携帯を探す)」



加藤「・・・あっ、メールじゃ・・・」



タケル「えっ、誰??ヨン様??」



加藤「ちょっ、桂木さん(笑)ヨン様古いッスよ〜(爆笑)」



ヒミコ「ちょっと加藤くん!うち、ヨン様好きなんじゃけぇ〜ヨン様の悪口は止めてぇ〜や〜」



ヒミコ、加藤を叩きながら加藤の携帯を取り上げようとする。



加藤「ちょっ、ちょっ、ちょっ・・・ヒミさんヒミさん、携帯壊れちゃいますよ・・ちょっ!」



タケル「あれ・・ん・・・・あっ、あれ??・・・おい?かと〜?、俺の携帯知らん??・・・・」



タケル、作業着を脱いで必死に携帯を探す。



加藤「ちょっ、え??何すか???ちょっ、ヒミさん・・ちょっ・・・・えっ?あっ!桂木さんアレじゃないッスか?アレっすよ。さっき巨人戦観とったときにトイレ行ったじゃないっすか?あのとき『トイレ暇じゃけぇ携帯持ってこ〜』とか言って持ってかんかったっスかね??」



タケル「・・・あっ!そうじゃったわ!忘れっとたわ!ちょっと取ってくるわ〜」



加藤「あっ、桂木さん寒いし俺も入りますよ。ちょっ、ヒミさん、しつこいっすよ!」



ヒミコ「ヨン様のことバカにしたら許しませんはむにだ!」



加藤「ちょっ、痛いっすよ!分かりましたから、ちょっ!桂木さん、ええ加減助けてくださいよ〜!」



3人は明かりのついた家に入っていく・・・



加藤「あっ、桂木さん!俺ので写メしときましょうか??」



タケル「あっ?もうええわ。なんかよう分からんし」



加藤「なんなんスかねアレ」



タケル「知らんわい。俺が何でも知っとると思ったら大間違いで」



加藤「いや〜、加藤さんピラミッドの話ようしてくれるんで何でも知っとる感じがするんスよね〜」



タケル「お前、ほんまピラミッド好きよの〜(笑)」



加藤「だって、アレ、バリ凄くないっすか?バリとんがっとるし」



タケル「あれ、空から落ちててっぺんのトガったところに当たったら痛そうよの?」



加藤「(笑)それたぶん背骨折れるんじゃないっすか(笑)」



タケル「つきささったりして!(笑)」



加藤「ケツささったらウケません!?(笑)」



タケル「わぉおおおおん!!」



加藤・タケル「(爆笑)」



ヒミコ「ちょっと!ジャックが起きるじゃんか〜」



タケル「はっ?誰やジャックって?」



加藤「ちょっ、桂木さん!桂木さんの息子じゃないっスか〜(笑)」



タケル「はっ?俺の子供なのになんで外人が生まれるんやアホか」



ヒミコ「・・・・・・」



加藤「・・えっ、なんスか?この空気??」



ヒミコ、タケル「・・・・・・」



加藤「・・・・・・えっ?えっ??マジっすか??もしかして浦賀に外人がいっぱい来たときに・・・できた子ッスか??」



ヒミコ「・・・・・」



タケル「じゃろうがいや」



ヒミコ「・・・・・」



加藤「・・・やっぱりそうだったんすか・・・会社のやつらが言ってましたわ・・・」



タケル「誰や?」



加藤「・・・・・」



タケル「誰じゃ言いよるんじゃいやぁ!」



加藤「・・・・・」



タケル「・・言わんとアレ言うで」



加藤「・・・・宇多田っす・・」



タケル「・・・明日しばく・・・」



加藤「ちょっ、俺が言ったって言わんでくださいや!?俺、知られたら後半のシフトバリカットされちゃいますよ・・・」



タケル「おう」



ヒミコ「ちょっとそんなん止めんさいはむにだ〜」



加藤「・・・・・(爆笑)ちょ、ちょ、ヒミさんそれ反則っすよ!(爆笑)」



タケル「・・・・・・・・・・(爆笑)!!」



加藤「桂木さんも何なんすか!(爆笑)いまバリ戦闘モードじゃったじゃないっすか!(爆笑)」



タケル「は〜?知らんわいや!おもろかったんじゃけぇしょがないじゃろうが!(笑)」



ヒミコは黙ってジャックの部活の練習着を部屋干している(ジャックは高2ね)



加藤「っていうか、さっきのアレなんなんすかね??(笑)うさぎのやつ!」



タケル「はっ?知るか〜や。月じゃないんか」



加藤「ツキ??・・・・(爆笑)なんかそれっぽいっすね!(爆笑)」



タケル「じゃろうが!(笑)」



加藤「ほんま桂木さんってネームつけるの上手いッスよね!(笑)」



リビングのドアが開く。



ジャック「エクスキューゥミー リトルシットダウンプリーズ」(外人だから日本語喋べれんのよ)



タケル「は〜??なんやお前??俺らもう座っとるし(爆笑)」



加藤「(爆笑)!」



加藤「お前日本語喋れるように月にでもお願いせぇや!(爆笑)」



加藤「(爆笑)!!」



     ・
     ・
     ・
     ・
     ・
     ・  
     ・
     ・

・・・・みたいな感じで月が誕生したんだと思うんです。






っていうか、宇宙ってなんなんスかね??
松田俊政(マッコイ)プロフィール
  • ニックネーム:松田俊政(まつだとしまさ)
  • 性別:男性
  • 誕生日:1982年9月14日
  • 血液型:O型
  • 現住所:東京都
  • 趣味:
    ・スポーツ-キックボクシング(新妻格闘塾)
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                           【デビュー代表作品】            湘南乃風『晴伝説』PV(2004年)     主役・湘南晴夫役(ボクサー)                      【2007年公開作品】           映画『パッチギ!LOVE&PEACE』                   映画『店番の間』                      舞台『オレンヂ色のキャデラック』 (青年座公演/下北沢「劇」小劇場)                   【2008年公開作品】                  映画『リアル鬼ごっこ』                                                映画『幽霊VS宇宙人 GREAT』                 CM『カナダドライ』               【2009年公開作品】              映画『ヤッターマン』            映画『誘拐ラプソディー』               【公開待機作品】              映画『ヒロイン』                  映画『MAKE THE LAST WISH』   映画『ゑヒ× −YEHIME−』    映画『フィルターの向こうから〜』     映画『秘メ煙 〜HIMEGEMURI〜』  映画『カルマ』
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