さよならの妄想 

2004年10月24日(日) 3時46分
 暗い…。
 タイトルつけてて思うけど、暗い。
 電車は新潟大地震の影響で乱れてるし、どっかの駅で人身未遂が起きたせいで大崎で降ろされ、池袋から帰るのに電車だけで1時間半かかった。しかも迎えの愛車が事故った。わけあってとっさにバックしたら後ろから来たタクシーとぶつかっちゃったのです。軽微なものだけどケーサツ呼ぶハメに…。
 私、優香と同じ精神構造で、イタコ系らしいんですけど。ちょっとしたことから過剰に考え込んで妄想が膨らんでドラマができあがってしまうタイプ。この前少佐の家でテレビを見ていた時、「グータン」でやってた。なので、こんなに連絡が来ないのはやっぱりきっと他に女が出来たんだ、とか実は交通事故か何かで死んじゃったんじゃ、とか…。なんだか、静かに待ってみようと書いた矢先に色々起きてすっかり凹んでます。明日はメンテで茨城まで行くのにまんじりともできず、孤独な気持ちで更新作業。

悟りと意地の境界線 

2004年10月19日(火) 23時56分
 最近、冷めてます。そうですとも、少佐とぜんっぜん!上手くいってないからです。いや、正確には上手くもヘタもないくらい淀んだ状態だからです。ぶっちゃけた話3週間連絡してません、お互いに。音信不通です。
 理由は色々考えました。まずは沙耶の言う通り「少佐が忙しいから」。これは当たっていると言えば当たっているかもしれません。最後にメールした時「とうとう忙しくなった」と休日出勤だと書いてきたので。もうひとつは「他に面白そうな女性を見つけた」説。これは完全に私のネガティヴ思考が生んだ空想上の産物ですが、ただ自分に心当たりがあるからこそ生まれたものとも言えましょう。
 実は先日の3連休、私はチームのみんなと那須高原のチーム保養所にいました。その時、本来は不参加だったドライバーのMさんは、電話をしてきたのが運の尽き、2日目の朝にはロードバイクを車に積んで現れました。しかも電話を切った後に発覚したのは「Mくん、A部さんと別れたんだよね。さっきもA部さんいますか?から始まったから」という静かだけど結構衝撃の事実。
 A部さんはクルマ好きで世話上手なカッコイイ女性で、私の参閣前までマネージャー的存在の人でした。一方Mさんは、まあ当然ツーリングクラブ時代から知っている人なんですが、「少佐に似てる」(※顔の系統、及び突発的に謎なキャラともども)んです。
 2月末の耐久本番で、私はMさんとやはり1年以上ぶりの再会をしたのですが、その時にも「あーやっぱり似てる!」とドッキリしたのを覚えています。裏を返せば、当時少佐とはもう二度と会うことはないだろうと思っていたにもかかわらず、他人のそら似すら印象深くなるほど、私の中で少佐という存在が根っこの方で深く生きていた、という証とも言えましょう。
 そんなMさんが不動の彼女と思われていたA部さんと別れてしまった、というのは私的には不謹慎ですがちょっとした「祭り」でした。しかも、保養所詰めということもあって私はお台所、ひいてはドライバーを預かる身。
「Mさーん、朝食は?」「あ、途中でちょっとだけ食べました。え、出てくるんですか?」「みんなこれから朝ご飯なんですけど、べーコンエッグとトースト」「あ、じゃあぜひ!」
 これが、一日限りの主婦ごっこの始まりでした。

遠くから君の声はするか 

2004年10月13日(水) 22時35分
 さて続きです。シーバスの中で横浜美術館?のシャガール他近現代絵画展のポスターを見ながら『ちびまる子ちゃん』で花輪君のおうちにはシャガールがあるとかいう非常にくだらない話を展開します。まあ海を見ながら「あの建築中のは何になるんだ」とかパシフィコ岸に群がってるアヤシイ派手な衣装の連中はコミケじゃないかとか。あ、やっぱりどうしようもない。そんな中で少佐の注意をふと引いたのは私の髪留め(あの、常日頃愛用のコイルのやつ)でした。昔から使っているので少佐は見たことがない、ってことはないはずですが、そっと手を髪に伸ばして「面白い」とかなんとか抜かした気がします。しばらくその髪留めの話もしてたけど書くに値しないので内容はいいです。まさか、2年前に大雨でロングドレスをびしょびしょにしたのに、そんなことには構いもせず少佐は写真を撮りに外に行ってしまったとか、そんなことを思い出して私が心なしかブルーな思い出に浸っていたことなど彼には想像も出来ないでしょう。
 
 横浜ではロペのプロデュースするカフェで休憩のお茶。さっきアイスを食べたことを完全に忘却していた私はチーズケーキを食べてしまいます。それにしても、どうも少佐と「お茶」するのだけはイヤです。なんか向かい合わせに座って飲み物しかない状態っていうのに慣れません。話題も出てこない。それもあってかさっさと出て、あとは有隣堂で書物の買い込みとかハンズ行ったりとかして夕食時までの時間を潰します。いい加減この頃になると足が痛いです。だけど少佐はモノを買い出すと人にはお構いなしなので、アウトドアの時と違ってちっとも気を遣ってくれません。結局、私が「お寿司が食べたい!」と前日にリクエストしたものの横浜でめぼしいところがなく、高島屋のレストラン街の寿司屋は満席で並んでいたため諦め、私が「もう関内のテキトーなとこでいい」と音を上げるまで痛む足を引きずったのでした…。
 移動中、少佐は私のバッグの中にCDケースが幾つかあることに気づきます。実は私が編集したDVDで、少佐のところの民生機で再生できればOKだからDVDマルチレコーダーを買おうと思って密かに持参していたのでした。少佐は本当に私のことをよく見ています…ちょっと神経質なくらい…。
 結論:あまりの面倒さもあり、回転寿司で終了。まあこれはこれでアリ。

LOVERSじゃない者たちのLOVERS 

2004年09月25日(土) 23時37分
 本人的には「やっとの思いで」とりつけた少佐の「映画観たいよ!」実行計画(なんで観たいと言った本人が何も言わないんだ、失敬な)のため、桜木町でお昼に待ち合わせです。今日は例の撮影衣装を全部着ていました。ごめん、言われるまで気づかなかったよ…。ワールドポーターズへ歩きながら、遊歩道がいつできたんだっけ、とかMM21の観覧車は移動したって言うのはホントか(これは元彼に言われて絶対ウソだ!と全否定したネタ)とか言う話をします。するとふと、
「今日ね〜実は出勤だったんだよ」
「えっ!?ちょっと大丈夫なの?」
「今週暇だし、有給も代休もたまってるし面倒だから休みにしちゃった ^^;」
 確か3年ほど前にもこんなやりとりがありました。そしてその時も少佐は直前まで出勤だったことを忘れていた記憶が…大丈夫だろうかこの人…。
 さて、ネット予約したおかげで満席なのに前から6列目のセンターくらい。公開から1ヶ月経つのに『LOVERS』人気です。この前の夕飯代のバックがあるので、コンボセットとかいうバケツサイズのポップコーンと二人分のドリンクのセットをゴチします。
 最初はチャン・ツィイーの華麗な舞やら、中盤も花畑で金城が馬上から花を摘んで集める可憐な美しいシーンがあったり、アクションもいいし、ふたりともポップコーンをばくばく食べながら観てたんだけど、結構常に恋愛マジ話してるんですよ。「本気なら抱いても良い」だの「隠密の相手に溺れるなよ」とか。そうやってくうちに1こめの大どんでん返しが来て、本来なら読める展開も畳みかけるように場面転換するから頭が追いつかず、少佐にポップコーンを奪われたのも気にせず観てたわけですよ。しかし終盤がイケテナイ。結局後で聞いたら少佐は最後眠かったそうです。私は背中がコチコチになりました。
 結論:「スクリーンだったからまあまあだったけど、TVじゃまずダメだね」

釣り糸 

2004年09月19日(日) 1時46分
 『3cmの宇宙』で書いた夜景の日の翌土日、レースのため栃木に行った私は帰ってきてから雨の様子なぞを少佐にメールで報告。月曜日にごく普通のレスのそのまた普通のレスを返し、…終わり。
 京浜東北線が人身で止まっただけでもメールをよこしていた少佐の姿はもう見る影もありません。予定が合わないうちにハットリ君もLoversも終わっちゃったりして、というカマかけにも引っかかってくれず、その後なんと2週間、私からメールをしないと永遠に流れが止まってしまうのではないか…と思うくらい静かに日々が過ぎていきました。(あの先生が言っていた通りにいよいよなってきたな…)と自嘲気味に分析してみたり。結局、よくよく考えて、予定がスカスカになる月末に照準を合わせて、自分から映画に連れ出すことにしました。

 実は11日に、元町にいる有名な西洋占術師のところに行ったんですよ。去年、元彼と別れてノイローゼ状態で自由が丘の占いに行った時とは全く違います。元気だし、冷静に対応策を求めていったのです。その時に自分と少佐の詳細なホロスコープをもとに性格や相性の解説を受け、その後タロットで今後の展開と対応策について出してもらいました。
 (こんなのブログにあげていいのか?と思いつつ結果報告)まずホロスコープだけど、私は自分の星のところに金星(恋愛や愛情)があるから本来は大変良い星位置なんだけど、他にも仕事やらの星が今は一緒にあって真ん中に挟まれてしまっているので力を発揮しきれない。ただ、すごく不思議にも小さな規模では家を継ぐ人、果てはエリザベス1世やルイ14世など大王となった人はみな同じらしいんだけど、私はホロスコープの頂点に太陽があるらしい。対して少佐は長男だけど一人っ子だからか太陽は下の方にあって月の方が主張する配置らしい。とにかく正反対。それで、先生曰く「彼はあなたと付き合うことで自信も持てるしとても良い影響を受けるけど、あなたは与えるばっかりになってしまう。でも、ナイものを求め合うから惹かれ合う巡り合わせだしあなたのような人は彼の好み。ただ、すごく部分的で、とっても好きなところもあればあなたに踏み込んでほしくない一線があるみたいね」とのこと(死)。

3cmの宇宙 2 

2004年09月04日(土) 0時11分
 お目当ての夜景スポットは、丘の上の住宅街を抜けた先にありました。昔行った湘南平に少しだけ似ています。坂を上がりきると、送電線と変電所。畑。秋の虫がたくさん鳴いていて、変なクルマは見あたらない(怖そうなクルマがいたら止めようと怯えていたので)。少佐に促されて左の奥の方へ…が、真っ暗。本当に、夜目がまだ効いてこないし知らないところなのでまるで地面もわからない。
「まずい、何も見えんのですが…」
 とか言っているうちにぼんやりと少佐の姿と地面が浮かび上がります。だけど、細いむき出しの土の上をヒールで歩くのは大変です。怖々と歩く私に、少佐が小声で「ごめん、ヒールだと歩きにくいね」。ここで手でも差し伸べてくれたらカッコイイのに、少佐はそれはしないんですね。
 そろそろと下って、また上り出す頃、一瞬少佐の足が止まります。また声が小さくなり、「…先客がいらっしゃるね」
「誰かいるの?」
「うん、話し声が聞こえる」
(なんでわかるんだ…コオロギ・オーケストラしか聞こえんぞ)
 坂を上がってふと左の方を見上げると、木の下にベンチでもあるのか、うら若い(多分私らより若い)カップルが寄り添って座っています…やましいことはしてないようですが、こっちは「ただの友達」なワケで、なかなか気まずいものを見てしまったとしかいいようがありません。
 そのカップルを見て見ぬフリをして更に歩き、畑の真ん中に出るとうっそうとしていた木々も切れ、丘の上に一応ふたりだけになります。少佐も、「昔行った大井松田のほうに、地形は似てるよね」と思い返します。しかし。
「ガスってるね…」
「やっぱり夏はダメか…」
「台風来るしね…」
 白っぱけてるんですよ。目の前は開け、本当ならベイブリッジも煌めく横浜港もランドマークも見えるはずなのに。雨こそまだ来ていないけれど、かなりのガスが出ているので良く言えば幻想的、悪く言えば灰色。
「…ここ、どうやって見つけたの?」
 振り返ると、すぐ斜め後ろに少佐がいます。身長差は17cm、しかも私の方が低い位置に立っているので振り仰ぐような感じです。ノースリーブの左腕に、少佐のシャツの袖が当たっています。お互いの腕はすぐ真横、多分3cmも離れていないので体温は確実に感じる。だけど、その手を取り合うことはありません。 

3cmの宇宙 1 

2004年09月03日(金) 23時03分
 天気がどうにもアヤシイのですが少佐ご指名の夜景デーです。今日は横浜に20時前集合の予定。ところが私が遅れて会社を出たため金出して東横に飛び乗ったら、なんと、「こちらは今鶴見。関内北口でいい?集合」
 激怒モンですよ。
 日本大通り駅から関内に歩くのは(方向感覚に)自信がなかったので横浜で乗り換えましたが、東横とJRの乗り換えって大変なんですよ、まったくもー。ついでにメイク直しなんぞやってたら時間がどんどん経過。桜木町まで来た時、「もしかして、南口にいたりする!?」という危機メールが。隣の駅まで来てるんで勘弁してくださいって感じですわ。
 だけど関内に着いた時の私はもう「リンちゃん」モードになっているのでそんな怒りはそっちのけです。改札を抜けた私に気づいて少佐が一歩前に出たところで、アノ『ナース』ワンピを来た私が登場です。
「ごめんねぇ〜っ!すごい待たせて」
「電車なかった?」
「東横からの乗り換えでウロウロしてるうちに電車が行っちゃったみたい…京浜東北のホーム着いたらガラガラなんだもん」
「ああ、じゃあタイミング悪かったんだね。…さて、今日は沖縄料理と和食、どっちがいい?」
「沖縄っ!お腹空いたぁ〜!!」
 てな感じで、そこらへんにいるフツーの男女連れと変わりません。先ほどまで少佐は職場復帰を果たした先輩のお祝い会に出ていたので(私が会社出たら抜け出す約束で)、その人の話を聞きながら沖縄料理屋へ。ビルの階段を上りながら、先を行く少佐の足下を見ると、おお、先日買わせたニコルのスニーカーを履いています。
「あ、ちゃんと履いてるー!モデルさんだーモデルさんだー」
「おい、バカにしてるだろ」
「してないもーん。ホントに格好良かったよ(※写真)」
 スネ夫君がドアを開けると、床には水面が…エイが遊泳している姿が映し出されています。中は丸い空間で、シブイ色合いのしっくい壁素材で建てられ、バーカウンターが弧の字を描いています。相変わらずスゴイとこを見つけてきます。しかし、予約をしていなかったため、20時半を回っていると言えど金曜故満席。しょうがないので和食屋へ流れるのでした。

デザイナー改造計画 

2004年08月29日(日) 23時03分
 「9/3の晩にメシと夜景!」と決めた舌の根も乾かないウチに、また少佐からメールです。今度の話題は長嶋ジャパンがオーストラリアに負けてしまったというのと、金メダル確実視されている人やチームほど負ける、でした。
 本題は、勤務先の紹介資料にインタビューで登場することになり、しかも撮影まであるという。んで、おしゃれ服を買いたいので付き合って〜!という泣き言でした。
 少佐の服装ですが、実は非常にまちまちです。まず高いものはありません。そんな中でわりと洒落たものをチョイスするのが得意なので普段はあまり気にもなりませんがひどい服は本当にひどいです。一緒にいるのが苦痛になります。そんな少佐ですからパリっとしていてお洒落で見栄えがするなんてのはブランドものしかあり得ない=僕は買ったことがない…!というスパイラルに陥ったのでしょう。しょうがないので銀座に出るまでの約束で横浜で買うことにします。男性ファッション誌はさすがに手に取れないので、『ラピタ』などデザインものや一流ものを掲載している雑誌を買って雰囲気や系統を考えます。周りにも聞きつつ私が決めたのは「ベージュかキャメルの変わったジャケットにカットソーか黒シャツ、ジーンズ、レザーのブーツかスニーカー」です。

 で、大雨の中バタバタの3時間買い物ツアーです。少佐が合宿明けでご飯を食べていないのでそれに付き合いつつお互いの方針を確認。ほぼ一致。で、アローズもブラックレーベルもいいものがありません。ポールスチュアートで渋く決めようと一瞬血迷いますがタダでさえ若く見える少佐にポールスチュアートのジャケットなんか着せても父ちゃんのにしか見えません。
「おかしい…そごうの5Fってこんなにツカエなかっただろうか…」
 そう呟きながら角を曲がるとカルバンクラインが。素通りしかけたんですが少佐がなんとなく振り返るので一緒になって首を後ろに向けると、なかなか洒落たボルドーレッドのジャケットがかけてありました。

ハットリ君か夜景か 

2004年08月21日(土) 23時02分
 花火大会が潰れ、お盆も終わって私が転職準備に忙しくなり始めた週末、少佐が長嶋ジャパンにかこつけてメールをよこしました。タイトルは『野球三昧』(※野球を表したのは絵文字のボール)
「今日の台湾戦見た?ヨシノブ打ったねーかっこよかったねー。」
 彼は横浜も巨人も勝ったし、草野球でもヒットが打てたとかで大変ご満悦のご様子。基本的に少佐は気分にムラがあるので、言いたいようなネタがあるとなんでもないことでもメールしてきます(京浜東北線が止まった、とか、聞いて!試しにMacに無線ボード差したらどこかの家のアクセスポイント拾えちゃったよ、とか)。そのかわり、自分的にオイシクなかったりつまんない日々だと何もしてこない、こっちはヒヤヒヤものの性格です。
 こういうメールが来る時はたいていデートの誘いをついでにしてくるのが常で、今回は「28日の花火は見られないけれど、29日の日曜日は空いてない?」ココまでは良かった。でも、次の文は「忍者ハットリ君の映画やるのでちょっとみたいんだよね。サンダーバードでもよし。よければご検討くださいな」
(…ハットリ君!?→スマスマ慎吾!?)
 少佐の「ご検討くださいな」は鬼門である。自分的には既に盛り上がっていて、結構楽しみにしちゃっているフシがいつもある。29日の夜は12時間耐久の打ち上げである。できれば出ずっぱりで予定を入れたくない。でも、これは映画の1本でも見ないと収まりそうにない…。
 だけど、ハットリ君はイヤである。慎吾の演技はどうしてもスマスマにしか見えない。ましてや「ニンニン」である。そこで私は「あと、どうせならサンダーバードがいい」と一蹴しました。多分少佐的には「ニンニン」の方が良かったのでしょうがケチな少佐が映画をおごってくれるわけもなく、かといって見たくもない映画に2000円近く払えるほど私もお金に余裕がある訳じゃありません。
 そうしたらそれが通じたんでしょうか、「LOVERSも面白いかも」という返事が来ます。でも、また少佐のわがままが続きます。
「でもまた夜景はおあずけになりそうですな(^^;)」

支えられるということ 

2004年08月16日(月) 20時15分

 昨夜のメール送信事件は、倫子の気持ちを中途半端に軽くしただけで終わった。
(このまま、今度は少佐から音信不通になってしまったらどうしよう…。私は花火を断られた(※状況が許さないためでおそらく他意はない)私はもう何も出来ないのだ)
 ここまで卑屈に成り下がっていただけに、メールの返事がちゃんと来て、「卓球の愛ちゃん見てる」という何でもない話がついてきたことで、多少、本当に多少だが、首の皮一枚繋がっているという気にはなった。
 またしても「おやすみ」ではなく「ではまた〜」だったのが怖いことには変わりがないが。

 しかし、思えば再会してから今まで、少佐の方が常に倫子を励ましていた。
 毎週日曜の夜、「明日からまた適当に頑張ろう」とか、デートのある週の初めなら「頑張って週末を目指そう!」といった具合に。倫子のレースの練習日の夜には「筑波はどうだった?」、12時間耐久の直前だと、「週末は少しは涼しくなるっていうから、本番は楽かもね」そして、当日の朝は「レースの真っ最中かと思います。暑さに気をつけて。幸運を祈る!」
 忘れていたというよりは、意識をしていなかった。メールで励まされるという「状況」が嬉しかったばかりで、そこにあった少佐の言葉の真意をみていなかったのではないか、と。
 再会して最初の頃は、浩明との教訓もあって、よく労りの枕詞をレスの一行目に入れていた。だが、最近は安心感からだったのだろうか…気を遣って、言葉を選んで励ます、ということを忘れていたかもしれない。
(私は、水原さんに励まされれば舞い上がるほどに嬉しい。でも、水原さんは私なんかから労られたって、どうも、くらいにしか思わないのだろう…)
 倫子の卑屈で素直になることを極度に怖がる本質が、実は、倫子の首を一番絞めているのかもしれない。
(でもな〜私が優しく可愛い女の子になっても、キモチワルイだろ)
 少佐の前では完全にキャラクターが自動で入れ替わることはまだしも、優しくて可愛いくておとなしいなんて、それはもはや倫子ではない、どこかの誰かさんである。
 倫子が得する女性になるには、もうしばらく時間が要りそうである…。
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